【川勝平太】不適切発言の数々!不適切にもほどがある!<過去不適切発言集>
(出典 newsdig.ismcdn.jp)

新規採用職員に対する訓示で不適切な発言があったとして辞職を表明していた静岡県の川勝平太知事。

静岡県の川勝平太知事は、突然辞職するという驚きの決断を下しましたが、彼は、知事に就任してから度々、適切でない発言や行動で物議をかもしてきました。

これまでの川勝平太知事の不適切発言の数々をまとめてみました。

平成25年9月:「先生の授業が最低ということ」

2013年9月10日、川勝平太知事は、全国学力調査で静岡県の小学六年生国語Aの成績が全国で最下位だったことについて、成績が下から100校内の小学校長名を公表すると爆弾宣言しました。

そして、責任の所在を明確にしたいという理由を述べました。

しかし、「教え方が悪いから子どもの成績が上がらない」とか、「先生の授業が最低だということ」というのはあまりにも単純化されすぎている、教育者を自称する人が、こんな非教育的なことを行うことに驚くばかりだとの批判が殺到しました。

平成28年12月:「政令指定都市としては失敗事例」

川勝平太知事は、2016年12月19日に開催された静岡県と政令指定都市である静岡市、浜松市との首長サミットにおいて、「静岡市は政令指定都市としては失敗事例だった」と述べました。

この発言は静岡市長の田辺信宏氏を不快にさせ、両者の確執につながりました。

令和元年12月:「やくざもいる。ごろつきがいる」

2019年12月19日に行われた県議会各会派からの予算要望の中で、県が計画する「文化力の拠点」構想をめぐって交わされた際に、川勝知事は、構想に反対する県議らについて触れた中で「やくざもいる。ごろつきがいる」などと発言していました。

静岡県議との面談中に川勝平太知事が「やくざ」「ごろつき」という暴言を吐いた問題について、川勝知事は、2019年12月25日に、県庁で釈明会見を行いました。

怒りを抑えきれずに不適切な発言をしたことを認め、「誠に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。

さらに、県議からの説明や謝罪の要求には適切に対応する意向を示しましたが、発言の撤回はしないと述べました。

令和3年6月:「顔のきれいな子は、賢いことを言わないときれいに見えない」

2021年6月6日の知事選挙期間中に富士市で行われた集会で、川勝知事は、かつて静岡文化芸術大学の学長を務めていた時に、女子学生たちと一緒に新東名高速道路の建設現場を視察した際のエピソードを紹介しました。

その中で、学生たちの容姿に言及しながら、「11倍の倍率を通ってくるからみんなきれい」「顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、なんとなく、もうきれいになる。きれいに見られないでしょう」と話しました。

川勝平太知事は、2021年12月1日、報道陣に対して「本当に不適切な発言で恥ずかしい」と認め、撤回しました。

令和3年10月:「(御殿場市は)コシヒカリしかない」

2021年10月24日に行われた補欠選挙の応援演説で、川勝平太知事は、応援候補の地元である浜松市と、対立候補が市長を務めた御殿場市を比較し、「あちらはコシヒカリしかない。飯だけ食ってそれで農業だと思っている」と述べました。

この発言に対して、差別的な発言だとする苦情などが県に寄せられ、8日までに300件以上の問い合わせがありました。

2021年11月9日、川勝平太知事は、参院静岡選挙区の補欠選挙の応援演説で御殿場市について「あちらはコシヒカリしかない」と発言したことについて県庁で記者会見を開き、「御殿場に対する批判的な発言と受け取られるのは誤解だ」と釈明しつつも、「そう受け取られかねない誤解を生んだ私に責任がある」と語りました。

令和4年2月「選考関わった人は辞任を」

2022年2月22日、川勝平太静岡県知事は、秋の東海大会で準優勝した聖隷クリストファー高(静岡)が第94回選抜高校野球大会の出場校に選ばれなかったことについて、「判断が疑わしいのではないか。関与した人は辞任すべきだ」と日本高校野球連盟を批判しました。

高野連は「総合的に判断した」と説明していましたが、一方で改革検討委で選考の在り方を議論するとしていました。

川勝知事は「改革委を設けなければならないほどの事案だったということだ」と不信感を表明しました。

出場校については、東海大会で優勝した日大三島高(静岡)と、4強に入った大垣日大(岐阜)が選ばれましたが、SNS上などで「おかしい」という声が相次いでいました。

令和5年8月:「ゴールポスト動かしていない」

2023年8月8日、定例記者会見で、経済産業省の中谷真一副大臣がリニア工事に関して、「自分たちの地域に駅ができないからといって反対するのはおかしい」と述べたことについて感想を尋ねられた際、「まずは(中谷経産副大臣に)直接会って話をしたい」と答えました。

中谷経産副大臣がゴールポストを動かしていると指摘された点については、「ゴールポストは県の専門部会で示された47項目の懸念などを全て議論することであり、これまで一貫している。動かしていない」と反論しました。

令和5年11月:「遅れた責任JR東海にある」

リニア中央新幹線静岡工区の問題について、2023年11月9日の定例記者会見で、JR東海が10月に具体案を公表したダムの取水抑制案について、「JR東海にはここまで遅れた責任がある。どこかの県に(責任を)擦り付けるような発言をしてきたのは遺憾だ」と不満を述べました。

川勝平太知事は、会見で、同案の構想発表から具体案公表まで1年半を要したとし、「JR東海が準備不足で、(取水抑制案について)発言したのかということ。どれだけ振り回されたか、責任を痛感していただきたい」と述べました。

令和6年3月:「ボールを蹴るのが一番重要。勉強よりも何よりも」 「磐田は浜松より文化的」

2024年3月13日の午前中、なでしこリーグ1部に所属し、磐田市を本拠地とする「静岡SSUボニータ」の監督や選手、チーム関係者が川勝知事を訪れました。

彼女らは、シーズン開幕の報告をするために訪れたのです。

川勝平太知事は、面会の場で、県内でも屈指のサッカー強豪校であり、数々の日本代表選手を輩出してきた藤枝東高校について言及しました。

また、藤枝東高校は地区トップの進学校としても知られており、「藤枝東はサッカーをするために入ってきている。学校もボールを蹴ることが一番重要なこと。勉強よりも何よりも」と述べました。

さらに、ボニータのホームタウンである磐田市について、「磐田というところは文化が高い。浜松より元々高かった」と述べました。

さらに、川勝知事は、「侍ジャパンとか“侍”というでしょう。礼儀正しい、潔い、スポーツマンシップが身に付いている。それは、男の子はお母さんに育てられる。お母さんは持っている」という自説も述べたそうです。

令和6年4月:「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち」

川勝平太知事は、2024年4月1日、新入社員向けの指導で、「野菜を売ったり牛の世話をしたりするのとは違って、皆さんは知性が高い」と述べました。

職業に対して評価を付けたようにも受け取られ、議論を巻き起こしました。

静岡県の新規採用職員に対する指導で、「県庁は知恵の蓄積の場であり、皆さんは頭脳と知性を活かす人たちです。野菜や牛の世話、モノづくりといった仕事とは異なりますが、差別的な発言と受け取られかねないものでした」と述べ、翌日に急遽辞任を表明しました。

FAM8

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
アーカイブ