東京地方裁判所は、検察の準抗告を退け、猿之助被告はすでに500万円の保釈金を納めています。彼は31日に保釈された。
市川猿之助、本名である喜熨斗孝彦被告(47)は、2023年5月に自殺を手助けするため、父親の市川段四郎さん(76)と母親を睡眠導入剤で服用させた罪で起訴されました。
彼の弁護士は7月28日に保釈を請求し、東京地裁は31日に保釈を認める決定をしました。
検察はこの決定に不服として準抗告しましたが、裁判所はこれを退けました。
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準抗告とは何でしょう?検察側が準抗告をした理由は?
準抗告とは裁判官が下した判断に納得できないときに、裁判所に対してその判断の取り消しや変更を求める申立て手続きです。
裁判官1名が下した判断に対して準抗告を行うと、この判断を下した裁判官を含まない別の裁判官が3名選ばれ、合議で新たな判断を下すことになります。
準抗告は原則、第1回公判期日の前に裁判官が行った処分に対する不服申し立てのことをいいます。第1回公判期日の後の不服申し立ては抗告手続きといいます。
今回の市川猿之助さんの場合、第1回公判前ですので「準抗告」ということになります。
東京地裁は、保釈を認める決定が出ましたが、検察側は、この決定を不服として準抗告を申し立てました。
検察は、保釈をしてしまうと、再び市川猿之助さんが自殺を図ってしまうのではないかという懸念があり、そうなると真実の究明に大きな障害になると考え、準抗告を申し立てましたということになります。
猿之助さんの保釈に対して東京地裁が検察側の準抗告を棄却した理由は?
東京地裁は、猿之助被告の保釈金500万円を受け取り、保釈を認める決定をしました。
一方、検察側は保釈を認める決定に不服として「準抗告」を行ったが、裁判所は再び保釈を認めることを決定した。
一体なぜ、東京地裁は、準抗告を棄却したのでしょうか?
東京地裁は、現在の猿之助被告の精神状態が安定しており、しっかりとした受け答えができていること。
そして、逃亡、証拠隠滅の恐れがないこと。
さらに、今後、猿之助被告が自殺を図に及ぶ可能性がないことを考慮したと考えられます。
【市川猿之助被告】保釈金500万円納付 検察側は「準抗告」 裁判所が改めて判断へ – YouTube
(出典 Youtube)
『市川猿之助被告が保釈 保証金500万円即日納付 76日ぶり公の場で6秒間頭下げ…何も語らず車へ』の記事の要約
死亡した両親に対する自殺ほう助の罪で逮捕、起訴された歌舞伎俳優、市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦=きのし・たかひこ)被告が31日夜、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。
東京地裁がこの日、保釈を認める決定をし、保釈保証金500万円を即日納付した。
〝最後〟の舞台となった明治座公演から76日ぶりに公の場に姿を見せた猿之助被告は6秒間頭を下げ、何も語らず迎えの車に乗り込んだ。
スーツ姿をみせた市川猿之助被告午後8時半頃、猿之助被告は原宿署から黒いスーツに黒のネクタイ姿で現れると、詰めかけた約150人の報道陣に向かって硬い表情で6秒間頭を下げた。
公の場に姿を見せるのは事件前夜が休演日だったため、〝最後〟の舞台となった5月16日の明治座公演以来、76日ぶり。
言葉は一切発することなく、迎えの黒いワンボックスカーの後部座席に乗り込むと、白いマスクをつけて前を見据えたまま署を後にした。
所属事務所が公式サイトでコメントを発表。
心配や迷惑をかけた関係者に改めて謝罪し、「公判の推移を見守っていく所存ですが、司法による最終的な判断がなされるまでは見解を申し上げることは差し控えさせていただければ」と理解を求めた。
保釈決定に検察側が不服とし準抗告したが、地裁は退けた。
元東京地検特捜部の若狭勝弁護士は「検察は猿之助被告が再び自殺を図る可能性もあるとして準抗告したと思います」と推察。
準抗告があった場合、保釈決定の翌日になる場合が多いが、「裁判所は弁護人の陳述書から精神状態が安定していると判断したんでしょう」と説明する。
今後の裁判については「9月中旬から10月中旬頃までに初公判があり、2回くらいで結審し、12月までには判決が出るでしょう」とし、「懲役3年執行猶予3年が妥当ではないでしょうか」との見方を示した。
猿之助被告は5月18日に東京・目黒区の自宅で、父で歌舞伎俳優、市川段四郎さんと母、喜熨斗延子さんの自殺を手助けした罪で逮捕され、7月28日に起訴された。
性加害やハラスメント疑惑を報じる週刊誌報道を事前に知って家族と話し、一家心中を決意したと供述した猿之助被告。
(元記事の出典:サンケイスポーツ)
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@YahooNewsTopics【猿之助被告の保釈を認める決定】 news.yahoo.co.jp/pickup/6470915
Green Pepper
@r2d2c3poacco保釈された猿之助君が何だか昭和のヤクザ映画の役者っぽかった。 pic.twitter.com/SjztCzThk6