昭和65年10000円硬貨の真相は?パラレルワールド説の真偽を徹底解説!

昭和65年10000円硬貨について語るとき、避けて通れないのが「パラレルワールド説」です。

これは、昭和が64年で終わることを知らない人が作成した偽硬貨やジョークグッズであるという説と並んで、都市伝説として広く知られています。

この説がどのようにして広まり、なぜこれほどまでに人々の興味を引くのか、その背景を探ってみましょう。

昭和65年10000円硬貨の実際の事例

昭和65年10000円硬貨に関する具体的な事例として、2017年3月に報じられた偽硬貨事件があります。

この事件では、昭和65年と刻印された10000円硬貨を使用しようとした男性が詐欺容疑で逮捕されました。

この硬貨は非常に精巧に作られており、一部の人々の間で「パラレルワールドから来た本物の硬貨ではないか」との憶測を呼びました。

当時のニュース報道

この事件について、TOCANAなどのオカルト系メディアが大きく取り上げました。

記事では、昭和65年の硬貨が異次元から紛れ込んだものであるとし、その根拠として硬貨のデザインに現実の日本には存在しない橋が描かれている点を挙げています。

また、硬貨の製造技術が非常に高く、まるで本物の硬貨のように見える点も強調されました。

Yahoo!知恵袋の投稿

Yahoo!知恵袋でも、昭和65年10000円硬貨についての投稿が複数見られます。

一例として、ある投稿では「昭和61年に自殺した岡田有希子が昭和65年の10000円硬貨を知っていたのか?」という質問が寄せられました。

この質問に対して、回答者は「昭和65年は存在しないため、誰も知るはずがない」と回答し、問題の硬貨が存在しない年号であることを指摘しました。

Yahoo!知恵袋の具体的な投稿

  1. 「昭和61年に自殺した岡田有希子は昭和65年の10000円硬貨を知っていましたか?」という質問に対し、「昭和65年は存在しないので誰も知りません」という回答が投稿されています。
  2. 「昭和65年の一万円硬貨(500円玉と比較していました)は、何枚くらい実在しているのですか?」という質問も見られます。こちらでは、回答者が「昭和65年は存在しないため、硬貨も実在しない」と説明しています。

これらの具体的な情報は、昭和65年10000円硬貨に対する疑問や混乱を引き起こし、パラレルワールド説が広まる一因となりました。

パラレルワールド説の根拠とは?

この都市伝説は、主にオカルト系メディアが発端です。

TOCANAの記事では、昭和65年の硬貨が異次元から紛れ込んだものであると報じました。

記事によると、この硬貨には現実の日本には存在しない橋が描かれており、これは異世界から来た証拠であるとされています。

また、この硬貨の製造技術が非常に高く、まるで本物の硬貨のように見える点も、この説を支持する根拠とされています。

TOCANAの記事はさらに、異次元やパラレルワールドの存在を示唆するためにいくつかの具体的な例を挙げています。

例えば、「8分違いのパラレルワールド」という概念が紹介されています。

この理論によれば、私たちが住む世界とほぼ同じだが、わずかに異なる時間軸を持つ世界が存在し、その世界から何らかの方法で硬貨が紛れ込んできたというのです。

パラレルワールドの科学的背景

パラレルワールド、または多世界解釈(Many-Worlds Interpretation)は、量子力学における理論の一つです。

この理論は、観測者の選択や偶然の出来事により宇宙が複数に分岐し、それぞれの分岐した宇宙が並行して存在するというものです。

この考え方は、1957年にヒュー・エヴェレット3世によって初めて提唱されました。

多世界解釈の一つの魅力は、量子力学の確率的な性質を説明するための一貫したフレームワークを提供することです。

つまり、ある事象が異なる結果を持つ可能性がある場合、その全ての結果がそれぞれの世界で実現されるという考え方です。

昭和65年10000円硬貨の存在が、この多世界解釈の一例として取り上げられることがありますが、これはあくまで仮説に過ぎません。

反証と現実的な説明

昭和65年10000円硬貨の製造技術や使用された金属に関する情報についても、一部の主張があります。

硬貨が非常に精巧に作られており、単なる偽造品とは考えにくいという意見があるのです。

また、硬貨に使用されている金属が、現在では一般的に使用されていない希少金属であるという説も存在します。

これらの点が、パラレルワールド説を支持する一部の人々にとって重要な根拠となっています。

ジョークグッズ説

しかし、これらの主張には反証があります。

最も有力な説は、昭和65年10000円硬貨がジョークグッズであるというものです。

コスモスという会社が販売していたガチャガチャの景品であり、精巧に作られているものの、実際には使用できない偽物です。

このジョークグッズは、子供たちが遊ぶためのものであり、硬貨としての価値は全くありません。

試鋳貨(テストコイン)の可能性

また、試鋳貨(テストコイン)の可能性もあります。

造幣局が硬貨を製造する過程で試作したものが何らかの理由で流出したという説です。

日本の造幣局は世界でも指折りのセキュリティ体制を持っており、試鋳貨が流出することは稀ですが、過去には例があります。

昭和65年の10000円硬貨がこの試鋳貨である可能性も考えられますが、現時点では確かな証拠がありません。

パラレルワールド説の考察

パラレルワールドの理論は、現代物理学やSFの分野で広く議論されている概念です。

複数の平行した世界が存在し、その中には我々の知る世界と微妙に異なる世界があるという考え方です。

しかし、昭和65年10000円硬貨がこの理論の証拠であるとするには無理があります。

この硬貨がパラレルワールドから来たものであるとの主張には、科学的根拠が不足しており、現実的にはジョークグッズや偽造品であると考えられます。

結論

昭和65年10000円硬貨の真相は、パラレルワールドから来たものではなく、ジョークグッズや試鋳貨である可能性が高いです。

この硬貨にまつわる都市伝説は、人々の興味を引く魅力的な話題ではありますが、実際には現実的な根拠が乏しいです。

それでも、こうした都市伝説は人々を楽しませ、想像力をかき立てる役割を果たしており、その点で昭和65年10000円硬貨は今後も語り継がれるでしょう。

FAM8

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