2024年1月24日、人気マンガ「推しの子」が実写映画化されることが発表されました。
人気マンガ「推しの子」は、主人公の青年が死後に前世の記憶を持ち、推していたアイドルの子供に生まれ変わるという「転生もの」です。
ファンタジー設定でありながら、サスペンス要素や現代社会を投影した展開、芸能界の闇へ切り込むリアルさが特徴です。
この記事では、そんな人気マンガ「推しの子」の実写化が既に「酷い」「難しい」と言われている理由に焦点を当て、その理由を調査・考察していきます。
人気マンガ「推しの子」が実写化!
赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏の人気の高い漫画『【推しの子】』が実写映像化されることが決定しました。
このプロジェクトはAmazonと東映の共同企画で、2024年冬には、Amazon Prime Videoでドラマシリーズが世界独占配信され、映画は東映配給によって劇場公開される予定です。
実写化では、櫻井海音さんが主人公のアクア役、齋藤飛鳥さんがアイドルのアイ役、齊藤なぎささんがアクアの妹のルビー役など、豪華なキャストが発表されました。
アイ・・・・・齋藤飛鳥
アクア・・・・櫻井海音
ルビー・・・・齊藤なぎさ
MEMちょ ・・あのちゃん
有馬かな・・・原菜乃華
金子ノブアキ、茅島みずき、なえなの等出演
初めての実写化作品で主演を務めるのは櫻井海音さんで、今回の作品では、母親であるアイの死の真相を明らかにするために芸能界に潜入するアクアを演じます。
アイドルグループ「B小町」の中心的存在で、天性の輝きを持つ伝説のアイドル・アイ役には、齋藤あすかさんが選ばれました。
アクアの双子の妹で、亡き母・アイのようなアイドルになることを夢見るルビー役は、齊藤なぎささんが演じます。
さらに、幼い頃から子役として芸能活動をしてきた原菜乃華さんが、ルビーと共にアイドル活動を始めることになる有馬かな役を演じます。
そして、「劇団ララライ」に所属する俳優でアクアに恋心を抱く黒川あかね役には、茅島みずきさんが起用され、人気YouTuberとして活躍し、ルビーやかなと共にアイドル活動をするMEMちょ役には、あのさんがキャスティングされました。
「推しの子」の実写化が酷い難しいと言われる理由
「推しの子」の実写化が発表されましたが、その実写化が賛否両論の声を呼んでいます。
ネット上ではその実写化がひどいという意見が多く見られます。
「推しの子」は、ファンタジーな設定とサスペンス要素を持つ作品で、実写化には高度な演技力や演出力が必要ですが、キャラクターの魅力や原作の雰囲気が伝わりにくいという意見もあります。
また、ショッキングな描写も過剰または抑えられる可能性があり、原作の雰囲気やメッセージが損なわれることを心配する声もあります。
また、「推しの子」の実写化に対して、主要キャスト6人のスペシャルビジュアルが公開され、賛否両論が起こっています。
特に、主演のアクア役の櫻井海音には、原作とのイメージの違いや演技力への批判があり、アイ役の齋藤飛鳥にも演技力への不安が残るという声があります。
他のキャストについても原作との相違や演技力、知名度などに対する不満や疑問が多く見られます。
「推しの子」実写化への批判の声
それでは、「推しの子」実写化に対して一体どのような批判の声が挙がっているのでしょうか。
まず、多くの人が実写化は成功しないと考える理由として、過去に実写化された作品が原作の設定を大幅に改変したり、興行収入が伸び悩んだりする例が多く存在することが挙げられています。
例えば、『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』など、これらの失敗例が日本のアニメ実写化に対する期待を下げているという主張がされています。
一方で、『デスノート』や『るろうに剣心』など一部の例外的な成功も存在することも事実であり、成功例もあるものの、失敗例が多く存在するため、多くの人がアニメの実写化に対して期待していない状況がみられます。
そして最も目についたのが、「推しの子」を実写化することによって「汚さないでほしい」という意見です。
これはアニメの実写化に関して一般的に言えることかもしれませんが、「実写化=キャラクターや名シーンのイメージを一つに統一すること」とも言えます。
実写化されたキャラクターや名場面が原作と異なるイメージを持ってしまうと、原作ファンからは大きな批判が出ることは明らかです。
原作ファンの理想とするイメージを超えることができないと感じるため、「下手な実写化をするくらいならやらないほうが良い」と考える人が増えている状況と言えるでしょう。