【スーパー酵素】数百年かかるプラスチックの分解を1日~数日で可能にする酵素を開発
(出典 i.gzn.jp)

【スーパー酵素】数百年かかるプラスチックの分解を1日~数日で可能にする酵素を開発・・ネットの反応まとめ!

・・・カラパイアより一部抜粋

米テキサス大学オースティン校の研究グループは、人工知能の力を借りて、プラスチックを短時間で分解できる酵素を開発した。

ペットボトルでお馴染みのPETだが、自然環境では分解されるまで400年かかると言われている。しかし新しい酵素を使えば、1日から1週間で分解できてしまう。

その酵素を「FAST-PETase(ファストペターゼ)」という。FASTはFunctional(機能的)、 Active(活発・能動的)、 Stable(安定)、Tolerant(耐性)の頭文字をとったものだ。

ペターゼは、もともとPETプラスチックを分解する細菌が持つ酵素だ。これをもとに、機械学習で分解速度を高めるだろう突然変異5つを予測させて開発されたのが、ファストペターゼである。

ファストペターゼは、プラスチックを基本的な分子にまで切断(脱重合)してくれる。

その過程は最短で24時間、長くても1週間だ。ペットボトルが自然に分解されのに約400年かかることを考えれば超高速である。

…以上、カラパイアの記事より抜粋

すごいですね!

これが現実になれば、かなり環境問題が解決できそうです。


(出典 slashgear.jp)

 

カラパイアの元の記事はこちらからご覧ください

 米テキサス大学オースティン校の研究グループは、人工知能の力を借りて、プラスチックを短時間で分解できる酵素を開発した。

 ペットボトルでお馴染みのPETだが、自然環境では分解されるまで400年かかると言われている。しかし新しい酵素を使えば、1日から1週間で分解できてしまう。

 「この最先端のリサイクル法を活用できる業界は無限にあります」と、研究グループの化学エンジニア、ハル・アルパー氏は語る。

 「廃棄物処理業界だけでなく、あらゆる分野の企業にとっても自社製品のリサイクルを進めるチャンスになるでしょう」

【画像】 天然のプラスチック分解細菌の酵素と人工知能を利用

 

 その酵素を「FAST-PETase(ファストペターゼ)」という。FASTはFunctional(機能的)、 Active(活発・能動的)、 Stable(安定)、Tolerant(耐性)の頭文字をとったものだ。

 ペターゼは、もともとPETプラスチックを分解する細菌が持つ酵素だ。これをもとに、機械学習で分解速度を高めるだろう突然変異5つを予測させて開発されたのが、ファストペターゼである。

 ファストペターゼは、プラスチックを基本的な分子にまで切断(脱重合)してくれる。

 その過程は最短で24時間、長くても1週間だ。ペットボトルが自然に分解されのに約400年かかることを考えれば超高速である。

・合わせて読みたい→プラスチックごみを6倍速く分解するスーパー酵素が開発される(英研究)

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再結合で新たなプラスチックを作り出すことも

 しかも脱重合された分子を化学的プロセスで再度結合(再重合)させれば、真新しいプラスチックを作り出すこともできる。

 酵素の開発にあたっては、使用済みのプラスチック容器51種、ポリエステル繊維5種、PET製の繊維・ボトルで試験が行われている。

 これらの試験では、50度以下でファストペターゼが有効であることが確認されたという。実はこれが重要なことなのだ。

 「環境をきれいにするなら、常温で働く酵素が必要です」と、アルパー氏。ファストペターゼはこの要件を満たしているゆえに、将来的にも大きな優位性があるのだという。

Plastic-eating Enzyme Could Eliminate Billions of Tons of Landfill Waste

持続可能なプラスチックのリサイクル法

 ペットボトルでお馴染みのPETは、世界の廃棄物全体の12%を占めるとされている。しかもきちんとリサイクルされるプラスチックは10%にも満たない。

 ファストペターゼはこうした状況を多少なりとも変えてくれるかもしれない。

 研究グループによれば、比較的安く、持ち運びができ、産業レベルに規模を拡大するのもそう難しくはないという。

 現在、プラスチックを廃棄処理する主な方法は埋め立てだ。しかしプラスチックは自然界でなかなか分解されない。

 焼却することもできるが、これは高コストで、大量のエネルギーが必要となり、有害なガスまで発生する。それゆえにもっと持続可能な別のプラスチック処理法が求められているのである。

 「合成バイオテクノロジーから、化学エンジニアリング人工知能まで、異分野を融合させる威力を実証しています」と、研究グループアンドリューエリントン氏は語っている。

 この研究は『Nature』(2022年4月27日付)に掲載された。

References:Plastic-eating Enzyme Could Eliminate Billions of Tons of Landfill Waste – UT News / written by hiroching / edited by / parumo

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数百年かかるプラスチックの分解を1日~数日で可能にする酵素を開発

(出典 news.nicovideo.jp)

<このニュースへのネットの反応>

ホントなら世紀の発明だ、あとはそれが自然に与える影響だな

 

焼却に高コストに大エネルギーって、なんじゃそら。それにしても、「石油化学製品は原理上、全て再液化できる」し、実際プラ製品の液化プラントも既にあるんだから、そっちに注力した方がいいと思うがな。自然系エネルギーで稼働させりゃええやろ。記事の「これ」が実用レベルでも一番の問題は「回収」と運搬のコストで、それ解決しないからね。

 

鉄や木材と違って数百年で分解するならそのまま放置すればよさそうなもの。博物館関係の人から聞いた話だが、20世紀の家電等プラスチック製品の保存に四苦八苦しているそうだ。

 

人工知能すげえな。コロナの変異株も予測して流行前にワクチン開発とかできないかな

 

話が混同してると思う。PETが自然にかえすのには400年と書いてあるが、ここでの話はPETを自然にかえすわけではなく、原材料のテレフタル酸と有毒のエチレングリコールに戻す過程のこと。同じ時間スケールで語ることはできない。作り出した原材料から再びPETを作ることが可能という意味では持続的

 

…あれ?日本じゃもう固形燃料にする商売が成立してるんだけど…

 

兵器に転用出来そうではあるな。部品にPET使ってるものも多いだろうし、金属等他の部品を回収して再利用も可能だろうし

 

細菌が漏れて、その辺の乗り物とか工場機械なんかのPETも勝手に分解されて、大事故になる未来が見えるw

 

↑フルメタふもっふの最終回w

 

これ文明崩壊シナリオにあったな、ナノマシンがプラスチックだけじゃなく金属等も分解して文明が終わる。この場合酵素ではあるが使いどころを考えないと兵器としても使用できてしまうからな、使いようを間違えないようにしないとな

 

義肢、美容整形、虫歯治療、全部プラスティックなわけだが分解したらどうなるかな?

 

類似の酵素を持った生物がいれば「衣服だけを溶*スライム」という俺たちの夢が…!

 

酵素特有の気質特異性をどの程度実現できているものやら。エステル結合をところかまわず分離となると、合成樹脂のみならず化学繊維も犠牲になりそうだ。

 

かがくの ちからって すげー! ▼

 

すごい発見だけど、そもそも人間がゴミを捨てる量を減らすような社会や教育を考えるのが根本的な解決な気が。すごい発見だけど。既に捨てられているプラごみに対して有効そう?

 

FAM8

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