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『「マクドナルド値上げ」が突きつける日本の厳しい現実…給料が安すぎる国ではマクドナルドにすら行けない』の記事の要約
なぜ日本社会はこうなってしまったのか?
話題の新刊『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』では、〈昼食は必ず500円以内、スタバのフラペチーノを我慢、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変でウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢、サイゼリヤは神、子どもの教育費がとにかく……〉いった切実な声を紹介している。
物価は上がるが給料は安いまま…
マクドナルドが1月16日から8割ほどの商品を値上げすると発表し、大きな話題になっている。
改定幅は「バーガー類単品、バリューセット®、ひるまック®、ドリンク類は10円~50円、チキンマックナゲット®15ピースは120円、ポテナゲ特大は150円など」と発表されている。
ネット上では、「気軽に行けなくなる」「給料上がってないのに値上げかぁ」など非常に多くの反応が見られる。
『年収443万円』では「子どもに知的障害、借金地獄……マクドナルドにも行けない窮状」と題し、世帯年収400万円の介護ヘルパーの方のエピソードを紹介している。
家族で3000円も4000円もかかるから、「dポイント」を使って買うしかないです。
一方で、その介護ヘルパーの方は、〈介護職の賃上げといって、国が月9000円上げると言ったじゃないですか。
2022年11月の実質賃金が前年同月比3.8%減というニュースも報じられたばかりですが、「給料は安いままで物価だけが上がる」という現実にどう向き合えばいいのか。
『年収443万円』では、平均年収前後の人々がどのように生活しているのか、現在の年収をどう思い、どういうところにお金を使い、どのようなことを不安に感じているのか、詳細なエピソードとともに掘り下げている。
いま私たちはどんな社会に生きているのか、なぜ日本はこうなってしまったのかを考えるきっかけになるだろう。
(元記事の出典:現代ビジネス)