『秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~』についてTwitterの反応
2022年7月から始まった新型コロナの第7波は予想を大きく上回る大流行になりました。
感染者数が20万人を超える日も多く、世界保健機関(WHO)の週報では、日本の感染者数が7月末から4週連続で世界最多になっています。
今回は第7波が大流行した原因を明らかにするとともに、今後予想される秋以降の流行への対策について検討してみます。(濱田篤郎・東京医科大学病院渡航者医療センター特任教授)
(出典 www3.nhk.or.jp |
◇想定外の第7波の流行
WHOの新型コロナウイルス週報には、毎週の世界全体の流行状況が掲載されています。
この22年7月27日号から8月17日号まで4週連続で、日本が新規感染者数で世界最多になりました。
ここまで感染者数が増えたのは、オミクロン株BA.5による第7波が原因であることは言うまでもありません。
正直申し上げて、筆者は第7波がここまで大流行するとは想定していませんでした。
それと言うのも、BA.5が早めに拡大した欧米諸国などでは、オミクロン株流行当初の1月ごろに比べて、BA.5が大きく拡大することなく収束に向かっていたからです。
しかし、今考えると、第7波流行前の日本には、欧米諸国との間にいくつかの相違点がありました。
◇大流行になった原因
第1の相違点は感染免疫の差です。
日本では6月までに、新型コロナの感染により免疫を獲得した人がまだ少なかったのです。
例えば、2月に国立感染症研究所が行った調査では、日本での感染免疫による抗体陽性率がわずかに4.3%でした。
一方、同じ時期に米国で行われた調査では、この陽性率が57.7%と10倍以上に達していました。
米国だけでなくヨーロッパ諸国でも、21年12月からオミクロン株(当時はBA.1)が大流行したことで多くの人が感染し、感染免疫を獲得したと考えられています。
しかし、この時期に日本では、厳しい水際対策や行動制限が取られており、オミクロン株の流行はかなり抑えられていました。
このために感染者数はあまり増えず、その結果、感染免疫を持っている人が22年6月ごろまでは少なかったと考えられます。
BA.5の感染を防ぐには、ワクチンによる免疫に加えて、過去の感染免疫が有効なのです。Interim statement on hybrid immunity and increasing population seroprevalence rates (who.int)
そして第2の相違点は水際対策の緩和時期です。
欧米諸国では21年の後半から緩和を開始し、それにより21年末からオミクロン株が大流行を起こします。
一方、日本では22年6月から水際対策を大幅に緩和しますが、ちょうどその時期にBA.5が世界的に拡大を始めました。
この時の対策緩和により、かなりの数のBA.5感染者が、国内に流入したと考えられます。
その結果、感染免疫が低い状況にある日本で大流行を起こしたのです。
この時期はワクチン接種の効果が減衰しており、それも第7波の流行に拍車を掛けました。
◇第7波の収束は
8月中旬に入っても国内の感染者数は増加傾向を続けていますが、増加率が次第に低くなり、地域によってはピークに達したようにも見えます。
ただし、これはお盆休みで、医療機関や検査施設などが休業していた影響もあると考えられます。
むしろ、この期間の人流や接触機会の増加で、感染者数が再増加する可能性もあります。
これに加えて、8月末からは学校で新学期が再開されますが、これも流行の長期化を起こす要因になるでしょう。
このように、第7波の流行は長引くことが予想されていますが、医療機関や保健所などの機能は現段階でも逼迫(ひっぱく)状態にあります。
特に感染者の検査や軽症者の対応をする、コロナ診療の入口部分が機能しなくなっています。
また、BA.5は重症化が少ないとされていますが、流行が長引くと高齢者にも感染が波及し、重症者が増えていくことが予想されます。
この結果、入院医療にもさらなる負荷がかかることになるでしょう。
政府や自治体はこうした医療逼迫への対策として、軽症者の自宅療養体制の整備や確保病床数の増加を行っていますが、根本的な対応は第7波が一段落してからになるようです。
◇秋以降に予想される次の波
それでは第7波はいつ頃、収束するのでしょうか。
今の流行状況からすれば9月以降になる可能性が大きいようですが、この時期を待って根本的な対応をするのは、時間的にかなり厳しいと考えます。
それというのも、秋以降に予想される次の流行の波が迫っているからです。
秋以降の流行再燃は、日本だけでなく世界的にも予測されているものです。
これは新型コロナウイルスが寒い時期に感染しやすいことや、ワクチンの効果がこの時期に減衰していくことなどが理由です。
どのように流行が再燃するかですが、現在流行中のBA.5がそのまま再拡大することもあるでしょう。
あるいは、現在、インドで拡大傾向にあるBA2.75など、新たなオミクロン株の亜型が世界的な流行を起こす可能性もあります。
日本では第7波の流行で、かなり多くの人が感染免疫を獲得しましたが、欧米諸国などに比べるとまだ少ないようです。
また、第7波では、ワクチンの追加接種で重症化予防効果が維持されており、重症者はあまり増えていません。
しかし、こうした効果も次第に低下し、次の波では重症者が増加する可能性も高くなります。
◇欧米式の社会経済の再生は難しいか
このように、現在の日本では第7波への喫緊の対策を実施しながら、秋以降の流行に向けた根本的な対応にも取り掛からなければなりません。
後者には感染症法における新型コロナの位置付けの変更や、コロナ診療体制の再構築などがあります。
さらに、秋以降の流行への切り札として、オミクロン株ワクチンの接種準備も進める必要があります。
このワクチンを国民に広く接種することで、秋以降の流行による被害をかなり軽減させることができるでしょう。
これと並行して、欧米諸国のように社会経済の再生を図ることにもなりますが、第7波で経験したように、欧米とは感染状況などに違いがあることから、日本では時間をかけて再生を進めて行くことが必要だと思います。
日本の状況に合わせた独自の感染対策と社会経済の復活が求められているのです。
中世のペスト流行時、イタリアのベネチア共和国は検疫という独自の感染対策を用いて、この疫病を克服しました。
当初、検疫は手間のかかる無意味な対策と見られていましたが、ベネチアでの成功を受けてヨーロッパ各地に広まり、今日に至っています。
現代の日本も欧米式の対策を模倣するだけではなく、独自の新型コロナ対策を進める時期に来ているのかもしれません。
出典:時事通信
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深海魚すばる
@shinkaigyo0526秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)https://t.co/PjIiOgPB5Qすんごいわかりやすかった。私も早く三回目ワクチン打たなければ
~メモ帳~
@h2h2g2「なにがメディカルやアホンダラあ」┐(´д`)┌#おまえらがなんも批判してこなんだ結果やないけクソ間抜け【時事メディカル】「医」の最前線|「新型コロナ流行」の本質~歴史地理の視点で読み解く~秋以降に迫る次の波~なぜ第7波… https://t.co/yzk2wyPizh
おさむ
@osamuhara秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/nSn62AVhH2
まのん
@manon_choco病院・医者が、コロナ補助金をむしり取るためにあおりにあおった結果かな。日本国民・岸田政権が自分で考えられるなら、医者の戯言を真に受けることはなかったかも。コロナ第7波 なぜ大流行になった#Yahooニュースhttps://t.co/GCyqsXiZIh
🇯🇵リンP🇯🇵安倍さんありがとうございました🇯🇵
@wb_rin_p秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信) https://t.co/esHrqc6jNPよっぽどコロナ禍で儲かる奴らが多いんだな。〇ねよもう。
dnrolltide
@dnrolltidePCR受けたら商品券がもらえるからだろ。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/8zmC90urSO
上垣陽子
@Pekolincatそもそも「感染免疫」が出来ないからこのウィルスが大問題、大流行したのでは?なんだか納得のいかない記事秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/aSYLBLxLOc
ゆぅさん
@DY3gOmFoUENXGo0@MHLWitter 秋以降に迫る次の波~なぜ第7波は大流行になったのか~国民はトップを見てるからです!国民はあれだけ我慢を強いられてて、トップは何かと自由でしたよね!1番は!コロナ施策より選挙を選んだあなた達ちの責任!
ゆぅさん
@DY3gOmFoUENXGo0@hiroyoshimura 秋以降に迫る次の波~なぜ第7波は大流行になったのか~国民はトップを見てるからです!国民はあれだけ我慢を強いられてて、トップは何かと自由でしたよね!1番は!コロナ施策より選挙を選んだあなた達ちの責任!
Χαιατο Ιοσιντα
@hashida_toyoya【時事メディカル】「医」の最前線|「新型コロナ流行」の本質~歴史地理の視点で読み解く~|秋以降に迫る次の波~なぜ第7波は大流行になったのか~ https://t.co/GgVgxiRUs3※第7波がここまで大きくなると予想していなかった筆者が、反省的に拡大要因を探る記事。
スズテン
@YK02268012本質を見ていない記事だな。感染したほうが得するからだよ。仕事は休めるし保険金も出るし。感染した人の穴埋めをする為に頑張っているが、虚しくならない方がおかしい。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)… https://t.co/BgzDspAPlV
新憂国論
@sunseiji秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか?政府の無策による必然的結果であろう!4週続けて世界一の感染者数とは不名誉なことで岸田さんあなたにも責任はありますよ!#Yahooニュースhttps://t.co/v0ImcrMDqY
Sheen518
@Sheen518まとめとしては、欧米諸国のように自然と無防備に感染者を増やして、自然免疫を受けることで大流行しないようになるしか防ぐ手段はないってことだ。だから、今時無意味な対策をやってるのは中国と日本だけってなわけで。秋以降に迫る次の波 ~… https://t.co/GRwfNQiysk
にもにも
@miracle123good浜田さんとやら、お医者でとは免疫がわかってなくても資格取れる商売なのかね。オミクロンは喉風邪なので、抗体ができる前に自然免疫で撃退するものだ。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/k5qUDMUnCC
sakie
@tamama8gou#総理がバカだからです。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/2genIAnLbC
The Gate of The Wind 🕊 風之門 ☮
@wayraspunku先進国で大きく鎮静化する中で日本が最多に躍り出た要因の一つが「感染免疫獲得」ではないかとこの第7波、各国の過去の波に比べればまだ中規模最多咲いたに意味は無い==秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事… https://t.co/bUTQvtCYmc
kitt
@night_rider20004回目、若者には3回目を打たせたいから。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/2W5brTC80C
尻カゲル
@sonorin2022*が検査に群がったからです。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュース https://t.co/qdNoelI4LH
特別期間
@periodoespecial「BA.5の感染を防ぐには、ワクチンによる免疫に加えて、過去の感染免疫が有効」たぶん岸田はこういう誤った助言を真に受けてコロナ放置策に走ってる。欧米は感染拡大で膨大な犠牲を払ったことにも注目すべき秋以降に迫る次の波~なぜ第… https://t.co/OToyuCDVro
北海101
@gpzaffowa5125だからPCR無料+商品券のせいだって秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信) https://t.co/Hl2948H8bp
マサ
@masa33t1結局専門家とは名ばかりの人達と責任取りたくない政治家が付け焼刃で対応してきたからって事なんでしょうね秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/MFJHAiYmjg
(一社)宮城県建設職組合連合会
@miyagi_kenren秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/grduNHsU02
粒屋機@twicer
@twicer31秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/C4aRq2cU3p → 「日本での感染免疫による抗体陽性率がわずかに4.3%でした。」:聞いてねえぞ。 #隠蔽体質 #新型コロナ #ワクチン無能説
CBJapan
@CBJapan1ウイルスの変異を促すのは広範囲なワクチン接種である。これは昔から知られたリスクである。コロナ第7波 なぜ大流行になった 2022年8月25日 https://t.co/2HgdmMCll4
ゆぅさん
@DY3gOmFoUENXGo0@MHLWitter 秋以降に迫る次の波~なぜ第7波は大流行になったのか~(濱田篤郎・東京医科大学病院渡航者医療センター特任教授)【第49回】国民はトップを見てるからです!国民はあれだけ我慢を強いられてて、トップは何かと… https://t.co/ZMMo0uOMrm
義龍
@YoshitaroKuroki秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュース https://t.co/yfso5gzhbY
国民搾取に反対する国民
@Knytkkkコロナ第7波 なぜ大流行になった#Yahooニュース https://t.co/Hav6w0SO0y岸田の無為無策のせいです。国民はどれだけ苦しもうと何も心が痛まないサイコパス岸田旧統一教会に搾取先として国民を生贄に捧げる最低最悪売国奴です。
三浦誠・赤旗社会部長
@redbear2014岸田首相、自民党公明党の与党が何もしないからです。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~ https://t.co/riV51ySsz5
マタドール
@FXtradenote秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/fs3Vi4QLil
onjee
@onjee6💩記事だな。BA.5はオミクロンと名がついてるけどそれ以前の株と違って免疫がないんだろ。そしてワクの積極的接種により爆発してるとしか思えん。風邪が夏にここまで大流行するとか不自然過ぎ。秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行… https://t.co/1OeItPuFD3
drummer_toshi
@LoveLive_maki1コロナ第7波 なぜ大流行になった#Yahooニュースhttps://t.co/D0znb4k6he 検査をしなければ陽性者は増えない。ただ単に検査数が増えているだけで流行はしていない。検査を有料、毒沈接種も自己負担1万円程度にすれば良いだけ。
The_henk2
@TheHenk2四回目以降のワクチン接種対象を限定しつつ社会全体には感染免疫を獲得させ全数把握は辞める。釈然としない話秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/u329zmuki6
板屋 瑞鶴🎌板屋一巻🏮
@mr_gingiro未だに #尾身茂 が在任しとるからや‼しかも勝手にコロナ #第7波 って作ったんやろwwワイの中では #第3波 の継続のままやwwコロナ第7波 なぜ大流行になった#Yahooニュースhttps://t.co/maq1jx4qHT
Lunapy
@pikarasukaru秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/5GaiFcdanA
ぽんた
@smaz_yt大学病院の教授のコロナの第7波はなぜ大流行になったのか…ってゆーの見とったんだけど単純に政府が無能だからとしか思わんでしょしかもこの教授、ここまでの状況を想定していなかったって…ご丁寧に大学病院名と写真まで乗っけてっけど大丈夫か?とも思た
サイレントトラベラー@ワクチン3回接種済
@slpolient欧米はとっくに全数把握をやめているからだろ。自然感染で集団免疫ができてしまっているのもある。【時事メディカル】「医」の最前線|「新型コロナ流行」の本質~歴史地理の視点で読み解く~|秋以降に迫る次の波~なぜ第7波は大流行になっ… https://t.co/MTA0w7oskJ
山猫亭リネコ🦅綾鷹@ブンヤ会【公式】
@fujika_ataka秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信) https://t.co/7ydoYGSEHT
オカメ八目@現役JK💞
@hatch_mock秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュースhttps://t.co/KhUqEgHsBC 早い話が日本人には免疫が無いから今更感染が広まったという。遅かれ早かれ多くの人にコロナ広… https://t.co/dSagsPGDIp
植田光
@WdRZjvuvi9FOvFo経済優先で正解ですが、重症化した時に直ぐ対応できる体制は、最低限整えるべきです#コロナ#第7波秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信)#Yahooニュース https://t.co/KRb2Hdm0hf
peko
@peko409これ読んで「日本人はさっさと全員感染して免疫をつけるべき」と主張する野蛮な人類が現れた。オミクロン株対応ワクチンを打てばいいのに→秋以降に迫る次の波 ~なぜ第7波は大流行になったのか~(時事通信) https://t.co/JXPEwcuEE2