小林製薬は、明治時代に名古屋で創業し、大正期に大阪に進出した会社は、「四代目」の小林一雅氏によって中興の祖となりました。
彼は、アイデアマンとして知られ、「あったらいいなをカタチにする」コンセプトで商品開発を進め、会社を大きく飛躍させました。
しかし、現在、その会社は窮地に立たされています。
2024年3月に小林製薬が販売したサプリメント、「紅麹」を使ったサプリメントの被害が止まらず、話題となっています。
小林製薬は、同族経営で有名な会社で、現在の社長は、6代目の小林章浩氏です。
小林章浩氏のWikiロフィールや経歴、学歴、学位についてまとめました。
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小林製薬社長・小林章浩の学歴&Wikiプロフィール!
小林章浩社長は、1971年5月13日生まれの兵庫県宝塚市出身です。
小林製薬の創業者一族で現在6代目の代表取締役社長を務めています。
2001年ミシガン州立大学でMBAを取得しています。 得意分野はコンシューマーリサーチです。
小林章浩さんは、2024年3月に52歳になりますが、2013年4月に小林製薬の代表取締役社長に就任しました。
普段は、会社の顔として知られていますが、プライベートではトライアスロンに参加したり、伝統工芸品を鑑賞することが好きなようです。
また、映画鑑賞も趣味で、特にニュー・シネマ・パラダイスがお気に入りの作品だそうです。
体を動かすことと芸術を楽しむことで、とても充実した人生を送っているようです。
- 名 前:小林 章浩 こばやし あきひろ
- 生年月日:1971年5月13日
- 年 齢:52歳(2024年4月現在)
- 出身地 :兵庫県宝塚市
- 中学校 :慶応義塾中高学部
- 高 校:慶応義塾高等学校(1990年卒業)
- 大 学:慶応義塾大学 経済学部(1994年卒業)
- 最終学歴:アメリカ ミシガン州立大学
- 学 位:ミシガン州立大学MBA
- 職 業:経営者(小林製薬社長)
- 趣 味:外食、お酒、トライアスロン、伝統工芸品
- 座右の銘:臨機応変
小林章浩さんは、慶應義塾大学出身で、中学から慶應義塾系列の学校に通い、大学まで進学しました。
大学では4年間、経済学部で学びました。
この当時、父の影響で経営者を目指すために経済学部を専攻したのかもしれません。
1994年に大学を卒業後、花王に就職しましたが、4年後に退職して小林製薬に入社しました。
小林製薬に入社後、最終学歴としてアメリカのミシガン州立経営大学院で経営を学びました。
小林章浩さんは、会社に入社後に留学することになり、2001年に経営学修士号を取得し、無事に卒業していますので、知らない土地で一生懸命学業に励んだと思われます。
小林製薬社長・小林章浩の小林製薬での経歴!
1998年3月に小林製薬に入社した小林章浩は、2013年6月にわずか41歳で6代目社長に就任しました。
入社わずか3年で執行役員に昇進し、その3年後には、取締役になるなど、通常では考えられないスピード出世を遂げました。
小林製薬は、小林家が代々受け継いできた同族会社です。
社長に就任してからは、新製品の開発力強化と国際事業の拡大を推進しています。
また、従業員の成長を支援するための小林流人材育成法の構築にも取り組んできました。
前の社長である小林一雅は、現在代表取締役会長を務めています。
- 1994年3月:慶應義塾大学経済学部卒
- 1994年4月:花王グループカスタマーマーケティングに入社
- 1998年3月:小林製薬に入社
- 2001年6月:執行役員製造カンパニープレジデント就任
- 2004年6月:取締役国際営業カンパニープレジデント兼マーケティング室長就任
- 2007年6月:常務取締役就任
- 2009年3月:専務取締役製品事業統括本部長就任
- 2013年6月:小林製薬6代目社長に就任
小林製薬一族は高額納税者番付上位常連の華麗なる一族!
小林製薬は、小林忠兵衛氏が1886年(明治19年)に名古屋市中区で創業した雑貨・化粧品店「合名会社小林盛大堂」を母体に、大正時代に大阪で小林吉太郎氏を初代社長に迎え、「株式会社小林大薬房」として再出発しました。
1960年代には、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」や水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」などのヒット商品を開発しました。
1976年に、小林一雅社長(現在会長)が四代目社長に就任すると、「糸ようじ」や「あせワキパット」、入れ歯洗浄剤「パーシャルデント」、「熱さまシート」、コンタクトレンズ装着者用の洗顔薬「アイボン」など、数々の大ヒット商品を次々と市場に送り出してきました。
小林家は、芦屋市内に邸宅を持ち、高額納税者ランキングでは常に上位に位置し、「華麗なる一族」として知られていました。
「芦屋の豪邸は20年ほど前に建てられた白壁の巨大な洋館で、今は会長さんが住まれていますね。あのあたりは“日本のビバリーヒルズ”と呼ばれる超高級住宅地で、歩いている人なんてほとんどいない。章浩さんの自宅は登記簿上では神戸市内の高級マンションのようで、こちらも名だたる社長が住んでいる、われわれ一般人とは別世界の住人です」(関西在住のフリー記者)
集英社オンライン2024.3.29『〈小林製薬〉創業138年、30代で長者番付入りした「6代目」元慶応ボーイ社長の華麗なる遍歴と評判。実家は“日本のビバリーヒルズ”芦屋の巨大な洋館…〈死者5人・“紅麹”健康被害〉』
死者5人に小林製薬の危機意識の欠如露呈!
小林製薬が製造した紅麴に関する問題がますます混乱しています。
2024年3月29日には関連する死者が5人に増加しました。
同社は、1週間ぶりに記者会見を開きましたが、説明は相変わらず曖昧で、何が起きたのかはっきりしません。
小林製薬の会見では、「『未知の成分』の解析はどの程度進んでいますか」という質問が記者から相次いぎました。
会見では、小林製薬のサプリメントによる健康被害を初めて公表し、製品と紅麹原料の一部から見つかった「未知の成分」が、腎疾患などにつながった可能性があると説明したためです。
最初、会社は何度聞かれても「明確に解明できていない」と具体的な物質名を挙げることを避けました。
実際には、公表まで1カ月以上の時間がかかりました。
小林章浩社長は、「当該製品が原因かどうかわからず、(自主回収の)判断はその時点ではできませんでした。原因究明に時間がかかってしまったことを大変申し訳なく思っており、判断が遅かったと言われたらその通りです。」と説明しました。
会社側は、該当商品の自主回収費用は現時点で約18億円と見込んでいますが、健康被害が次々と明らかになる中で影響がさらに拡大する可能性もあります。
まとめ
小林章浩さんの学歴や経歴を調べましたが、彼は本当にエリートで、父親である小林製薬の社長の影に追いつきながら確実に成長してきたことがわかります。
小林章浩さんは、日本でも有名な小林製薬の社長として、今後さらに活躍の幅を広げていくと思いますが、まずは、今の危機をどう乗り越えて、小林製薬の未来をどう作っていくのかが注目されます。
小林製薬が販売した「紅麹(べにこうじ)」成分入りのサプリメントを摂取した方に健康被害が確認された問題では、原料の約8割が他社向けに販売されていたことが話題となっています。
今後の小林製薬の動向から目が離せません!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。