「日本ＫＦＣホールディングス」（横浜市）は2024年3月19日、大阪・道頓堀川から生還した幸運の象徴「おかえり！ カーネル」こと「カーネル・サンダース人形」を供養し、廃棄したことをＸ（旧ツイッター）で発表しました。
阪神タイガース優勝の象徴であった「おかえり！ カーネル」人形をなぜ廃棄することになったのでしょうか？
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幸運の象徴「おかえり！ カーネル」とは？
この人形はもともと、ケンタッキーフライドチキン道頓堀店に展示されていたものです。
1985年、初めて優勝した阪神タイガースのファンは、優勝の喜びに沸き立ちました。
その際、「三冠王を獲得し、勝利に貢献したランディ・バース選手に似ている」という理由でこの人形を胴上げし、道頓堀川に投げ込んでしまいました。
そのため、一時は行方が分からなくなってしまいました。
その後、阪神は長い間優勝から遠ざかり、阪神ファンの間では、「カーネル人形を道頓堀川に投げ込むような失礼なことをしたからだ」とか、「カーネル・サンダースの呪いだ」と噂されていました。
道頓堀に捨てられてから24年の歳月を経て、2009年に水辺整備工事中に発見され、救出されました。
その後、「おかえり！カーネル」という名前が付けられ、幸運の象徴として１５年間大切に保管されてきました。
長い年月を経ても笑顔で現れたため、幸運の象徴としても知られていました。
幸運の象徴「カーネル・サンダース人形」を供養し廃棄！
供養され廃棄された「カーネル・サンダース人形」は、これまでは、閉店したKFC道頓堀店にあったカーネル立像です。
ケンタッキーは、「#さよならカーネル」のハッシュタグを冠したタイトルで・・・
「道頓堀川で奇跡的に生還してから15年間、私たちを笑顔で見守ってくれた幸運の象徴『おかえり！カーネル』ですが、この度人形納めをしました。住吉大社（大阪市）で供養を行い、親しみ愛してくださった皆様に感謝申し上げます。」
と報告しました。
「カーネル・サンダース人形」を廃棄した理由は？
「カーネル・サンダース人形」を廃棄に踏み切った１番の理由は、何と言っても、昨年、無事に阪神タイガースが日本一になったことです。
そして、「カーネル・サンダース人形」も老朽化が進んでいたため、会社側が8日に人形を納めることを明らかにしました。
神前には、玉串やお神酒に加えて、チキンも奉納されたそうです。
「カーネル・サンダースの呪い」も無事に解けたということですね。
