1月8日、ダウンタウンの松本人志さんが、しばらくの間活動を休止すると、所属事務所の吉本興業が発表しました。
いよいよ性加害疑惑と向き合って、裁判に踏み切るのでしょうか?
裁判との同時並行ではお笑いに全力を傾けられない!
このまま芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示された!
『週刊文春』が2023年12月26日に、松本人志さんが2015年に複数の女性に性的な行為を強要したとする記事を公開しました。
松本人志さんは、後輩芸人たちに女性を集めさせ、「ゲーム」と称して性行為を迫ったとされており、参加者の告発も報じられています。
翌日(昨年12月27日)、吉本興業は声明を発表し、報じられた事実は一切なく、また記者が「新幹線内で執拗に質問・撮影」したことも含めて『週刊文春』に抗議し、今後、法的措置を検討するとしていました。
そして本日、1月8日、吉本興業は、あらためて発表で、「昨年12月27日以降の様々な報道により、関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けし、また、いつも応援してくださっている皆様に対し、大変なご心配をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
その上で、「同日発売の週刊誌に掲載された記事に対する当社の認識は、既にコメントを出しているとおりでございます」と、事務所としてのスタンスを改めて示しました。
ただし、「その後、当社及び松本だけでなく、お取引先を含めた関係者の皆様に対しても問い合わせ等が相次ぎ、松本のテレビ出演を巡る記事が度々掲載されるなどしておりますところ、このたび、松本から、まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れがございました」と報告しました。
「とうとう出たね。。。」は自信の表れか?松本人志の裁判戦歴!
松本人志さんは、現在、「ダウンタウンDX」(日本テレビ)、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)、「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ)など多くの番組にレギュラー出演しています。
そのため、活動休止がテレビ局や番組に与える影響は非常に大きいでしょう。
しかし、それ以上にこのまま報道に沈黙していることは、お笑い番組を視聴している者からすれば様々な憶測を抱えたままでは違和感もあります。
そうした状況の中では、自分の姿勢を明らかにしないわけにはいかなかったと思います。
これまでにも松本人志さんは、2005年、松本が以前に行った法廷闘争がありました。
週刊誌「FLASH」がアダルトビデオ店の防犯カメラに映った松本さんの姿を掲載し、松本さんはプライバシー侵害を理由に提訴しました。その結果、2006年に東京地裁は出版社と編集者に90万円の支払いを命じる判決を下しました。
2010年には、またもや週刊誌「FLASH」に松本さんが股関節手術からの休養を終えて復帰したその日に夜遊びをしたとされる記事が週刊誌に掲載されました。
これに対し、松本は名誉を傷つけられたとして提訴しました。2011年に東京地裁が下した判決では、夜遊びの事実はなかったと判断されましたが、名誉毀損には当たらないとして松本は敗訴となりました。
その後、松本さんは、控訴しましたが、2014年1月21日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で敗訴だったことを明かしました。
実際に提訴すればしばらくぶりの裁判となる松本人志さん、先日の「とうとう出たね。。。」のXへの投稿は、「久々に訴えるか!」という意味合いを含めた勝訴への自信の表れなのでしょうか?
ただここにあげた過去の2件の訴訟は、相手が写真週刊誌「FLASH」(光文社)なのに対して、今回は、「週刊文春」(株式会社文藝春秋)です。
「週刊文春」は、最強法務チームが支えているといいますが・・さてこの行方は如何に・・・。