【第５回ＷＢＣで“大谷ルール”採用も】『大谷翔平　侍ジャパンに追い風…２０２３年春』についてTwitterの反応

２０２３年春に開催予定の第５回ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）で“大谷ルール”が採用される可能性が２日、浮上した。

エンゼルス・大谷翔平投手（２７）の活躍をきっかけに今季ＭＬＢでつくられた「先発投手が降板後もＤＨとして出場可能」という新ルールを、国際統括団体である世界野球ソフトボール連盟（ＷＢＳＣ）も適用すると判明。

ＷＢＳＣ公認大会であるＷＢＣで導入される可能性が高まった。大谷は１日（日本時間２日）、敵地・アストロズ戦に「３番・ＤＨ」でフル出場。投打でメジャー通算５００試合目の節目を、１８号ソロで飾った。

“大谷ルール”が早くも国際基準として認められた。

五輪や国際大会を統括するＷＢＳＣがこのほど発表した野球ワールドカップ（Ｗ杯）の競技規約に、ＤＨ（指名打者）を解除して打順に入った先発投手について「守備につかずに降板した場合、そのままＤＨで打順に残ることができる」と明記された。

２９日から台湾で行われ、井端弘和監督率いる日本代表も出場するＵ―１２Ｗ杯から適用される見込みだという。

メジャーでも恩恵を受けているのは大谷しかいないという“大谷ルール”。

１イニングしか投げない昨季の球宴で２打席立つための特別ルールとして採用されると、今シーズンからは正式にルールとして認められた。

大谷は今季、ここまで１３試合に登板しているが、全試合で“リアル二刀流”として「投手兼ＤＨ」として出場。

登板した試合は打率２割９分４厘で、ＤＨで出場した試合以上の成績を残し、才能を存分に発揮している。

侍ジャパンにも追い風になるかもしれない。

第５回ＷＢＣは来春開催予定。ＷＢＣはもともとＭＬＢがたちあげ、ＷＢＳＣが公認した世界一決定戦。

両者が認める“大谷ルール”が適用される可能性は、十分にある。メジャーリーガーの出場はチーム状況や、契約内容によって変動するため大谷の出場は不透明だが、出場がかなえば、東京五輪に続く世界一へ大きなピースになるのは間違いない。

大谷はこれまでＷＢＣの出場はなし。

１７年の第４回大会は一度はメンバー入りしたが、右足首を痛めていた影響で出場を辞退した。

ＷＢＳＣが主催した１５年のプレミア１２には出場して準決勝の韓国戦で７回１安打無失点、１１奪三振と好投したが、打者での出場はなく投手に専念し、３位に貢献した。

世界大会で二刀流を披露したことはまだない。

かつては否定的な意見も多かった二刀流。野球の常識が、大谷の存在で変わりつつある。

◆大谷と国際試合　花巻東高３年で出場したＵ１８世界野球選手権（ソウル）では投打で出場。３４打数１１安打７打点、打率３割２分４厘で４番を担い、投手では２登板で１０回１／３を５失点だった。１４年１１月には日米野球に投手で出場し、２登板で防御率０・００。１５年１１月の第１回プレミア１２はエース格として投手に専念して準決勝に先発するなど２登板で、１３回無失点でベストナインに輝いた。１６年１１月の強化試合４試合には打者で出場。東京Ｄの天井に消える規格外の二塁打を放つなど、１１打数５安打の打率４割５分５厘で１本塁打も放った。

◆大谷ルール　今季から大リーグでは、打順に入った先発投手が降板後も指名打者として出場を続けられる新ルールが採用されている。ルール改正によって大谷は先発登板した試合で、最後まで打者出場が可能。このルールを活用できるのは投打でハイレベルな大谷だけのため“大谷ルール”と呼ばれている。

出典：報知新聞社

（出典 static.chunichi.co.jp）