元サッカー日本代表FW伊東純也選手の性加害疑惑を報じた週刊誌「週刊新潮」編集部は2月2日、伊東純也選手の性加害疑惑に関する報道について、「被害女性たちの訴えを真実と確信している」とのコメントを発表しました。
伊東純也選手は、「週刊新潮」のニュースサイト「デイリー新潮」の報道によって、日本代表から離れなくてはなりましたが、さら匂いうつをかけるコメントのようです。
どんな内容かまとめてみましょう。
Contents
伊東純也選手の性加害疑惑これまでの経緯
週刊新潮は、『サッカー日本代表の「イナズマ」が刑事告訴された「伊東純也」の“準強制性交” 被害女性2人が告発』などと題して、伊東純也選手が昨年6月に大阪のホテルで20代女性に大量の酒を飲ませ、同意なく性的な行為に及んだとして女性から刑事告訴されたと報じました。
これに対して、伊東純也選手側は「性的な加害はなかった」「まったくのでっち上げだ」と明確に否定し、1日に虚偽告訴容疑で告訴状を提出し受理されました。
このトラブルが明るみに出たことを受けて、『日本サッカー協会(JFA)』は1日に、現在開催中の『AFCアジアカップ』の日本代表から伊東純也選手が離脱することを発表しました。
その後、チームサイドから「伊東選手とともに戦いたい」という意見が多く出ていたため一時的に撤回されましたが、結局、2日に代表離脱が正式に決定しました。
週刊新潮編集部が新たにコメントを発表!
こうした経緯を経て、週刊新潮の編集部は、2月2日に新たなコメントを発表しました。
「本誌は取材の結果、被害女性たちの訴えを真実と確信しております。彼女たちが受けた心身の傷は極めて甚大です。事は刑事事件に発展する可能性のある重大な案件であり、伊東選手、ならびに日本サッカー協会(JFA)はその重大性を深刻に受け止め、被害女性たちに真摯(しんし)に向き合い、対応すべきであると考えます。本件について、伊東選手側が虚偽告訴だと訴えるのは、被害女性を二重に傷つけることであり、看過し難い行為と言わざるを得ません。今後も週刊新潮は本件について取材を続けて参ります」
スポニチアネックス2/3『週刊新潮編集部がコメント 伊東純也報道「虚偽告訴と訴えるのは被害女性を二重に傷つける看過し難い行為」』
伊東純也選手の弁護士「悪質性が高い!」証拠もある!
加藤博太郎弁護士は、伊東純也選手の代理人として『スポーツ報知』などの取材に応じており、大阪府警が虚偽告訴容疑での告訴状を受理したことについてコメントしました。
「今回大きいのは、まったく虚偽の事実で告訴されている点。(伊東サイドとしても)名誉毀損や民事で訴えるとかそういう話ではない。週刊誌に書かせることを目的としているのは悪質性が高いとして、虚偽告訴の告訴が受理された形です」
スポーツ報知2/2『性加害疑惑報道の日本代表MF伊東純也 代理人弁護士が「でっち上げ」と主張 証拠動画の存在明かす』
伊東純也選手は昨年6月に飲み会、ホテルで女性と過ごした事実などは認めていますが、性的な加害行為は否定しています。
それを裏付ける証拠もあるようです。
弁護士は「性被害があったとされる時間の動画がある。客観的な証拠がある」と証拠の存在を明かしています。
伊東選手側の弁護士:
捜査中のことなので言えないこともあるんですけれども、女性が服も脱いでない。そういった客観的証拠も持っている。当時の女性側が被害に遭ったと指摘している時間の動画が残っております。女性側が被害を訴えていた後のLINEのやりとりというのもありまして、性的加害と全く矛盾するような、女性側からむしろ積極的にいった、いこうとしたというようなことを女性が自白しているLINEというのがございます。それが客観的事実と矛盾しているというところが、非常に大きいというふうに考えています。
動画や写真、LINEのやりとりといった「客観的証拠」があり、正当性に自信を持っていると主張する代理人弁護士。
FNNプライムオンライン2/2『サッカー伊東純也選手“性加害”疑惑…代理人弁護士と週刊誌側の異なる主張「客観的な証拠ある」「訴えを真実と確信」』
活動を妨害できるという前例を作ってはいけない!
伊東純也選手は、虚偽の告訴によって活動が妨害される前例を作りたくないとの考えから、女性側が大会のタイミングを狙って刑事告訴したことを非常に悪質だと弁護士として明かしています。
一方で週刊新潮は、被害女性を傷つける行為として虚偽告訴を非難していますが、現時点では確証が出ておらず、伊東選手側が身の潔白を主張して告訴したことを非難するのは適切ではないと感じます。
伊東純也選手側の弁護士によれば、女性側の証言には疑わしい点があり、「美人局(つつもたせ)」の疑いもあるため、警察の捜査の行方を見守りたいと述べています。