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『トラス英首相失脚の裏で…世界で「ポピュリズム」政権が続々立ち上がっている不気味さ』についてTwitterの反応
リズ・トラス英首相は10月20日午後(現地時間)、首相官邸前で辞任の意向を表明した。
トラス氏が9月23日に発表した国債増発による大型減税策は金融市場の混乱を招き、同国の財政悪化懸念を加速させた。
(1)2023年4月に予定していた法人税率の引き上げ(19%→25%)を撤回、
(2)23年4月から所得税の基本税率を1%引き下げ(20%→19%)、
(3)23年以降、所得税の最高税率を縮減(45%→40%)、
(4)22年4月に引き上げた国民保険料の再引き上げ–
因って、同28日に英イングランド銀行(英中銀)が急きょ長期国債(残存期間20年超の国債)の買い入れを発表、さらに10月3日にはクワジ・クワーテング財務相が最高税率引き下げ撤回の発表を余儀なくされた。
それから11日目の14日、トラス氏は法人税減税の撤回とクワーテング財務相解任(ジェレミー・ハント新財務相任命)を発表したものの、金融市場は財政の信認回復には至らず今日までポンド下落と金利上昇が続いている。
自信満々で打ち出した国債増発・大型減税撤回の責任を9月のトラス政権誕生における最大の功労者だったクワーテング氏に押し付け、自らの首の皮一枚を残したトラス氏は与党・保守党内からも批判の集中砲火を浴びた。
トラス氏はポピュリズムに突き進み墓穴を掘ったのだ。
欧米政治史に通暁した歴史家は今週、「戦後の英政治史で“鉄の女”マーガレット・サッチャー首相以降、マシだったのはゴードン・ブラウンとテリーザ・メイぐらい。
日本で名を馳せたトニー・ブレアを含めて残る首相はすべて落第点だ。
トラス氏に至っては論評に値すらしない」と、筆者に語った
その要点は、トラス氏の命脈は年末には断たれるが、先ずは巨額の国債発行にストップをかけて時間を稼ぎ、10月31日に公表予定の中期財政計画の再考に傾注するためだったというのである。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナ侵略によって、これまでに欧州全域に広がりを見せていたポピュリズムをさらに拡散させたことが大きい。
メローニ女史はアドルフ・ヒトラーと握った“ファシズムの首魁”ベニート・ムッソリーニを尊敬して止まないと公言している。
同11日に行われたスウェーデン総選挙でマグダレーナ・アンデション首相率いる中道左派政権は移民排斥を訴える「ネオナチ」との批判がある野党も含む右派連合に敗北した。
その一角を担う穏健党のウルフ・クリステション党首が10月18日に首相に就任した。
こうした右派志向が強いポピュリズム運動は、欧州ではハンガリーのオルバン政権を別にしてもドイツ、オーストリアなどで勢力を増している。
専制政治に邁進するプーチン氏を「スターリンの来襲」とする向きもあるが、イタリアではそのプーチン氏との盟友関係を明言するシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相参画の「ムッソリーニの亡霊」政権が誕生する。
こうした中で、中国に間もなく「毛沢東超え」を目指す習近平氏の専制政権が発足し、国家分断がより先鋭化する米国では2年後に「ポピュリズムの権化」ドナルド・トランプ氏が再登板するかも知れない。
今日この頃、国会論戦のテレビ中継を観ていて感じるのは、この国のどこかが間違っているという諦念だけだ。
岸田文雄首相はトラス首相の経済失策から学ぶべきことがあるはずだ。
(元記事の出典:現代ビジネス)
トラス英首相失脚の裏で…世界で「ポピュリズム」政権が続々立ち上がっている不気味さ …じるのは、この国のどこかが間違っているという諦念だけだ。岸田文雄首相はトラス首相の経済失策から学ぶべきことがあるはずだ。 (出典:現代ビジネス) |
『トラス英首相失脚』に関連する動画
『トラス英首相失脚の裏で…世界で「ポピュリズム」政権が続々立ち上がっている不気味さ』についてTwitterの反応
中田晋介
@sinsuke_nakata英トラス首相が辞任を表明しました。9月下旬に打ち出した富裕層減税を含む経済対策が国民の怒りを呼び、全国各地でストや抗議行動が頻発。金融市場の混乱を招き、大半の政策が撤回に追い込まれるなか、就任からわずか44日での辞任表明に追い込まれました。【現地から桑野白馬赤旗記者】
tarou JR4W../JE1D..
@tarou3422トラス首相の辞任を見て、むかし野党が政権を取った時の事を思い出した。選挙公約を掲げたものの実際はその通りに実行出来なかった。もちろん、本人の責任だけではなく周りの環境変化の影響も受けているのは確かである。選挙公約もほどほどが必要か… https://t.co/ZaF8Dzegut
fusakui
@fusakui_politik元首相が受け取る年額約2,000万円について、トラスは受け取る資格がないと労働党党首が主張しているらしい。黒川氏の賭け麻雀のときも退職金を放棄しろと騒いでいた人たちがいたが、この手の主張は無理があるしポピュリスト的と感じる。とい… https://t.co/6MpuBQEBux
oj88
@herodotosuトラス首相40日で辞任ーなんと清々しい!それに比べ国会議員の何処までもしがみつく様は・・・トラス英首相、辞任表明の背景 「EU離脱が大きく関係」と英専門家:朝日新聞デジタル https://t.co/NVGfe7sVh0
もじゃ
@mojaxajom英国のトラス首相の辞任。実態はどうなのか分からないけど、非を認めて責任をとるためにも、今後よりよくなるためにも、こういう風にさっと変化できることはうらやましく思います。https://t.co/Q76t5Vro1d
ゆあもす
@yuamosu_926イギリスのトラス首相は、与党・保守党の党首を辞任する考えを明らかにし、次の党首が決まり次第、首相も辞任するらしい。英 トラス首相 与党党首辞任を表明 経済政策めぐり求心力低下 | NHK https://t.co/02KG4fm3SH
TKMK
@NFpearl@somewaka 色々とスキャンダルがあって前首相のジョンソンが退任させられて、トラスになったんだけど公約で掲げてた大減税政策やろうとしたらポンドと株式と国債の価値が下落しまくってトリプル安になってイギリス経済がめちゃくちゃになってたよ💦そしてまたジョンソンが復活する疑惑w
NikoKazu@オーディオブックで英語学習
@nikokazu74おはようございます!“It is the economy, stupid!”これはクリントン大統領がブッシュ大統領に勝利した選挙時に頻繁に使われた言葉。記録的な短期政権になったトラス首相、経済は政治より強いのか…#英語学習者と繋がりたい
gorin
@gorin_strategy>「トラス政権のトリクルダウン予算案は侮辱です。減税で富裕層がさらに肥えれば、その富が『しずく』となって私たちにも落ちてくるという意味なんでしょう? 発想が侮辱的です」9歳の薬物売人が出るほどに 旧炭鉱街の生活苦、英首相を追い… https://t.co/PcpYcl50hY
KOGA Takeshi
@applemanzトラス首相がトラストできないw減税は通常悪いことじゃないでも現状では問題だと日本のれいわにも理解してほしいなー#れいわ新選組
少年ジェット
@SyounenJet英トラス首相、在任45日めで辞任発表 殺到する岸田首相への「彼女の潔さを見習って」の意見(SmartFLASH)#Yahooニュースhttps://t.co/bDYUP8rwD8
しもちゃん🇺🇦🇯🇵
@shimochan74116この人、本当に国際政治学者なの?トラス英首相への批判集中の理由が分かっていないのでは……。企業や富裕層への減税策が各所から支持されず退陣に追い込まれたのであって、市民への減税は継続されるのだけど。#三浦瑠麗 #知ったか瑠麗… https://t.co/rrD5bbICm0
佐藤清文
@SavenSatow<考論>英トラス首相辞任へ、背景は 細谷雄一氏、ティム・ベイル氏:朝日新聞デジタル「ブレグジット志向、偏った保守党 ロンドン大、ティム・ベイル教授」の分析がいい。ブレグジットのため保守党は偏ってしまった、トラスは首相になっても… https://t.co/qeIuExdpeE
青い空
@Lv8NsJui7mwjUX7イギリスのトラス首相のように退陣した方が日本のたねだよ。。岸田さん。。国民は安倍派も岸田さんも信じていない。。
新田哲史 @SAKISIRU編集長
@TetsuNittaトラス首相辞任「減税したのが失敗だった」は本当か? ↓拙稿です。日本での報じられ方が微妙にズレてる気がして思ったことを書いてみました。https://t.co/nwKWiBc43H #SAKISIRU #サキシル
K-POPファン
@KPOP31723725@mokimokimol そうですね。あとトラス首相についても暴落とか辞任の前からあれとれいわとは同じ減税でも内容は違うと言っていたら説得力もありますが、辞任してから初めてそのように発言したのでご都合主義に感じ説得力無いなと思いました。
東京新聞編集局
@tokyonewsroom「私は戦う人間」の強気が一転、最短退場 トラス英首相 就任1カ月半で辞意 与党保守党の迷走続く東京新聞 TOKYO Web https://t.co/88bbYs8D08
Tesoro
@Tesoro31258582安倍さんの暗殺から続く不可解な動き 手のひらをかえした統一教会批判 とまどう自民党 考えられるのは右派と左派の熾烈な戦いが背景にあり左派が優勢ではないのか トラス首相の無念な辞任 ただどちらが勝つかわからない 原油の乱高下を見てもわかる 11月中間選挙が試金石になる
Manji Suzuki
@ManjiSuzuki個人の問題もあるが、全体の流れが悪すぎる感じの英国。※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません / 【英国危機】なぜトラス首相は45日目で辞任表明したのか #NewsPicks https://t.co/Zohfo5REqH
町山智浩
@TomoMachiトラス英首相の減税策は富裕層や大企業に対するものだったので、庶民から不評を買ったのです。庶民に対する減税策は今も求められています。 https://t.co/dvlgRHiB5e
小田 周平
@shuhei_oda_sean本日(10月22日)の#FT①🇬🇧トラス首相、44日で辞任。低税率、高成長社会の実現、市場から嫌われる②🇬🇧後継首相、混沌。スナク氏、ボリスジョンソン前首相も候補に③🇬🇧生活費高騰深刻。低所得者、学生を直撃。自宅の一部をエア… https://t.co/tRvWxsxGkV
タラリコ👻
@tararico99【週末考察】<ファンダ振り返り>英国お家騒動がトラス首相辞任で一服してマーケットは改めてリスクオフムードだったものの金曜夜のヘッドラインリレーで流れが大きく変わったと思われますこの流れの解説と所見を… https://t.co/Ly6crJSms4
ぐりちろん 国葬in武道館 より #たまむすびin武道館
@gurichironトラスが首相になった時、さんざん持ち上げた人々は何を思う #hasumi954