【日本刀に魅せられた男】イギリス人職員トゥミさんとは?マツコの知らない世界
(出典X:@tbsmatsukosekai)

TBSの番組「マツコの知らない世界」に、備前長船刀剣博物館の職員であるトゥミ・グレンデル・マーカンさんが出演しました。

トゥミ・グレンデル・マーカンさん、通称トゥミさんが、テレビ番組「マツコの知らない世界」に出演し、日本刀の魅力について語ることになりました。

トゥミさんは一体どんな人物で、どこの国から来たのでしょうか?

また、なぜ日本刀が外国人の間でこんなにも人気があるのでしょうか?

これらの疑問を解明するために情報を集めてみました。

世界中の人々が日本刀に抱くイメージは大きく二つに分けられます。

一つはそのクールな見た目へのあこがれ、もう一つは芸術作品としてのその美しさです。

これらの観点を踏まえて、トゥミさんと日本刀について探求してみましょう!

トゥミ・グレンデル・マーカンのプロフィール

2022年4月から、岡山県瀬戸内市の「備前長船刀剣博物館」に、トゥミ・グレンデル・マーカンさんが多言語支援員として着任しました。

イギリスで生まれ育ったトゥミさんは、「日本刀の魅力を海外に広めたい」という目標を持っています。

もともと中世の物語が好きで、金属の武器に興味があり、大学では考古金属学を専攻していたトゥミさんのプロフィールです。

<トゥミ・グレンデル・マーカンさんのプロフィール>
  • 名  前:Tumi Grendel Markan(トゥミ・グレンデル・マーカン)
  • 生年月日:1996年
  • 年  齢:28歳(2024年時点)
  • 出身地 :イギリス
  • 出身大学:ロンドン大学考古金属学
  • 現在勤務:「備前長船刀剣博物館」での多言語支援員として勤務

トゥミ・グレンデル・マーカンさんが日本刀に興味を持ち、日本を訪れた経緯や経歴についてご紹介します。

トゥミさんが日本刀に魅せられたのはなぜ?

トゥミ・グレンデル・マーカンさんは、幼い頃から中世の物語が好きで、特に金属製の武器に興味を持っていたそうです。

ロンドンの鍛冶屋さんに1週間滞在して刀剣製作を体験したり、興味が高じて大学ではロンドン大学の考古金属学を専攻したと言われています。

そんなトゥミさんは、18歳の時に吉原義人(よしはらよしんど)さんの著書「The Craft of the Japanese Sword(現代作刀の技術)」と出会い、日本刀に興味を持つようになりました。

これは日本で有名な刀鍛冶、吉原義人(※)さんの本で、日本刀が作られる過程や技術について詳しく記されています。

刀や刀剣に興味があるトゥミさんのために、トゥミさんのお母さんが誕生日にプレゼントしてくれたのだそうです。

(※)吉原義人(よしはらよしんど)無鑑査刀匠の称号を持つ。海外での評価も高い。

この書籍は、日本刀を武器ではなく芸術作品として紹介しています。

初心者向けの内容で、とてもわかりやすかったそうで、もし専門的に難しい内容だったら、今ほど興味を持てなかったかもしなかったと言います。

(出典https://hiraku-gov.note.jp/)

この書籍に出会ったことで、初めて日本の文化に触れ、「日本刀」に興味を持つようになったそうです。

そして大学2年生の時、トゥミさんは、実際の日本刀を見る機会を得ました。

吉原さんの書籍には、刃文(はもん)や地鉄(じがね)、姿(すがた)などの説明もあったので、それらを思い出しながら鑑賞しました。

トゥミさんは、本物の美しさを目の当たりにしたことで、日本刀の芸術作品としての価値を実感し、すっかり魅了されてしまいました。

トゥミ・グレンデル・マーカンが岡山『備前長船刀剣博物館』で働くことになったのは?

トゥミ・グレンデル・マーカンさんは、日本刀の本当の魅力を世界に知ってもらいたいと考えていましたが、イギリスでの調査には限界があったため、日本に来日しました。

日本では、日本刀を作るためには刀匠資格を持つ刀鍛冶のもとで修業をしなければならないことも知りました。

そのため、「備前長船刀剣博物館」の多言語支援員に応募し、伝統技術の継承により日本刀ができあがるまでのプロセスを学ぶために来日しました。

2024年において、トゥミさんは、「備前長船刀剣博物館」で多言語サポートの仕事をしており、展示の翻訳や外国人観光客の案内などを担当しています。

また、博物館には適切な英語の資料がないため、それを作成することが私の使命だと考え、精力的に取り組んでいます。

トゥミ・グレンデル・マーカンさんがマツコの知らない世界「日本刀の世界」で紹介した日本刀は?

トゥミ・グレンデル・マーカンさんが紹介する日本刀を調査しました。

彼女はマツコの知らない世界「日本刀の世界」でその日本刀を紹介します。

祢々切丸(ねねきりまる)

祢々切丸(ねねきりまる)は、栃木県日光市にある日光二荒山神社が所蔵する日本刀(大太刀)です。

南北朝時代に作られたとされており、全長324.1cm、刃長216.7cm、重量24kgと日本最大級の大太刀です。

祢々切丸は、日光山中の「ねねが沢」に住み着いた妖怪「祢々」を、刀自ら鞘を抜け出して祢々を切り付け退治したと伝わることに由来しています。

祢々は「ねーねー」と鳴くところからこの名前が付けられ、一説には大きな虫の様だったともされています

小太刀 来国俊(らいくにとし)

小太刀「銘 来国俊(黒漆蛭巻太刀拵)」は、鎌倉時代中期に山城国(現在の京都府)で興った刀工集団「来派」の刀工「来国俊」の作品です。国宝に指定されています。

来国俊の作風は、前期には豪壮な姿に丁子乱れの華やかさがあり、後期は細身で直刃の瀟洒な作となりました。

圧切長谷部(へしきりはせべ)

圧切長谷部(へしきりはせべ)は、南北朝時代に作られたとされる日本刀(打刀)です。

織田信長が茶坊主を討ち取る際に、膳棚の下にもぐりこまれたため、棚の下に刀を差し込み、圧し切ったことにちなみその名がついたという逸話があります。

圧切長谷部は、福岡県福岡市早良区にある福岡市博物館に収蔵されており、日本の国宝に指定されています。国宝指定名称は「刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押 黒田筑前守(名物へし切)」です。

圧切長谷部は、もともとは3尺(約90cm)の大太刀でしたが、磨き上げられ現在の長さ(64.8cm)になりました。

1953年(昭和28年)3月31日に国宝指定され、黒田家より福岡県に寄贈され、現在は福岡市博物館の所蔵となっています。

トゥミ・グレンデル・マーカンの岡山『備前長船刀剣博物館』はどこ?

岐阜県にある刀剣博物館で、トゥミ・グレンデル・マーカンさんは多言語支援員として活躍しています。

展示のみならず、イベントや体験教室など様々な催しも行われています。

ぜひトゥミさん本人から日本刀についての説明を聞いてみたいですね!

備前長船刀剣博物館 〒701-4271 岡山県瀬戸内市長船町長船966

まとめ

トゥミ・グレンデル・マーカンさんについて調査してみました。

彼は日本刀について日本人よりも詳しいかもしれませんね。

世界中で大ブームになっているため、海外の人々からも注目されています!

FAM8

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