戦争反対のTシャツ拒否で炎上…「何千人も死んでる中東は無視か」とサッカー選手釈明・・に思う!
戦争の問題とスポーツ競技のことを混同してはいけない。戦争反対のTシャツを強制することも、行き過ぎてはいけない。大切なのは、Tシャツを着ることではないはずであり、スポーツの中でその意思を表現することでもないはずである。このトルコ人の心情や思いは、全く知らないが、このことによって彼がいっぴう的に非難を浴びせられるのは、もはやSNSによる爆弾投下行為と言えるのではないか。
サッカー界でもウクライナへの支援と、ロシアへの反発が広がっている。
選手たちが試合前に戦争反対を訴えるTシャツを着ることも多くなっているが、それを拒否したトルコ人選手が物議を醸しているようだ。
「No War」というTシャツを着ることを拒んだのは、トルコ2部エルズルムスポルに所属する33歳のDFアイクト・デミル。
‘Savaşa hayır’ tişörtü giymeyi reddeden futbolcu Aykut Demir: İçime sinmedihttps://t.co/VQDvLzE7ZE
— T24 Spor (@T24spor) February 28, 2022
この行為で批判を受けることになった彼は『Anadolu』でこう釈明したという。
アイクト・デミル(エルズルムスポルDF)
「毎日、中東では何千人もの人が死んでいる。
そこでの迫害を無視し、声を上げない人間たちは、ヨーロッパになると声を上げる。
そういう国のために作られたものではなかったので、自分は着たくなかった。
もし、着ていたら、良心の呵責があったはずだ。
世界のどこかで戦争があることは悲しい。自分は罪なき人々の痛みを分かち合う」