DeNAは、2024年4月16日、米国メジャーリーグのジャイアンツからFAとなっていた32歳の外野手、筒香嘉智選手の獲得を午後2時25分に発表しました。
これは筒香選手の愛称である「225(つつごう)」にちなんだ洒落た発表時間で、5年ぶりの古巣復帰となります。
しかし、2024年4月8日時点で、一部のスポーツ紙が巨人の獲得が決定的だと報じていましたので、多くの人が筒香嘉智選手の巨人入りを疑わずにいたことでしょう。
ところが・・近年まれに見る大どんでん返しだったのではないでしょうか。
筒香サイドは15日に巨人に断りの連絡を入れた際、「総合的に考えて」と理由を告げたといいますが真相を知りたいですね。
なぜ筒香選手はNPBの複数球団が獲得に名乗りを上げた中、古巣への復帰を選んだのでしょうか。
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一時は巨人入団が確実視された筒香嘉智だったが・・
筒香選手獲得に向けて動き出してた各球団関係者の中で、「巨人との基本合意が成立した」という認識が広がっていました。
さらに、「筒香選手が早くも11日に阿部監督に『お世話になります』と連絡を入れるかもしれない」という情報も広まっていました。
その時点で巨人が提案した条件は、他のどの球団よりも高いと伝えられています。
巨人は、筒香嘉智選手との交渉を進め、「3年6億円」程度の条件を提示したとされていたのです。
巨人は、今シーズン、メジャーリーグで通算178本塁打を記録した左打者の大砲、オドーアを獲得したが、開幕直前に2軍降格を拒否して退団してしまいましたので、その穴埋めに筒香選手を考えていましたので、好条件を提示していました。
しかし、その後日刊スポーツやNHKなど筒香選手のDeNA復帰・入団合意を報じるメディアが相次ぎ、当初巨人入り決定的と報じていたスポニチも、巨人ではなくDeNAへの復帰が決まったことを報じました。
DeNAオースティン選手の長期離脱が入団の1理由!
しかし、筒香選手は、各球団から提示された条件よりも、自身の起用について、出場機会が多いか少ないかを重要視していたと聞きます。
DeNAの外野手には、度会選手、佐野選手、関根選手、桑原選手が揃っており、また一塁手もオースティン選手が出場機会が多かったため、筒香選手の出場機会は限られていると考えられていました。
ところが、最終的な判断には、オースティン選手の長期離脱が確実となったことで、これがDeNA入団決意に影響しているとみられています。
筒香嘉智、巨人決定的報道が流れた後の世論でDeNAに変更した!
球界関係者は「別の理由もあったのでは」と述べています。
巨人決定的との報道が流れた後、DeNAのファンを中心に、なんで巨人なのか!という強烈な逆風が吹きました。
想像以上の反応で・・・もしも巨人に移籍してしまったら、筒香選手がすごい悪者扱いされる可能性があったと語るほどのバッシングがSNSを中心に広がっていました。
少し意味合いは異なりますが、西武からFA移籍したソフトバンク山川穂高選手のような大ブーイングを受ける可能性も考えられました。
こうした思わぬ世論の反応を勘案して変更した可能性が大きいと言われています。
最後に・・
巨人は、筒香選手の希望に応じるスタイルで交渉を進めてきましたが、条件を改善したDeNAは、最終的に2年目まで年俸3億円、3年目は変動制の3年契約(推定)を提示し、古巣としての最大限の熱意を込めた"秘策"を駆使して筒香選手を引き留めました。
古巣のDeNAに入団された筒香選手のご活躍を願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。