日本テレビ系列の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』で、2024年3月月3日に放送された、イモトアヤコさんが世界各国の自然を追いかけて紹介する人気コーナー「珍獣ハンター」に関して問題が発生していると報じられています。
番組で放映されたビデオが、事前に承認された内容と大きく異なっており、コンゴ民主共和国大使館が非常に怒っていると報じられているのです。
コンゴ民主共和国大使館から、聞いていた内容と違うという指摘を受けたとしていますが詳しい内容が公表されていません。
一体何がコンゴ民主共和国大使館を怒らせたのでしょうか?
出演する祭り企画でのやらせ疑惑やQTubeで起きたロチ中岡総一の骨折事故など人気とは裏腹に、不祥時にこかない日テレ『イッテQ!』で、今回は何が起こったのか調べてまとめてみました。
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放送したVTRが申請された内容と大きく異なりコンゴ民主共和国大使館が激怒!
イモトアヤコさんが世界中の自然を訪れて紹介する人気コーナー「珍獣ハンター」でトラブルが起きていると報じられています。
番組で放送されたVTRが事前に申請された内容と大きく異なっており、コンゴ民主共和国大使館が激怒していると「現代ビジネス」が伝えています。
「3月3日の放送で、イモトさんら撮影クルーはコンゴ民主共和国でロケを行ったのですが、その放送内容が事前に知らされていたものとまったく違ったのです。大使は『嘘の申告とも受け取られる』と怒りをあらわにし、日テレ側に異議の申し入れを行っている状況です」
現代ビジネス2024.03.22『「イッテQ !」で新たな問題が…「珍獣ハンター・イモト」にコンゴ大使館が怒っている「驚愕の理由」』
日テレは「美しい自然を放送したい」と申告していた!
日テレ側の制作サイドは、当初は、「観光プロモーションとなる内容で美しい自然を放送したい」という理由で、コンゴ民主共和国に取材と放送を申告していたということでした。
しかし、実際に放送されたのは、伝統のプロレス興行にイモトさんが出場するなど、自然とは関係のない内容だったということでです。
プロレス相手がほぼアジャコングのようなツッコミが入ってたり、ブードゥプロレス相手に呪文をかけて攻撃するなど、呪術もエンターテイメントとして楽しむというこの様子を放送してたみたいなんです。
その企画は、自然プロモーションするみたいな内容ではなく、この『世界の果てまでイッテQ!』の方では、遊んだり戦ったり踊ってジャンプしたりウホウホしたり初上陸の2カ国からディープなワールドツアをお届けしますという感じで、自然をプロモーションする感じには見えないかったわけです。
コンゴ民主共和国大使館が激怒する理由は?
特に、首都キンシャサでのロケは治安の悪さを強調する内容でした。
首都でも危険な場所と安全な場所があるのはどの国でも同じでしょう。
それなのに、わざわざ治安の悪さだけを強調した演出がされていて、危険な国というイメージを植えつけかねない内容だったのです。
「自然の映像はほんのごく一部で、伝統的な胃薬がほぼ土だとか、呪術とプロレスをかけ合わせた『ブードゥープロレス』に挑戦するとか、最後はイモトが嫌いな蛇が登場するなど、おふざけの内容がことさら目立った。正直、オンエアを見ると、コンゴ民主共和国は治安が悪くて汚いという印象しか残らない内容でした」(テレビ誌デスク)
日刊ゲンダイ2024/03/26『日テレ「イッテQ!」に蔓延する驕りとコンプラ不全 コンゴ民主共和国大使館が放送内容に激怒』
外交問題まで招いてしまうか?
記事によると、大使館側と日テレの関係者が、放送から3日後に会合し、日テレ側が謝罪したと報じられていますが関係者は次のように述べています。
「今後、火消しできずに国際問題に発展する可能性は否定できません。しかし、日テレ側は悠長に構えたままです。週刊誌にスクープされるまで何もしていなかったというのが現状です。国際問題になれば、日テレ単独の問題では収まらなくなるでしょう」
一方、大使館の職員も過去の「イッテQ」を見ていれば、「NHKスペシャル」のような真面目な報道番組ではなく、芸人が多数出演するエンターテイメント番組であることを理解していたかもしれませんが……そうしたなかコンゴ民主共和国は苛立ちを隠せないでいるらしいです。
大使館からの不満に対して、一度謝罪に訪れただけで、その後の対応については何も進展がないようです。
現在、正式な外交ルートを通じて大使が外務省に抗議の準備を始めていると報じられています。さらに、BPOへの訴訟提起も検討されているようです。
この後どうなるのでしょうか?