高い!?安い!?全てが謎に包まれた『ロシアの車 ワズ・ラーダ』についてまとめてみた
(出典 高い!?安い!?全てが謎に包まれたロシアのクルマに試乗!【UAZ 2206 ...)

高い!?安い!?全てが謎に包まれた『ロシアの車 ワズ・ラーダ』についてまとめてみた!

未知なるクルマ「ロシア車」という 古くて愛らしいルックスが放つ人気は、ひそかに続いています。

私も一時はとても憧れた武骨で丈夫そうな、そしてレトロ感にあふれた、以下にも機械的な乗り物・・・それがロシア産の車です。

軍用的に開発されているので、ダートな道でも難なく突き進み、汚れを気にしないアウト思考な乗り物ではないでしょうか。

 

日本でも意外と走っているロシア版ジムニー! 「ラーダ・ニーヴァ」が「生きた化石」と呼ばれるワケ

1977年から現在までずっと生産されている超ロングセラー

 おそらくは、日本国内でもっとも多く存在するロシア製のクルマが「ラーダ・ニーヴァ」。いま流行りのSUVで、モノコックボディを持っていることでヤワなクロスオーバーと勘違いするかもしれませんが、シベリアで鍛えられたオフロード性能は半端ない。今回はロシアジムニーとも言うべきラーダ・ニーヴァをクローズアップします。

旧ソ連時代にフィアットの協力で設立された「ヴァース」

 ラーダ・ニーヴァはロシア最大の自動車メーカー、「アフトヴァース」(露:АвтоВАЗ/ヴァー自動車の意)で製造。アフトヴァースは今世紀に入りゼネラルモータース(GM)と合弁会社を設立して「シボレー・ニーヴァ」を生産していましたが、現在ではルノー・日産が経営権を取得しています。

 その源流は旧ソビエト連邦崩壊以前の1966年に、フィアットの支援によって建てられた「ヴァース」(VAZ=Volzhsky Avtomobilny Zavod/ヴォルガ自動車工場の意)でした。ちなみに「ラーダ」(露:ЛАДА)と「ニーヴァ」(露:Нива)はそれぞれ北欧のヴァイキングが使った帆船、耕作地を意味していて、そのキャラクターを印象付けます。

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

フィアット124のソ連版「ヴァース2101」が源流

 フィアットの支援によって誕生したヴァースは当初、「フィアット124」のライセンス生産から車両製造を始めています。当時の連邦政府は1966年から70年の第8次「5か年計画」において乗用車の大量生産を開始することを決定。当時はイタリア共産党の勢力も強く、親ソ政策を展開していたイタリア政府の後押しもあってヴァースが誕生したのですが、ライセンス生産されたフィアット124=「ヴァー2101」が誕生したのは、5か年計画の最終年度となる1970年でした。

 主力車種のひとつであったフィアット1300/1500の後継モデルとして開発、満を持して発売した5年後にはもうソ連でのライセンス生産が始まったというわけです。その辺りにも、連邦政府とイタリア政府の友好関係、そしてフィアットの意気込みが垣間見えてきます。

 ちなみにイタリア本国では1974年に生産を終え、後継の「131」にバトンタッチすることになる「124」ですが、それ以降も海外でのライセンス生産は継続され、ヴァースでの「2101」生産はフェイスリフトを繰り返しながら2012年まで続けられました。

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

コンパクトボディに本格4駆で悪路走破性が半端ない

 ということでヴァースの起源を説明してきましたが、いよいよ本題のラーダ・ニーヴァに移ることにしましょう。1977年に登場したラーダ・ニーヴァは、上記のヴァー2101をベースに、ということはフィアット124ベースに、3ドア/5ドア・ワゴンボディを開発。これに独自に設計したサスペンションや4輪駆動システムを組み込んでいます。

 ボディはモノコックフレームを持ちフロントサスペンションが独立懸架、リヤは「ジープ」などのクロカン4WDと同様のリジッド式ながら、リーフプリングではなくコイルプリングを使用した5リンク式。またフロントブレーキはサーボ付きのディスクが奢られていました。

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

 意外と言ったら失礼ですが、70年代ロシア製のクルマとしては随分とモダナイズされたスペックでまとめられています。エンジンは当初、72psを発生する1.6L直4 SOHCのみでしたが、現在ではGM製の1.7L/83psも選ぶことができるようになっています。

 ボディは全長×全幅×全高が3740mm×1680mm×1640mm、ホイールベース2200mm(いずれも3ドア。5ドアは全長が4240mm、ホイールベース2700mm)となっています。そしてコンパクトなだけに車両重量も3ドアで1285kg、5ドアで1350kgと、軽自動車ジムニーベースにしたジムニー・シエラに比べると200kgほど重いものの、車格的には軽量に仕上がっているので、パフォーマンス的にはまずまず充分なものがあると思われます。

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

 注目すべきは、そのオフロード走破性です。組み込まれた4輪駆動システムセンターフロント、そしてセンターと3つのデフを持ったフルタイム式で、トランスファーにはハイ&ローのふたつのレンジが組み込まれ、またセンターデフをロックする機構が組み込まれています。最低地上高は235mmもあり、水深510mmまでの走破(通行)が可能となっています。

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

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ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

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ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

現在ラーダでは旧来モデルを「ニーヴァ・レジェンド」の名で販売している

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

シボレー・ニーヴァ

ラーダ・ニーヴァ・トラヴェル

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

ロシアの超ロングセラーSUV「ラーダ・ニーヴァ」の歴史とメカニズムを解説

日本でも意外と走っているロシア版ジムニー! 「ラーダ・ニーヴァ」が「生きた化石」と呼ばれるワケ

(出典 news.nicovideo.jp)

<ツイッターの反応>

REPROSYSTEM とん父とんママ飼い主。以前のアカウントが飛びました😭
@QPm2jIQf1ZIXpVu

ロシアからの輸入品が高くなるらしいが、何だろ?キャビアとかウォッカ、車だとワズとかかな。ダイヤモンドも輸入しているが、南アから調達可能だろうし。

2022-03-16 12:33:35

(出典 @QPm2jIQf1ZIXpVu)

文月蘭丸
@ranmaruFz

ロシアのワズって車が好きなんだよなぁ😁

2022-03-14 11:37:48

(出典 @ranmaruFz)

とむいぬ
@70M_1NU

ロシアへの経済制裁で新しい物が輸入されないせいで内製でしか車作れなくなってUAZとかラーダみたいなソビエト車がこれから先も無限に造られていくのちょっと面白い

2022-03-18 03:23:45

(出典 @70M_1NU)

猫工作兵
@ThreeWizard

近所のロシア車の整備やってる工場、ヤードにラーダやUAZが溜まってるの見て、「パーツ大変なんだろうな」と思うなど 国内でパーツ作っちゃうわけにもいかんのだろうしな

2022-03-18 01:08:58

(出典 @ThreeWizard)

uzuramona@JP7OJL🌻ポンコツ原画マン
@uzuramona

ルーブル下落してるならウラルとかロシア車 ラーダ ニーヴァとか安く買えないのかな。 どうせ日本の某輸入業者は値下げしないだろうけどね(;´Д`)

2022-03-16 03:38:10

(出典 @uzuramona)

f1at
@f1at

ロシア車のラーダが今年日本で販売するってニュースがあったな。これどうなるんだろう。 https://t.co/scc8h1yNbE

2022-03-16 00:22:19

(出典 @f1at)

Lilyてゐ改憲派本垢🇯🇵
@lily_tewi_756re

@shunnshow @tatsurokashi @ncocb 少し話ズレますが、 このブログにもある 「ラーダ」というロシア車ならば、日本でもたまに見かけますね。 ウチの地元でも白色持ってる人が居ました。 https://t.co/lHajFP0PbD

2022-03-15 15:35:21

(出典 @lily_tewi_756re)

Nimbus@次はTFO6
@nimbus_gtr

西側から輸入できないならロシア人はラーダでも乗るのかなあと思ったか、そうも行かなかった様だ。 今の中国車の方が品質的には良いかもなあ。

2022-03-14 05:20:38

(出典 @nimbus_gtr)

ロクサン形
@kokuden63_aho

西欧の公道からはガソリン車とディーゼル車がほぼ姿を消したものの、ロシアではラーダが青い煙を吐いて走っているみたいな近未来は割とありえるのでは?

2022-03-13 09:14:00

(出典 @kokuden63_aho)

Nafusika・R・ダンドレジー三世公爵@ウクライナに栄光と神の御加護を!
@FGeooDudpTJrEeD

ってことは大手を奮って堂々と例えばカラシニコフやMP443、RPGや、Tu-22m、Su-27シリーズ、イリューション製輸送機、ミサイル艦、キロやタイフーン級潜水艦、ロシアの核兵器、ラーダ(ロシアの車)を無許可コピーして売っても捕… https://t.co/D6vsRAyQ3V

2022-03-11 23:15:24

(出典 @FGeooDudpTJrEeD)

BoostJunky@L880Kコペン
@BoostJunky2

コレって、トヨタの工場で作ったラーダやUAZにトヨタのエンブレム付けてロシアのトヨタディーラーで販売し、トヨタ車だと言い張る事が罷り通るって事だよね…?

2022-03-11 22:46:58

(出典 @BoostJunky2)

FAM8

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