【極悪女王】ダンプ松本は本当にフォークで刺していたのか?—その衝撃的な真相と背景を徹底解説!
(出典 pbs.twimg.com)

「極悪女王」は、2023年にNetflixで配信された日本のドラマシリーズで、女子プロレス界の伝説的なヒールレスラー「ダンプ松本」を描いた作品です。

このドラマでは、ゆりやんレトリィバァがダンプ松本を演じ、そのキャリアや個性を余すことなく伝えるため、リアリティを追求した過激な演出が話題になりました。

特に注目を集めたのが、ダンプ松本が試合中にフォークを凶器として使用するシーンです。

彼女のフォーク攻撃はプロレス史に残るものであり、実際にフォークで相手を刺していたという噂が広く流布されています。

しかし、それは単なるフィクションではなく、実際に起こったことなのか、今回はその真相に迫ります。

フォーク事件の実際:1985年の衝撃的な試合

1985年3月19日、茨城県の勝田市民体育館で行われた試合は、ダンプ松本と大森ゆかりの一戦でした。

この試合で、ダンプが自ら持ち出したフォークを大森が奪い、ダンプの腕に刺し、さらにフォークが刺さったまま試合を続行したというエピソードが話題となりました。

流血するダンプ松本の姿は、観客に強烈なインパクトを残し、試合後もその話題は尽きませんでした。

この試合は、テレビ放送では規制され、一部カットされましたが、現地で観戦したファンにとっては忘れられない衝撃的な光景となりました。

この事件をきっかけに、ダンプ松本の「フォーク使い」としての凶暴なイメージはさらに強まりました。

フォーク攻撃の歴史とダンプ松本の象徴的な凶器

ダンプ松本といえば、フォークを凶器として使う過激なパフォーマンスが代名詞です。

しかし、フォークだけが彼女の凶器ではなく、竹刀や鎖なども使用していました。

これらの凶器攻撃は、ダンプが所属していた全日本女子プロレスでの試合でよく見られた手法で、特に「デスマッチ」や「ハードコアマッチ」と呼ばれる過激な試合形式では武器の使用が許されていました​。

女子プロレスにおいて、男性レスラーが使う凶器攻撃がほとんど見られなかった時代に、ダンプ松本のスタイルはまさに衝撃的でした。

彼女の凶器攻撃は、「悪役(ヒール)」としてのキャラクターを強調するための演出の一環であり、観客を引きつけ、試合に緊張感を持たせる重要な要素でした。

その後、フォークを使った攻撃はダンプ松本の象徴となり、彼女がリングに登場するたびにファンはその凶器を期待するようになりました。

彼女がフォークを使うたびに、会場は熱狂し、プロレスのエンターテイメント性が一層高まっていったのです。

フォーク攻撃は本当に「刺していた」のか?

フォーク攻撃の真実:ダンプ松本がフォークを使って攻撃したという話は、単なる都市伝説ではありません。

1985年4月26日に鹿島町立体育館で行われた試合で、ダンプ松本は対戦相手のクレーン・ユウに対してフォークで攻撃を仕掛けたことが確認されています。

この試合の映像はYouTubeにもアップされており、実況でも「フォークで…」と明確に言及されています。

また、同年3月19日に勝田市民体育館で行われたフジテレビ杯争奪ジャパングランプリ「スプリング・センセーション’85」では、大森ゆかりがダンプ松本からフォークを奪い、彼女の腕に刺すというシーンもありました。

この時、ダンプ松本はフォークが刺さったまま試合を続行したとされています。

ダンプ松本が実際にフォークで相手を刺していたのかという疑問に対しては、「演出」であったと見るのが現実的です。

プロレスはエンターテイメント性を重視したスポーツであり、リング上で行われる行為の多くは、観客に見せるための「演技」が含まれています。

もちろん、フォークを使った攻撃はリアルな危険を伴うものでしたが、実際に致命傷を負わせるような行為が意図されたわけではありません。

フォーク攻撃は視覚的に非常にショッキングなものであり、その凄まじさが観客を魅了しました。

流血シーンはプロレスの醍醐味の一つでもあり、試合が激しさを増すほど観客は興奮しました。

しかし、これらの攻撃はあくまで「演出」の一部であり、レスラーたちは安全を第一に考えながらも、最大限の迫力を演出するために凶器を使用していたのです。

ダンプ松本の現在:フォーク攻撃の継続とその意味

驚くべきことに、ダンプ松本のフォーク攻撃は現代でも続いています。

1980年代の全盛期から40年以上経った現在でも、彼女はプロレスのリングに上がり、フォークを使った凶器攻撃を行っています。

2023年11月の試合でも、ダンプ松本は渡辺智子選手の額をフォークで攻撃し、流血シーンが展開されました。

このように、フォーク攻撃は単なる過去の演出ではなく、現代においても続く「ダンプ松本の象徴的な技」として根強く残っています。

フォーク攻撃は、ダンプ松本の悪役キャラクターを引き立てるだけでなく、女子プロレス界の一種の「伝統」や「文化」としても定着しているのです。

これは、彼女の存在がいかに女子プロレスに深く根付いているかを物語っています。

ダンプ松本がリングに上がる際には、ファンは未だに彼女のフォーク攻撃を期待し、試合の過激さとエンターテインメント性を楽しみにしています。

こうした「極悪女王」としてのキャラクターは、単に試合を盛り上げるだけでなく、プロレスそのものの魅力を象徴しています​。

まとめ

ダンプ松本がフォークで相手を刺していたというのは、実際に1980年代の試合で起こった事実でした。

しかし、それはプロレスというエンターテインメントの一部であり、過激な演出として行われたものでした。

彼女のフォーク攻撃は当時の女子プロレス界に衝撃を与え、現在でもその名残は続いています。

フォークという凶器は、ダンプ松本の象徴であり、彼女の試合に独自の過激さを加えるものとして、長くファンに愛されています。

プロレスのヒールレスラーとして、彼女がいかに重要な役割を果たしてきたか、そしてその凶器攻撃が女子プロレスの一つの歴史を築いたかが分かります。

FAM8

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