【ダイハツ不正】内部告発者が誰か！不正が発覚した理由は？誰の指示？

12月20日、ダイハツ工業で車両の安全性を確認する衝突試験で不正があったとし、ダイハツのほぼ全車種の新車販売を停止する方針であることが分かりました。

報道によると、ダイハツ工業という大手メーカーが全車種の販売を停止し、国交省が検査に入るというのは異例の展開だそうです。

ダイハツの不正問題がなぜ発覚することに至ったのかということや内部告発者は、一体誰なのかについて注目が集まっています。

そこで、今回は、ダイハツの不正問題がなぜ発覚したのかや、内部告発者が誰なのかについてまとめました。

ダイハツ不正問題はなぜ発覚したのか！

ダイハツの不正問題は、なぜ発覚し、明るみに出ることになったたのかについて見ていきましょう。

報道によると、ダイハツの不正問題発覚はグループ会社社員による内部告発がきっかけとなりました。

不正を行っていたのは一部の作業担当者ではなく、組織的・団体的に不正を助長してしまうような組織風土であったとされています。

さらに、今回の内部告発はトヨタ社員によるものであると言われています。

過去にダイハツ社内で内部通報を行っても、監査部が直接事実確認をすることはなく、部署長の周辺人物に確認の連絡がいくだけで、すぐにもみ消される場合があったとされていますが、今回はダイハツの親会社であるトヨタ社員であったため、もみ消しされることがなかったと考えられます。

この内部告発は、2023年４月上旬にあり、不正が発覚しましたので、この時期からの経緯を簡単にまとめてみましょう。

＜2023年４月上旬＞不正行為をしているという内部告発

海外で生産、販売する車両トヨタ「ヤリスクロス」、プロドゥア「アルザ」、トヨタ「アギーラ」、開発中の1車種の4車種の側面衝突試験の認証申請で不正行為をしているという内部告発がありました。

不正内容は、車両の側面衝突試験で、認証する車両の前席ドア内張り部品に不正な加工が行われ、側面衝突試験の手順・方法に違反があったことが発覚しました。

不正は、試験を確実に達成するために生産車両とは異なる加工を施したことであり、安全性を確かめる試験の意味が全くないといえます。

ダイハツ工業は、内部告発を受け、社内調査で不正が判明。関連部署へのヒアリングや車両の現物調査、設計変更履歴、開発過程の試験結果の経緯調査を行いました。

＜2023年4月28日＞奥平総一郎社長緊急記者会見で不正行為公表！

2023年4月28日、ダイハツ工業は、海外向け4車種の側面衝突試験の認証申請における不正行為に関して、奥平総一郎社長による緊急記者会見を開き、公表し、不正確認対象車種は、トヨタ「ヤリスクロス」、プロドゥア「アルザ」、トヨタ「アギーラ」、開発中の1車種の4車種、販売実績のある累計台数は8万8123台（2023年3月末時点）と公表されました。

＜2023年5月15日＞第三者委員会設置を発表

2023年5月15日、ダイハツ工業は、利害関係のない外部の法律面や技術面の専門家によって構成される第三者委員会を設置したことを発表しました。

＜2023年5月19日＞あらたに「ロッキー」、「ライズ」でも不正発覚！

ダイハツの「ロッキー」と「ライズ」のハイブリッド車において、ポール側突試験の認証手続きで不正が発覚しました。

電柱などを模したポールを運転席と助手席それぞれに衝突させ、乗員の安全性や燃料漏れなどを確認する必要がありますが、運転席側のデータを助手席側のデータと同じものとして提出していたことが判明しました。

その後、社内試験によって安全性は確認されましたが、不正の全容が不明なため、生産と販売を停止することとしました。

また、受注に関しても取り消しを行いました。

＜2023年12月20日＞国内外全車種出荷停止

ダイハツ工業は、試験認証の不正が発覚した車種を6車種から全ての車種に拡大し、国内外での出荷を全て停止すると発表しました。

12月20日、第三者委員会の調査結果が国土交通省に報告され、新たに25の試験項目で174件の不正が明らかになりました。

第三者委員会の調査は5月から行われており、当初は、2023年夏頃に結果が公表される予定でしたが、11月末に延期され、結果的に長期化してしまいました。

第三者委員会委員長の貝阿彌誠（かいあみまこと）弁護士は「不正が発生した大きな原因は、過度にタイトで硬直的な開発スケジュールの中で車両の開発が行われ、『認証試験は合格して当たり前』という強烈なプレッシャーがあったことだ」と述べています。

＜2023年12月21日＞国土交通省立ち入り検査

国土交通省は、2023年12月21日、道路運送車両法に基づき、ダイハツ工業の大阪府池田市の本社に立ち入り検査を行いました。

この立ち入り検査は、ダイハツ工業が国の認証試験で不正を行っていた問題を受けて実施されたものです。ダイハツは20日に公表した第三者委員会の報告書で、不正行為は1989年以来30年以上にわたって行われていたと発表しています。

そんなダイハツ不正問題発覚の内部告発者は一体誰なのでしょうか。

ダイハツ不正問題発覚の内部告発者は誰なのか！

ここでは、ダイハツの不正問題発覚に関連して内部告発者の身元について考察していきます。

結論として、ダイハツの不正問題発覚に関連する内部告発者の身元は、まだ明らかになっていません。

しかし、今回の内部告発者は、トヨタ社員であると言われています。

ダイハツは、トヨタ自動車の完全子会社であるため、親会社の社員による告発とされています。

具体的な部署や役職は不明ですが、不正のデータに関与していた可能性が高く、認証実験の現場で働くトヨタ社員との関連が推測されます。

【印象操作に注意】
下記のような「従業員が勝手に不正した」という発言はありません。
『12/20公式記者会見』
ダイハツ工業・奥平総一郎社長
「 今回、認証を軽視していると指摘されても仕方がない不正が行われております。その行為を生み出す環境を作った責任は経営陣にあります。」 https://t.co/1coUhU71JF

— GoodSpeedVision/グッドスピード (@GoodSpeedVision) December 21, 2023

なぜ不正を？指示はどこの部署の誰が？

それにしても、なぜ天下のダイハツが「衝突試験の不正」を行ったのでしょうか？

不正行為には、何らかの利益を得ようとする人物や組織が関与しているはずですが、具体的には誰が、どの部署がこのような行為を指示しのかも疑問です。

ダイハツ工業は、2023年4月に車両の認証申請における不正があったと公表しました。

側面衝突試験において、「前席ドア内張り部品の内部に不正な加工を行っており、法規に定められた側面衝突試験の手順・方法に違反があった」と認めました。

この不正の原因は、第三者委員会の報告によると、過度にタイトで硬直的な開発スケジュールの中で車両の開発が行われ、「認証試験は合格して当たり前」という強烈なプレッシャーがあったことだとされています。

ダイハツは2011年ごろから「短期開発」として、より短いスパンで車を開発・製造する取り組みを進めてきました。

また、報道にも出ているように、ダイハツの不正問題発覚はグループ会社社員（トヨタの社員）による内部告発がきっかけになります。

報告書によると不正を行っていたのは一部の作業担当者というよりかは、組織的団体的に不正を助長してしまうような組織風土であったとされています。

何より恐ろしいのは、30年以上、内部告発者が誰もいなかったということよ

今ダイハツに残ってる社員、全員アウトよ

ダイハツ不正「1989年から」　2014年以降増加　第三者委報告https://t.co/kbfZoxqRpt

— ブラックショコラ (@free_justice_bl) December 20, 2023

背景には、中途半端な調査や試験での不正を避けたい一方で、納品遅れによる顧客不安も避けたいという葛藤があり、これがトヨタとの関係の中で追い詰められた原因ではないかとされています。

結局、社内で誰かがメリットを得たかどうかは問題ではなく、不正行為の理由は、指示通りに間に合わせるためだったのでしょうか・・。

ではどうすればよかったのか？素人の筆者には判断できませんが、担当者の責任を問う前に、組織全体を見直す必要があるのではないかと思います・・。

勝手な想像ですが、末端社員の担当者はきちんとテストしたかったかもしれません。しかし、上司には間に合わせる使命があって・・。

内部告発や通報は、やむにやまれぬ担当者社員や関係者のものであったのかもしれません。

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2023.12.21

【ダイハツ不正】補償や返金対応は？キャンセルやクーリングオフできるか？

https://chanceman.work/daihatsu-fraud

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