2024年9月7日と8日に、大阪の京セラドームで開催された「THE FACT MUSIC AWARDS(TMA)」は、K-POPファンにとって注目のイベントでした。
しかし、2日間にわたるこの音楽授賞式において、会場の観客数が予想を大きく下回り、会場が「ガラガラ」と話題になりました。
約51,000人人収容可能な京セラドームにおいて、空席が目立つ光景がSNSでも拡散され、ファンやメディアの間でその原因が議論されています。
本記事では、TMA2024がガラガラだった理由を考察し、なぜこのような状況が発生したのか、その背景を探ります。
Contents
TMA2024がガラガラだった理由は?
1. チケット料金の高さ
TMA2024のチケット料金は非常に高額でした。
具体的には、VVIP席は29,500円、VIP席は25,500円、R席でも19,500円と、他の大型音楽イベントと比較してもかなり高めの設定です。
この高価格が、多くのファンにとって参加のハードルを高めた可能性があります。
特に、K-POPファン層には若年層が多く、学生や若者にとっては負担が大きかったことが考えられます。
2. 出演者ラインナップの期待外れ
TMA2024には、人気グループであるNewJeans、aespa、NiziUなど16組のアーティストが出演しましたが、そのラインナップが期待に応えられなかったという指摘があります。
特に、1日目のラインナップに対しては「知名度が低い」「集客力が弱い」という声が多く見られました。
2日目には、NewJeansやaespaといった人気グループが出演しましたが、それでも観客数を大幅に増やすことはできなかったようです。
これは、ラインナップの魅力がチケット価格に見合っていないと感じたファンが多かったためと考えられます。
韓国でのTMAに比べ、今回の日本開催ではトップクラスのアーティストが少なかったことが、観客動員数に影響を与えたと考えられます。
3. 会場選びの失敗
京セラドームは、約51,000人規模の収容力を持つ大規模会場です。
しかし、今回のTMA2024にとっては、このキャパシティが大きすぎたのではないかという意見が多く見受けられました。
8,000人~10,000人規模の会場であれば、より適切な空間でイベントが行え、観客が少なくても目立たなかったかもしれません。
この会場選びが、結果的に空席が目立つ要因となり、イベント全体の雰囲気にも影響を与えました。
4.TMA2024のチケット料金が高い理由は?
TMA2024のチケット料金が高く設定された背景には、いくつかの要因が考えられます。
1. 高額な特典付きチケット
TMA2024のチケットには、VVIP席やVIP席などの高額な席種があり、これらには特別な特典が付いています。
例えば、レッドカーペット観覧の抽選券などが含まれており、通常のコンサートよりも特別な体験を提供することを目的としています。
2. 海外開催によるコスト
TMAは例年韓国で開催されていましたが、2024年は初めて日本での開催となりました。
このため、海外開催に伴う追加のコストが発生しています。
アーティストやスタッフの移動費用、会場のレンタル費用などが含まれ、これがチケット価格に反映されている可能性があります。
3. 大規模な会場の使用
京セラドーム大阪は約51,000人を収容できる大規模な会場であり、これに伴う運営費用も高額です。
大規模な会場を使用することで、設備やスタッフの配置などにかかるコストが増加し、これがチケット価格に影響を与えていると考えられます。
これらの要因が重なり、TMA2024のチケットが高額に設定されたと考えられます。
高額なチケット価格は、ファンの参加を躊躇させる一因となり、結果として空席が目立つ状況を生んだと指摘されています。
SNSの反応とファンの声
SNS上では、出演者を気遣うファンの声が多数寄せられました。
「せっかくのパフォーマンスが観客の少なさで台無しに見える」「アーティストがかわいそう」といった投稿が相次ぎ、アーティスト側のモチベーションにも影響を与えかねない状況が浮き彫りになっています。
また、運営に対しても「なぜこんな高額なチケットにしたのか」「もっと小さな会場でやるべきだった」という批判が広がっています。
まとめ
TMA2024がガラガラだった理由として、チケット価格の高さ、出演者のラインナップの魅力不足、そして会場選びの問題が挙げられます。
これらの要素が重なり、多くのファンが足を運ぶことを躊躇した結果、空席が目立つ事態となりました。
今後のイベント運営では、これらの教訓を活かし、よりファンに寄り添った企画を行うことが求められます。