ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、2022年2月24日に開始され、2024年2月24日に2年が経過しました。
ロシアによるウクライナ侵攻は終わりの見えない状況です。
その中で、ウクライナの首都キーウに滞在し、流暢な日本語で現地の状況を日本に発信し続けている人物がいます。
その人物こそが、ボグダン・パルホメンコさんです。
戦争という極限状態の中で、彼の勇気ある姿勢には感動しまし、彼の発信する情報は、テレビで見るニュースとは異なるリアリティがあります。
この機会に、ボグダンさんについて詳しく知りたいと思いませんか?
そこで、「ボグダンが日本語が上手いのはなぜ?ボグダンのプロフや経歴の秘密!」と題して、ボグダン・パルホメンコさんについてご紹介します。
Contents
ボグダンさんプロフィール・生い立ち・経歴を紹介!
チェルノブイリ原子力発電所事故直後、母はキエフからドニプロペトローウシクに避難し、ボグダンを出産しました。
母親はキーウ工科大学の教授として講義や磁気開発の研究をしていたそうです。
ボグダンさんは、1990年、母親と共にソ連から日本の神戸に移住し、ソ連崩壊後も母と一緒に日本に残り、阪神・淡路大震災の際には東灘区で被災し、その後大阪に移り住みました。
大阪市立堀江小学校、大阪市立堀江中学校を卒業し、ウクライナに戻ってキエフにある高校、大学、大学院へ進学し、経済学部と情報アナリスト学科の修士課程を修了しました。
ボグダンさんの学生時代は通訳・コーディネーターとして、NHKや毎日新聞などで働き、オレンジ革命にも参加しました。
卒業後は、三菱商事に就職し、ユーロマイダンにも社会人として参加しました。
現在は、自身で立ち上げたSEPA LLCという貿易会社を経営し、主に日本や海外の美容製品をウクライナで販売しています。
また、2023年3月3日にはIT会社「Cyber Cossacks」を立ち上げました。
- 名 前:ボグダン・パルホメンコ(Bogdan Parkhomenko)
- 生年月日:1986年生まれ
- 出 身:ウクライナ・ドニプロ
- 年 齢:38歳(2024年2月現在)
- 出身小学:大阪市立堀江小学校
- 出身中学:大阪市立堀江中学校
- 出身高校:ウクライナに戻ってキエフで
- 出身大学:ウクライナに戻ってキエフで
- 職 業:経営者、コメンテーター、YouTuber
ボグダンさん日本語が上手い理由!
ここまで読んでいただいた方ならもうお判りだと思いますが、
ボグダンさんが日本語が上手い理由は、幼少期に日本に移住し、神戸に子どもの頃に住んで生活していたからです。
日本の在住期間は、4歳~14歳までの10年間にもなりますから、言語を獲得する大切な時期に日本に住んでいたことになります。
そして、大学院を卒業してからも日本商社のウクライナ支部で勤務していました。
そのため、日本語での会話だけでなく、日本の文化についてもよくよく精通されています。
ボグダンさんのご家族は高学歴!
2022年、ロシアのウクライナ侵攻により、家族は再び日本に避難しましたが、ボグダンさんは、ウクライナにとどまることを決意しました。
家族は離れ離れだが、SNSなどで連絡を取り合っているそうです。
ボグダン・パルホメンコの家族は、世界中で育ち、複数の言語を話す音楽好きな家族です。ロシアのウクライナ侵攻によって家族は離れ離れになりましたが、強い絆で結ばれています。
ボグダンさんの祖父は、ウクライナ科学技術センターの顧問であるウラジーミル・ドミトリエヴィチ・パルホメンコさんです。
さらに、彼はウクライナ技術科学アカデミーの創設者であり、元ウクライナ教育大臣でもあります。
ボグダンさんの祖母も科学者であり、母親も祖父母も皆科学者というのは驚きです。
また、ボグダンさんには弟がいるようです。
祖父:ウラジーミル・ドミトリエヴィチ・パルホメンコ
元ウクライナ教育大臣、現ウクライナ科学技術センター顧問
ウクライナ独立と核兵器放棄に携わった
神戸の震災経験者、日本人への感謝の気持ちを持つ
祖母:ナタリア・パルホメンコ
ウクライナ国立科学アカデミーの植物学者
父:ウラジーミル・パルホメンコ
日本語教師
1991年に家族で日本に移住
2022年3月にウクライナへ帰国、ボランティア活動に参加
母:ナタリア・パルホメンコ
ピアニスト
1991年に家族で日本に移住
2022年3月にウクライナへ帰国、ボランティア活動に参加
弟:アンドリー・パルホメンコ
IT企業勤務
日本語と英語に堪能
2022年3月にウクライナへ帰国、ボランティア活動に参加
ペット:ヨルカ
メスのヨークシャテリア
2022年6月に17歳で永眠
その他:
親戚はモスクワにも住んでいる
家族は音楽好きで、ボグダン自身もピアノを演奏する
ボグダンさんがウクライナの現状を発信する理由
ボグダン・パルホメンコ氏がウクライナの現状を発信する理由は、主に以下の5つが挙げられます。
1. ウクライナの人々の苦しみを世界に知ってもらうため
ロシアによるウクライナ侵攻によって、多くの人々が命を落とし、家を追われています。パルホメンコ氏は、こうしたウクライナの人々の苦しみを世界に知ってもらうことで、国際社会からの支援を呼びかけたいと考えています。
2. ロシアの戦争犯罪を告発するため
ロシア軍は、ウクライナで無差別攻撃や民間人への虐殺など、多くの戦争犯罪を行っています。パルホメンコ氏は、こうしたロシアの犯罪行為を告発し、国際社会からの批判を喚起したいと考えています。
3. ウクライナの真実を伝えるため
ロシア政府は、ウクライナ侵攻に関する偽情報を拡散しています。パルホメンコ氏は、ウクライナの真実を伝えることで、ロシアの偽情報に対抗したいと考えています。
4. ウクライナへの支援を呼びかけるため
ウクライナは、現在もロシア軍の侵攻を受けており、人道支援や復興支援が必要です。パルホメンコ氏は、ウクライナの現状を発信することで、世界中の人々から支援を呼びかけたいと考えています。
5. ウクライナの人々に希望を与えるため
戦争によって多くの苦難を経験しているウクライナの人々にとって、パルホメンコ氏の発信は希望の光となっています。パルホメンコ氏は、ウクライナの人々が希望を失わず、未来に向けて戦い続けることができるよう、活動を続けています。
最後に!
パルホメンコ氏は、ウクライナの人々の苦しみを世界に伝え、ロシアの戦争犯罪を告発し、ウクライナの真実を伝えることで、国際社会からの支援を呼びかけ、ウクライナの人々に希望を与えようとしています。