歌手兼俳優の星野源さんが2024年3月20日までに、自身の公式サイトを更新しました。
そして、星野源さんは、自身の作品でアートワーク制作に参加していたデザイナー・石塚俊(いしづかしゅん)さんに関する報告を行い、石塚俊さんの過去の不適切な行動がトラブルになっていることがわかり、今後すべてのプロジェクトへの起用取りやめることとしたことを報告しました。
この発表の数日前からSNS上でさまざまな意見が投稿されていたとのことです。
どんなトラブルがあったのでしょうか?
また、デザイナーの石塚俊さんとは、どんな人物なのでしょうか?
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石塚俊デザイナーの性加害トラブルとは?
2024年3月19日、「株式会社アミューズ」「株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント」による連名で、
2024年3月19日、「株式会社アミューズ」「株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント」による連名で、星野源さんのホームページ「星野源GEN HOSHINO」上に公開されていたのは以下の文章です。
星野源GEN HOSHINO
アートワーク制作における今後の方針について 2024 03 19
この度、当社らに所属するアーティスト星野源に関連する作品のアートワーク制作に参加していたデザイナー石塚俊氏に関して、過去の不適切な行動がトラブルになっていることがわかりました。
事実確認のため石塚氏本人と直接対話をする機会を設け、石塚氏自身が本件に対してSNS上に投稿した声明に相違のないことを確認いたしました。
この事態を受けて対応を検討した結果、今後すべてのプロジェクトへの石塚氏の起用を取り止めることを決定いたしました。
今後も当社らは、法令の遵守はもちろんのこと、人権の尊重等、企業としての社会的責任を全うし、皆様に作品をお届けできるよう努めてまいります。
これからもご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。株式会社アミューズ
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
石塚俊さんというデザイナーは、16歳の女性Aさんと関係を持った後、妊娠させて堕胎させたとSNSで暴露されていました。
清原さんは勿論知らないのだろうけど、清原さんの映画のフライヤーをデザインしてる人は私が16歳の時妊 娠して堕胎してそれを周囲に秘密にするよう強いて、 私はその後精神科に入院したという経緯があるんだけ ど…
映画や現代美術業界でやってくためにはそういう人と関わらざるをえないのかな
「映画のフライヤー」とは、映画の宣伝のために映画館などで無料で配布されるものです。
表には宣伝用ポスターなどと同じデザインがされ、裏面には映画の解説、監督や出演者の紹介、公開日や劇場名が記されています。
この『すべての夜を思い出す』という映画を調べると、「映画のフライヤー」のタイトルロゴのデザインを石塚俊さんが関わっていました。
そして、石塚俊さんも、「X」(旧ツイッター)を通して「先般、ソーシャルメディア上でいただいた妊娠・中絶に関するご指摘は概ね間違いありません」とつづり謝罪投稿をしています。
このように石塚俊さん自身が、「妊娠や中絶に関する指摘は大まかには正しい」と述べています。
さらに、同業者のデザイナーや映画監督が実名でコメントしているため、該当の女性が未成年であり、精神科に入院している可能性が高い情報も信頼できそうです。
『すべての夜を思い出す』映画監督の清原惟もAさんに謝罪!
上記の「映画の宣伝美術等を担当したデザイナーへの告発について」という清原惟さんの説明が長文ですので、要約すると以下のような内容ですです。
映画『すべての夜を思いだす』の宣伝美術・題字のデザインを担当した石塚俊さんに対する告発の件について、SNS上で意見を述べたことがきっかけで、石塚さんに過去の行動についての告発がありました。告発内容は16歳で妊娠、堕胎をし、精神科に入院したというものでした。製作・配給会社はこの事実を受けて、チラシ・ポスターの差し替えを決めました。 今回宣伝物を差し替えることで、この件がなかったことになるとは、 当然ですが思って いません。 Aさんが望んでいることは、この問題が今後も広く考え続けられ、同じような被害を生み出さな いということです。 私もそのことに真摯に向き合っていきたいと思っています。清原惟
「映画のフライヤー」差し替えについては、「今後できるだけ早急に対応し、宣伝物を差し替えることで、この件がなかったことになるとは、 当然ですが思っていません。 Aさんが望んでいることは、この問題が今後も広く考え続けられ、同じような被害を生み出さな いということです。 私もそのことに真摯に向き合っていきたいと思っています。」と述べられています。
石塚俊とはどのような人物か?
石塚俊さんは、現代アート、舞台芸術、音楽、ファッションなどの芸術分野で、宣伝や書籍の装丁、ディスプレイデザインなど幅広いデザインに携わってきました。
- 生 年:1983年
- 年 齢:41歳(2024年現在)
- 出身地:埼玉県
- 学 歴:2007年、早稲田大学第一文学部第演劇映像専修卒業
- 仕 事:グラフィックデザイン スタジオ/プロジェクトスペース「ピープル」を運営
- 受賞歴:JAGDA新人賞(2023年)
また、主にグラフィックデザインを中心に据え、印刷メディアや映像演出などの視覚表現にも取り組んでおり、音楽、演劇、コンテンポラリーダンス、現代美術などの分野でアーティストとの共同作業を行っています。
彼は、星野源氏やバンド「空間現代」のビジュアルデザインも担当し続けています。
最後に・・
今回は、デザイナーの石塚俊氏に関する性的加害トラブルについて報告しました。
トラブルの詳細はまだ十分に明らかになっていませんが、星野源氏や映画監督も関与しており、今後さらに情報が明らかになるでしょう。
石塚俊さんがデザインに関わった、映画『すべての夜を思い出す』の配給は、2024年3月2日に公開されていますので、性被害に遭った女性の方は、その映画のポスターや情報などを目にして、辛い思いをしていることでしょう。
もしこの報道が事実なら非常に遺憾な問題と言えます。