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『なぜ井上尚弥は判定濃厚の展開から11ラウンドKOで歴史的4団体統一に成功したのか…「オレを倒しに来たのじゃないのか?」』の記事の要約
世界では9人目の偉業で、4つのベルトすべてをKOで獲得したのは世界初の快挙。
モンスターは自らを鼓舞した。
「KOで勝つ準備をしてきたのに判定ではやりきれない」
11ラウンドが始まるコーナーで、井上は、両手を交互に天井に突き上げ、両足でキャンバスをドカドカと踏みKOを予告した。
防御一辺倒のバトラーのスタイルに大橋会長は「倒すのは難しい。もう判定勝利かな」と覚悟していたが、そのアクションを見て「まさか行く気なのか」と目を丸くした。
井上がバトラーに襲いかかる。
左右のフックでロープに詰めると、殺意をこめた左ボディをエルボーブロックのスキを突いて叩き込んだ。
バトラーはうつ伏せに倒れた。
レフェリーが10カウントを数えると、英国人は腹を抱えて大の字になった。
井上はリング上でジャンプして父の真吾トレーナーと抱き合った。
2018年5月にジェイミー・マクドネル(英国)からWBAのベルトを獲得して以来、4年7か月の歳月を経て、日本初どころかアジア初。
Compuboxの非公式のパンチ統計によると井上が繰り出したパンチが665発で151発のパンチが的中。
一方のバトラーは半分以下の301発で的中パンチは38発。
4本のベルトを前に井上が安堵した表情を見せると、大橋会長は感激のあまり「ブラボーでしたね」と、思わず流行語が口を突き、「判定勝ちとKO勝ちでは200%違う。大きい試合で価値ある試合をした。すごい1日でした」と、愛弟子を称えた。
2ラウンドには、もうパドラーのパンチも見極め、スウェーでひょいひょいと外し、ロープを背負わせ上下になんと高速の7連打。
3ラウンドにもコーナーにつめ、ガードの上からでも腕が折れるんじゃないかというほど全力の右フックを3発。
7ラウンドにはノーガード、“アリシャッフル“で、バトラーをあざ誘い、8ラウンドにはなんと両手を後ろで組んで顔を突き出した。
山場が減り、序盤には「いつ終わるか」と身を乗り出していた会場からは「バトラー!カネ返せ」のヤジが飛ぶほど。
9ラウンドに右ストレートがアゴを捉え、10ラウンドにはロープにつめて左ボディがめりこむ。
ジャッジペーパーは10ラウンドまで3人全員が井上にフルマークをつけていた。
試合後、バトラーは井上の凄さを語り尽くした。
井上のすべてに支配されて守備的戦術を変えようがなかったのだ。
実は、バトラーは当初、井上戦を拒否した。
まだ1度も防衛していないのにモンスターが相手では分が悪い。
リング上で井上は、この試合を受けてくれたバトラーにリスペクトの言葉を送った。
KO負けだけを避けるような試合のスタイルは醜かったが、このリングに上がった勇気は称えられるべきものだった。
場外では注目度を示すような大混乱が起きていた。
今回の試合は地上波放送はなく、NTTグループの「dTV」、「ひかりTV」でライブ配信されたが、アクセスが殺到したため、登録する際に必要な認証番号が制限時間内にSMSで届かず登録できない事態が多発。
NTTは急きょ、井上の試合開始の1時間50分ほど前に登録せずとも視聴可能になるよう無料開放した。
なぜ井上は判定濃厚の展開をチャンピオンズラウンドで打開できたのか。
拠点になったのはマニー・パッキャオが練習を積み、名トレーナーのフレディ・ローチ氏のいるワイルドカードジム。
野邊優作さんという定時制4年のボクサーに判定負けを喫し、その年の全日本選手権でリベンジを果たそうと燃えていたが、相手が予選で負けて再戦のチャンスがなくなった。
だが、プロになり、3階級を制覇、3団体統一王者となり、出稽古はなくなり、「やるかやられるか」の究極の緊張感は薄くなっていた。
真吾トレーナーが井上に言った。
忘れていた勝負師の凄みを取り戻した井上を大橋会長は「1.5倍」強くなったと言い、井上は「メンタルが強くなった」と言った。
減量の厳しいフルトンには、フェザー級転向の話が具体化していて、元WBA、WBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロア(25、米国)とのWBC世界フェザー級暫定王座決定戦での再戦が承認されている。
岩佐亮佑(セレス)らと戦い、日本では馴染みの深いマーロン・タパレス(30、フィリピン)との指名試合を指令されており、井上の読み通りにスーパーバンタム級の世界挑戦は簡単には進まない。
(元記事の出典:RONSPO)
『なぜ井上尚弥は判定濃厚の展開から11ラウンドKOで歴史的4団体統一に成功したのか…「オレを倒しに来たのじゃないのか?」』についてTwitterの反応
かきみ大志朗(大阪府議会議員・岸和田市)
@daishirou9774昨晩、世界4団体王座統一戦井上尚弥vsポールバトラー岸和田市のワカモノが応援動画にてエールを送っておりました。井上選手が勝利アジア人初、世界9人目の 4団体統一王者に。ワカモノの活躍は日本中に勇気を与えてくれます… https://t.co/cYL5rTqdVT
stone
@GoingStoneあらためて井上尚弥VSポールバトラーの試合、新井英樹のRINにおける凛VSジョージみたいな、誰に何と批判されようとも勝つために最善を尽くし続ける様を見たようでバトラーに対して本当にお疲れ様と言いたい。井上は次の階級でどこまでやるか知らんが敵はちゃんといるんだろうか。
兄貴祭り
@Aniki_Matsuri井上尚弥vsポール・バトラーを見た4団体統一王者の怪物は勿論凄いが、超人に挑んだイギリス紳士も讃えたい素人目には、それまでノーガードしたり、まるでスパーの様にも見えたのに11ラウンドで豹変したのは何か意図があったのかだけ気にな… https://t.co/tcCSNxt6Tf
DIVINE
@DIVINE_hair井上尚弥vsポール・バトラー11RTKO勝ちで統一王者誕生!ガードを固めて足を使うバトラーを始終追いかけて圧倒。やっぱ強い!#boxing #井上尚弥 #世界バンタム級4団体王座統一戦 #世界バンタム級4団体統一王者… https://t.co/KorJfaoaRf
ひりゅっ
@hiryu_rakutenバトラーがあんだけ亀になって手を出さないから、井上尚弥はノーガードで挑発したりガード固めずに仕掛けてTKOしたのに、井上尚弥のディフェンスに文句つけるポールバトラーさん好き
ショーリ
@hopesong17ポール・バトラー、井上尚弥のパンチは「予想よりも強かった」4団体統一王者の実力に感服『NTTドコモ Presents PXB WORLD SPI... https://t.co/mfXUxbYPrl @YouTubeよりボディが効いたらしい
花巻のToshl/ トシヤ
@hanamakinoToshIしおパンおはようございます☀️🌱昨日の井上尚弥vsポールバトラー戦、勝ちましよ!11R KO勝ち👊 相手を自分のボクシングをさせてくれないくらい圧倒してました💥💨#fmi_axel
8本足のタコ
@7hzYZViE2lSZGJC井上尚弥がポール・バトラーにKO勝利して4団体統一王者に。井上は「勝って当たり前」や「何ラウンドでKOするか」みたいな雰囲気の中で戦ってちゃんと結果を出してるから凄い。ジャンクSPORTSで何を買ってもらうか考えておきましょう。#井上尚弥
FASTER-Racing キノ
@yu5152shin井上尚弥の試合凄かった( ・`д・´)相手のポール・バトラーもクリンチとかで逃げたりしないでかっこ良かった( ´-`)