2024年3月3日に放送された『がっちりマンデー!!』では、「社員が○○だらけの会社」がテーマで、3つの企業が紹介されます。
その中で、特に注目されるのは、野呂侑希さんが代表取締役を務める「燈(あかり)株式会社」です。
この会社は、社員がほとんど東大出身者で、データとアルゴリズムを活用して産業のDXに取り組むために「燈」という会社を立ち上げました。
彼は現役の東大工学部生であり、AIの研究に取り組んでいる野呂侑希さんとは、どんな人物なのでしょうか。
今回は、学生起業家の野呂侑希さんについてまとめます。
Contents
野呂侑希はどんな人物か?野呂侑希のWikiプロフ!
燈(あかり)株式会社のCEOである野呂侑希さんは、中学生の頃に、ドラマなどで起業家を知り、その時から「起業家ってかっこいいな」と思っていたそうで、現在(2024年時点)は、現在東京大学工学部に在籍しています。
高校1年次からハッカソン(Hackathon)に参加していて、ハッカソンとは、プログラムの改良を意味する「ハック(hack)」とマラソン(marathon)」を組み合わせた造語で、アプリやシステムの開発を担当するエンジニア、デザイナー、プログラマーなどが集まり、集中的に開発を行うイベントです
その中でYahoo! Open Hack Uで審査員特別賞を受賞しました。
名 前:野呂 侑希(のろ ゆうき)
誕生日 :1999年生まれ
出身地 :神奈川県
出身高校:東京学芸大学附属高等学校
出身大学:東京大学工学部
経営企業:燈株式会社代表取締役
出版執筆:【日本を照らす燈となる】燈株式会社 代表取締役CEO 野呂侑希
受賞資格:Forbes JAPAN 30 Under 30 2022(2022年9月)東大松尾研究室GCI優秀賞(2020年1月)Yahoo! JAPAN Hack Day 審査員特別賞
東京大学に入学後は、休学して、AIスタートアップでフルコミットのエンジニアインターンとして活動しました。
その後、人材会社を子会社として創業し、代表取締役として成長させました。
さらに、東大松尾研究室主催のGCI(2020summer)で優秀賞を受賞し、松尾研究所では上場企業とのAIプロジェクトにエンジニアとして参加する傍ら、企業向けの共同研究提案やコンサルティングも行っています。
最終的には2021年に燈株式会社を創業し、代表取締役CEOとして就任しました。
東京大学に在籍しながら、燈株式会社は、順調に成長し、3期目を迎えたことを発表しています。
野呂侑希さんは、わずか24歳(2024年時点)で、すでに100人を超える社員を抱える企業の代表取締役を務めています。
さらにその社員の多くは、東大生だらけで、AIを活用した建物と会話できるアプリを開発し、日本のゼネコン売り上げTOP10の会社と取引があるものすごい企業を率いていると、2024年3月3日に放送された『がっちりマンデー!!』では、放送されていましたから驚きです。
そんな野呂侑希さんが代表取締役を務める「燈(あかり)株式会社」とはどんな会社なのでしょうか?
野呂侑希CEOの「燈(あかり)株式会社」とはどんな会社?
野呂侑希さんが代表取締役を務める「燈(あかり)株式会社」は、データとアルゴリズムで産業のDX(デジタル・トランスフォーメーション:デジタル技術を活用して企業のビジネス環境の変化に対応し、競争上の優位性を確立すること)を手がける会社だそうです。
パートを含めた従業員数は、100名を超えていて、従業員の7割が東大工学部・理工学部出身のエンジニアという「燈株式会社」、そのようなエンジニアたちの力を結集し、建設業を含む建物に対して、AI技術を活用したサービスを提供しています。
建物や工事現場、設計図などの書類をデータ化し、AIによる判断や処理によって業務を効率化しています。
さらに収集したデータから、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の3Dモデルを半自動生成する研究を進めています。
クライアントには大成建設や東洋建設などが含まれています。
日本の建設業界は人手不足や高齢化という構造的な問題を抱えていますので、そうした状況に対し、AIの技術を活用して解決したいという思いが起業の原点にあるそうです。
野呂侑希さんの夢は、GAFAMと肩を並べる企業で、会社の名前「燈」には、「情熱を燃やし、世界の頂点に到達する」という大きな目標が込められています。
野呂侑希CEOの経歴は?
- 高校 1 年次よりハッカソンに出場。Yahoo! Open Hack U で審査員特別賞受賞。
- 東京大学入学後は、休学して AI スタートアップにてフルコミットでエンジニアインターン。
- 人材ビジネス会社「ann株式会社」を創業(現在は代表を退任し、子会社化)
- 人材会社を創業(子会社として)し,代表取締役としてグロース。
- 東大松尾研究室主催の GCI (2020summer) で優秀賞受賞。
- 松尾研究所にて企業提案と共同研究に従事。
- 2021 年に「燈株式会社」を創業。(創業時、東大2年生)「Forbes JAPAN 30 Under 30 2022」受賞。
10代の頃、彼が興味をもちそうな記事を、祖父母が切り抜いては渡していたのだそうです。
中学生の時から憧れていた起業家を目指し、ついに実現した野呂侑希さんが最初に立ち上げたのは人材ビジネス会社でした。
具体的には、ウェブ広告を活用して、就職活動中の大学生を企業の合同説明会に誘導するというビジネスでした。
収益化は順調だったようですが、社会への貢献度に疑問を感じ、代表を辞任しました。
起業の夢をあきらめかけていた時、東大の松尾教授(AI研究の第一人者)と出会い、自分の進むべき道が明確になったそうです。
東大進学後もAIの第一人者である松尾豊教授が恩師となり、影響を受け続けているようで、自分の気持ちに気づき、「多くの人を単純作業から解放したい」という想いを抱き、AI企業を起業することを決意しました。
学んだAI技術を駆使したシステムを、大手企業に売り込む経験を重ねながら、「燈株式会社」への創業を成し遂げました。
野呂侑希さんが会社を創業する直前、祖母が新聞記事を切り抜いてくれていましたが、その直後に他界されました。
自分が立ち上げた会社の記事を祖母に見せることができなかったことが悔やまれますが、「自分たちがこれからどんどん活躍すれば祖父にも見てもらえるし、いつか祖母にも届くだろうと思っています」と語られています。
世界に存在する全てのものは、誰かが誰かのために作られたもの・・野呂侑希さんは、AI起業家として、「人々の幸せ」に貢献したいと考えている。AIによる恩返しは彼のモチベーションと言えるだろう。
まとめ
今回は、2024年3月3日に放送された『がっちりマンデー!!』二紹介された東大在学中に起業し、現在も加速度的に成長を続けている「燈株式会社」の代表取締役である野呂侑希氏についてご紹介しました。
高校時代からAIに関する豊富な知識を持ち、積極的な行動によってAI業界でも素晴らしい成果を上げ、在学中に2つの会社を立ち上げた野呂さん。
今後も建設業界にとどまらず、様々な分野で活躍されることを期待しています。