【パリオリンピック】柔道誤審騒動の審判エリザベス・ゴンザレスとは?
(出典 www.bangkokhospital-jsc.com)

2024年パリオリンピックの柔道男子60キロ級で、日本の永山竜樹選手が審判の判定により敗退しました。

この試合で審判を務めたエリザベス・ゴンザレス氏の判定が誤審として物議を醸しています。

この記事では、ゴンザレス氏の人物像や彼女の過去の審判活動について探ります。

永山竜樹選手と誤審の詳細

永山選手とスペインのフランシスコ・ガルリゴス選手との試合で、エリザベス・ゴンザレス審判が「待て」の指示を出したにもかかわらず、ガルリゴス選手が絞め技を続行し、永山選手は一瞬意識を失ったとされました。

その結果、ゴンザレス審判はガルリゴス選手の一本勝ちを宣言しましたが、この判定に対して永山選手は強く抗議しました。

日本国内では「審判の能力不足」「国際柔道連盟の対応不足」といった批判が噴出し、誤審問題は大きな議論を巻き起こしました。

エリザベス・ゴンザレスの背景と経歴

エリザベス・ゴンザレスは、メキシコ出身の柔道審判であり、18年間にわたり多くの国際大会で審判を務めてきた経験豊富な人物です。

彼女はメキシコ人として初めてオリンピックの柔道審判に選ばれました。

過去には、2023年の世界選手権でも誤審問題が発生し、彼女の判定が議論を呼びました。

エリザベス・ゴンザレスとは?経歴は?
  • 名  前:エリザベス・ゴンザレス・オロスコ
  • 生年月日:1987年4月21日
  • 国  籍:メキシコ
  • 審判歴 :18年
  • 過去の審判実績:グランプリ・ドゥシャンベ(2023年)、世界選手権・ドーハ(2023年)、グランドスラム・パリ(2023年)など

ゴンザレスさんは高校時代に柔道を始め、18歳から審判の道に進みました。

柔道選手としては成功しなかったものの、審判としてのキャリアを築き、多くの大会でその腕を振るってきました

エリザベス・ゴンザレス審判の過去の誤審騒動

2023年世界選手権ドーハ大会

エリザベス・ゴンザレス審判が初めて大きな誤審騒動を引き起こしたのは、2023年の世界選手権ドーハ大会でした。

この大会では、日本の高藤直寿選手とスペインのフランシスコ・ガルリゴス選手の試合で問題が発生しました。

試合の流れ

  • 高藤選手が試合序盤に技ありを奪い、優勢に試合を進めていました。
  • 中盤でガルリゴス選手が追いつき、試合は延長戦に突入。
  • 延長戦でガルリゴス選手が高藤選手の左腕を極めるような体勢から、大腰で1回転し、頭から落ちる危険な技をかけました。
  • エリザベス・ゴンザレス審判はこの技を反則とせず、ガルリゴス選手の一本勝ちと判定しました。

この判定に対して、日本側は猛抗議しましたが、判定は覆りませんでした。

この誤審騒動は、日本国内外で大きな話題となり、柔道の審判制度に対する疑問の声が上がりました

2024年パリオリンピック

2024年7月27日に行われたパリオリンピックの柔道男子60キロ級準々決勝でも、エリザベス・ゴンザレス審判は再び誤審騒動を引き起こしました。

この試合では、日本の永山竜樹選手がスペインのフランシスコ・ガルリゴス選手と対戦しました。

試合の流れ

  • 試合中、エリザベス・ゴンザレス審判が「待て」の合図を出しました。
  • 永山選手はこの合図を聞いて力を抜きましたが、ガルリゴス選手は絞め技を続行。
  • 永山選手は失神し、ゴンザレス審判はガルリゴス選手の一本勝ちを宣言しました。

永山選手は抗議しましたが、判定は覆らず、この一連の流れが誤審だと話題になりました。

日本国内では「柔道 誤審」というキーワードがトレンド入りするほど注目されました

シドニーオリンピックの誤審

エリザベス・ゴンザレス審判とは直接関係ありませんが、柔道の誤審騒動として有名な事例として、2000年のシドニーオリンピックの男子100キロ超級決勝があります。

この試合では、日本の篠原信一選手とフランスのダビド・ドイエ選手が対戦しました。

試合の流れ

  • 篠原選手が内股すかしを決め、一本勝ちかと思われましたが、審判は「有効」と判定。
  • この判定に対して日本側は猛抗議しましたが、判定は覆りませんでした。

この誤審騒動は、ビデオ判定導入のきっかけとなり、柔道の審判制度に大きな影響を与えました

エリザベス・ゴンザレス審判は、過去にも誤審騒動を引き起こしており、特に2023年の世界選手権ドーハ大会と2024年のパリオリンピックでの判定が大きな議論を呼びました。

これらの事例は、柔道の審判制度やルールの透明性に対する再考を促す重要な出来事となりました。

誤審の影響と今後の対策

誤審問題は選手や観客にとって非常に感情的な問題であり、SNSやメディアで多くの反響を呼びました。

柔道界では、公平性を確保するための新たな対策が求められています。ビデオ判定の強化や審判の研修の充実などがその一例です。

まとめと考察

エリザベス・ゴンザレスさんは、長い審判歴を持つベテランでありながら、過去にも誤審騒動を起こしている人物です。

今回のパリオリンピックでの判定も大きな議論を呼び、柔道の精神やルールの在り方について再考を促すきっかけとなりました。

今後、このような誤審が起こらないよう、審判の質の向上が求められます。

スポーツにおいて審判の公平性は非常に重要です。エリザベス・ゴンザレス氏の誤審とされる判定は、柔道のルールと審判の責任についての再考を促しました。

選手たちが公正な舞台で競技できるよう、審判制度の改善が期待されます。

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FAM8

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