【資源国とオランダ病】経済制裁は「我慢比べ」の様相へ、持ちこたえるロシア経済の特殊性
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【資源国とオランダ病】経済制裁は「我慢比べ」の様相へ、持ちこたえるロシア経済の特殊性・・ネットの反応まとめ!

資源国の問題として、まず貧富の差が挙げられます。天然資源の存在は、どうしても、これを持つ人と持たない人を生みがちであること。

さらに資源国では、資源関連以外の、製造業などの産業が育ちにくいという問題もあります。これは経済理論では「オランダ病」というのも初めて知りました。


(出典 www.newsweekjapan.jp)

 ロシアへの経済制裁は長期化の方向にある。経済制裁については世界経済への影響も気がかりではあるが、そもそもロシア経済にどのように効くのだろうか。元日銀局長の山岡浩巳氏が解説する。連載「ポストコロナのIT・未来予想図」の第80回。

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 ロシアへの経済制裁は、予想通り長期化の方向にあります。経済制裁については、エネルギー価格や穀物価格の世界的上昇といった世界経済への影響も気がかりですが、ロシアにどのような影響を及ぼすのかが何より重要なポイントです。これを考える上では、ロシア経済の構造や特徴を知る必要があります。今回はITを離れ、この問題を考えてみたいと思います。

資源国の課題

 ロシアは、輸出の約半分を原油と天然ガスが占める、天然資源の輸出国という色彩の強い国です。天然資源の乏しい日本からみると、掘れば出てくる資源を持つ国々はうらやましい気もします。

 しかし実際には、天然資源の豊富な国々が常に豊かで高成長とは限りませんし、資源の乏しい国々が貧しいとも限りません。例えば、一人当たりのGDPの多さで知られるルクセンブルクシンガポールにめぼしい天然資源はありません。一方で、かつては世界一の石油埋蔵量で知られたベネズエラハイパーインフレで苦しんでいます。

 資源国の問題として、まず貧富の差が挙げられます。天然資源の存在は、どうしても、これを持つ人と持たない人を生みがちです。したがって資源国では、貧富の差に由来する政情不安や内戦もしばしばみられます。さらに、天然資源を押さえる立場に立つ人々による専制や独裁の問題もあります。

資源国と「オランダ病」(Dutch Disease)

 さらに資源国では、資源関連以外の、製造業などの産業が育ちにくいという問題もあります。これは経済理論では「オランダ病」(Dutch Disease)と呼ばれます。

 資源国は、天然資源という、非常に輸出競争力の高いモノを生産できる立場にあります。これを輸出することで対外収支は黒字になりやすく、このため、為替レートも天然資源の競争力で決まります。しかし、この為替水準のもとでは、資源関係以外の産業は競争力を持ちにくくいため、国内での産業構造の多様化はなかなか進まない傾向があります。この結果、経済の成長率は高まりにくく、また、ますます資源輸出への依存を強めがちになるわけです。

 ロシア経済は、その典型的な道筋を辿ってきたようにみえます。

 ロシアはその豊富な天然資源にもかかわらず、成長率は新興国の中では決して高くありません。世界成長率や他の新興国と比べても、近年の成長率は一貫して低めです。

 このように不冴えな成長が続く中、一人当たりGDPで見ても、ロシアは、EUに加盟したバルト三国などと比べて近年大きく劣位しており、最近では中国にも追い抜かれています。

 これらデータが示す通り、ロシアは軍事大国ではあっても、経済大国とは言い難いですし、経済政策も決してうまくいっているわけではありません。

対外黒字と健全財政

 とはいえ、ロシアは資源大国として、対外収支の黒字を安定的に記録し続けています。また、財政も健全財政を極力維持し、準備資産としての金の保有も徐々に増やしてきていました。

 2月24日ウクライナ侵攻や、その直後の各国による経済制裁のアナウンスなどを受け、2月下旬に通貨ルーブルは暴落し、金利は急騰しました。しかしその後、算出方法の変更や当局の政策的な介入はあるとはいえ、ルーブルはやや値を戻していますし、中央銀行も、いったん20%に引き上げた政策金利を4月11日に17%まで引き下げています。

 このように、ロシアが金融制裁の最初のショックなんとか凌いでいるのも、これまで健全財政を維持し、対外的な借り入れへの依存を抑えてきたことが大きく働いているように思います。もしもロシアの財政事情がもっと悪ければ、国内金利が20%に引き上げられ対外借り入れも困難化する状況では、経済はひとたまりもなかったでしょう。

「我慢比べ」の経済制裁

 このように、「オランダ病」や低成長という問題を抱えながらも、資源国であり対外借り入れも少ないというロシアの特殊事情を考えれば、やはり経済制裁は「我慢比べ」の様相を呈していくでしょう。

 ロシアは言わば、石油や天然ガスを輸出し、これで得たお金で海外のモノを買っていた国です。もちろん経済制裁には一定の効果はあるでしょうが、仮に海外産の贅沢品を買えなくなっても、エネルギーと穀物は自給できる国です。したがって、経済制裁によってロシアの経済が直ちに転覆するとか、ロシアの人々がすぐ政権を代えるといったことまで期待はできません。

 また、現在のように世界的にエネルギー価格が上昇している状況では、ロシアが生産する原油や天然ガスがノドから手が出るほど欲しい国々も出てくるでしょう。こうした国々が個別にロシアと取引を行うようになると、経済制裁の効果が上がりにくくなります。

 経済制裁が万能ではないことを十分認識したうえで、戦争を止めさせる方向での外交や国際世論を通じた取り組みを、並行して行っていくことが重要です。

◎山岡 浩巳(やまおか・ひろみ)
フューチャー株式会社取締役フューチャー経済・金融研究所長
1986年東京大学法学部卒。1990年カリフォルニア大学バークレー校法律学大学院卒(LL.M)。米国ニューヨーク弁護士
国際通貨基金日本理事代理(2007年)、バーゼル銀行監督委員会委員(2012年)、日本銀行金融市場局長(2013年)、同・決済機構局長(2015年)などを経て現職。この間、国際決済銀行・市場委員会委員、同・決済市場インフラ委員会委員、東京都・国際金融都市東京のあり方懇談会委員、同「Society5.0」社会実装モデルのあり方検討会委員などを歴任。主要著書は「国際金融都市・東京」(小池百合子氏らと共著)、「情報技術革新・データ革命と中央銀行デジタル通貨」(柳川範之氏と共著)、「金融の未来」、「デジタル化する世界と金融」(中曽宏氏らと共著)など。

◎本稿は、「ヒューモニー」ウェブサイトに掲載された記事を転載したものです。

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(出典 news.nicovideo.jp)

 

<このニュースへのネットの反応>

西側にG7や欧米日連携があると同様に、非西側にもOPECやBRICSの連携がある。そしてOPECやBRICSには経済制裁は効かない。資源制裁が返ってくるだけだ。

 

 

ロシアの耐久性は中共支援と同義だろ。自分からロシアに資源握られに行って今首が回ってない国とかコウモリインドとかのせいもあるが

 

日本はまるで戦前の「米国叩き」そっくりの「ロシア叩き」をしているが、もっと世界の意見を見るべきだ。ロシアへの経済制裁に反対の国は、BRICSとサウジ・UAEなどのアラブ産油国とメキシコなど、保留中がイランやインドネシアなど。世界の勢力図では、決して制裁参加派が優勢と言うわけではない。

 

戦争をやめれば持ち直すかもしれないが、戦争続けたままで、「ロシア経済は持ちこたえる」というなら意味不明。

 

制裁で資源の販路を大幅に限定された上にそこからも足元見られて買い叩かれるようになるんだから効いてるとしか言いようがないんだが

 

みんな合理的に考えればロシアが侵略するはずないと言っていた。しかしロシアは非合理的な選択をした。みんなでバッシングしなければ次の侵略を止められない。

 

過去、戦争を起こした国は皆、経済危機は乗り越えたと言うよな。痛みを伴い、苦しんだ国民なんか無視だものな。

 

日本は別に覚悟があるわけでも無いから早々にギブアップしそう。アメリカに好待遇をねだる強かさが欲しい、北朝鮮とかのタイミング逃さない姿勢を見習って

 

ロシアは食料とエネルギーは有る。経済制裁はある程度耐えられる。だが問題は他にある。ロシアは戦争を止めない。西側が制裁する中、戦力の補充が十分に行えない。そのくせウクライナと極東で軍事行為、今度はフィンランドにまで戦火を拡大するつもりだ。戦争が長期化し、国際社会から離脱、弱いロシアのイメージが定着すれば、ロシアから独立を求める声や内乱が起きる。崩壊の序曲。

 

ロシアに意地悪してるみたいなニュアンスで書いてるが日本は戦争を止めろと言っているだけ。ウクライナの侵略が成功すれば中国の台湾侵攻にも繋がるから、その時に慌てて武力衝突するよりも前の段階から阻止しようと既に戦争の前段階。戦争を止めるには武力衝突するか、やっても政治的経済的に損をするんだぞってのをわからせるしか抑止力たりえない

 

とにかく早く戦争をやめさせたい、と言う意見と。経済制裁をしてもロシアには効果がない、むしろ世界経済を2分割するから辞めたほうがいい、と言う意見と。中国の台湾侵攻にも繋がるからロシアのウクライナ侵攻を成功させたくない、と言う意見がこんがらかっているのはだけは理解した。

 

対露制裁は、中国を制裁対象にしないとどうにもならんでしょうね。

 

経済的にロシアと強力に癒着しているインド・中国・韓国、エネルギー資源をロシアの天然ガスに依存しているEU諸国(特に脱原発政策で深刻な電力不足に*いるドイツ)辺りが、制裁解除のタイミングを伺っているんだろうな。だからこんな記事が出て来る。

 

まもなくマリウポリがロシアに制圧されて、停戦交渉が本格化する。そして停戦後にロシアでは制裁参加国と非参加国の色分けがおこなれる。「日本の立場では制裁参加は不可避であったと納得」してもらい、ロシアに恨みを持たれないような立ち回りを日本政府には待したい。

 

中国ってデカい穴があるし北朝鮮見たいに一般人が苦しむだけで肝心のプーチンにダメージはなさそう

 

いやいや、ロシアは既に日本を憎んでるでしょww。賽は投げられたんですよw。どの国も弱みを見せるわけにはいかない。この先、外交カードの切りあい。どの国も自国民を生き延びさせる事で頭がいっぱい。国が滅んで亡くならない様に精一杯。英国首相、支持率爆上がりで戦地に赴くは、パーティーやって罰金払うやら、ノリが最高にロッカーですよねw。英国、恐るべしw。見習えないよw。

 

ロシアに制裁している国は世界の20%未満。アメリカは制裁しているように見えて、アメリカ企業はロシアから石油を前年比4割増で買っている。また、ロシアは中国を経由して制裁参加していない国から物資を受け取れる体制を整えている。産油国のロシアがこの程度の制裁ではまだまだ潰れない

 

日本は別にロシアを潰そうとしているわけじゃ無いですよ。在日ロシア人が日本に逃げて来たウクライナ人を世話してるみたいです。言葉が通じるのは大事な事ですな。日本人は誰も、ロシア人を憎んで無いしロシアを潰そうなんて思ってない。でもね、進軍されたら防御しなければ。日本の中には日本人を憎んで虐*たくてウズウズしてる人が、たくさんw。今は、ロシアにも憎まれますけどw。

 

>産油国のロシアがこの程度の制裁ではまだまだ潰れない←いや、制裁しなくても戦争をこのまま続ければ潰れるだろ。要は制裁云々ではなく、ロシア自身が戦争をやめるか続けるかで今後のロシアが持ち直すか潰れるかが決まる。

 

いやいや、世界には戦争のしかたが二つのタイプの国がある。一つは国内経済を戦時体制に切り替えないと戦争ができないタイプの国、もう一つは国内経済を普通通りに回しながら消費の一部として戦争できるタイプの国だ。前者の代表は日本や韓国でウクライナもここに入る、ここは支援がないと長期戦はできない。後者の代表は米国とロシアと中国とインドで、単独で長期戦ができる国だ。

 

何にせよ日本が出来るのは国際協調のみだ。欧米に合わせて制裁を行う。突出しても引いてもいけない。

 

いや、今のロシアはソ連のアフガン戦争と同じプロセスを繰り返しているだろ。

 

じゅういちがつさん、その通りです。敵は日本の中にも居るけれど今更ですし。ロシアに憎まれても日本に許されているのは防御のみw。日教組系性悪反日韓流の学術教授に荒らされて散々な日本ですがなww。それでも、日本人は黙って虐*れるわけにも内臓を差し出すわけにもいかないのです。日本人は憎まれて狙われてはいますが憎んだりはしていません。我慢の限界ではあるけれどww。

 

ロシア軍は開戦2か月で既にソ連のアフガン戦争10年の戦死者を超えていると思われ、経済的にはソ連のアフガン戦争よりさらに大きな負荷をロシア経済に与えていると思う。

 

ロシア、日本をネオナチ認定した模様。以下、理由『日本がウクライナのアゾフ民族主義大隊をテロ組織のリストから外したことを非難し、これは東京をネオナチ集団の共犯者としてマークするものであると述べた。』米英にはネオナチ認定していないのに、日本にだけ難癖つけてきた。これまじで北海道侵攻来るかもしれないぞ。

 

そりゃあ日本はNATOには加盟してないし、ロシアから見たら無関係の国が理由もなしに経済制裁で殴ってきたように見えるからな。

 

あー、本当に来るかもですね。公式に敵認定とは。完璧に憎まれてますな日本人。p-チンさんは粛清しかしてこなかったので止め方が分らないらしいです。それでも、弱みは見せられない日本。

 

人助けと中立を守って来た日本にロシアが一方的に敵認定して来たんですけど?w。まあ、理屈が通用する相手じゃ無いですからねw。降りかかる火の粉は払わねば。

 

参考までに、「(緊急速報)たった今、ロシアが日本をネオナチ国家に公式に規定した」というスレッドが立っていたのは、韓国のネット掲示板。

 

族議員なんか相手にせず、日本政府はロシア産海産物を輸入禁止にすべき。

 

イチバン有効なのは、代替消費が効かないサービス。PCまわりがそれで、Steamからマイクロソフト・ソニー・任天堂までがロシア関連アカウントを止めちまえば良いんだよ。

 

こんな事でロシアが日本を恨むとかないわwロシアヤクザは歯向かえばぶっ潰すって論理で動いてるだけでそんな情緒で動いてない。日本の仲良し外交で援助したの全部ポッケないないされてみかじめ料にただ盗られただけ。アホな外交転換するいい機会。恨みがあるのは日本の方だわ

 

最近のロシアは小物臭プンプンで言動が北朝鮮レベルにまで落ちてる。初手で核の脅しって切り札切った時点で切羽詰まってるって自白したようなもの。それでキーウ落とせず無慈悲なチャーハンを連呼するしかなくなってるのが笑いを誘う

 

経済制裁やウクライナの軍事力でロシアが倒れるよりも、兵員兵站不足でウクライナが倒れるか、エネルギー不足と500万超の避難民保護と支援兵器調達でEU経済が倒れるほうが先だともうぞ。

 

一時だけ出現してまた消えるパヨ垢がてんこもりですね(笑 結局、一人か二人しか書き込んでないでしょうごくろうさまです(笑

 

ウクライナ侵攻でロシアが展開している兵力は20万、ウクライナは国家総動員で90万、と人的資源ならウクライナが有利だし、今後アメリカなど西側からの武器物資の支援が流れ込んでくるウクライナに比べ、ロシアの武器弾薬は費消する量に生産が追い付かないと思うし、武器を生産する為の予算が尽きると思う。

 

インド人は超頭良くて中華を警戒しているだけの目的みたいなので油断出来ないし。フランスは、二つに割れています。ドイツの意向も微妙で欧米も一枚岩ではないけれど、各国共通なのは自国を滅亡させない事。国民を生き延びさせる事。舐められたら終わりの緊張状態です。日本人を甚振って言いなりにしてきた中韓は恐喝して誘導しようとしていますが日本人、とっくに醒めてます。限界だw。

 

FAM8

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