2024年ピン芸人ナンバーワン決定戦「R-1グランプリ2024」の決勝戦が9日、東京・お台場のフジテレビで行われ、お笑い芸人の吉住さんが3位でファイナルステージに進出しました。
その際に披露した「デモ活動ネタ」が、デモについての偏見を批判する内容で炎上しています。
そこで、今回は吉住のデモ活動ネタが炎上している理由を紹介します。
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吉住の炎上している「デモ活動」ネタとは?
お笑いタレントの吉住は、最初の漫才で、デモ活動を行っている女性が交際相手の実家に結婚の挨拶に訪れるシチュエーションを披露し、500点満点中470点の高得点を獲得して、3位でファイナルステージに進出しました。
ところがネット上では、「絶対に許さない」と書かれたプラカードや拡声器を使ったり、「大丈夫ですか?私を敵に回して。私、自分の意見押し通すプロなんですよ」などのワードを繰り出したりのネタ台詞や小道具が賛否両論を呼び炎上したのです。
吉住の「デモ活動」ネタが炎上してる理由は?
それでは、なぜ吉住のデモ活動に関する話題が炎上しているのか、その理由を見ていきましょう。
吉住の「デモ活動」ネタが炎上した理由は、彼女がネタ化したデモ活動が過激で暴力的な印象を与えることです。
住吉さん演じるデモ活動者の女性が流血させたり、警察と対立したり、火炎瓶を投げ込んだり、座り込んだり、「意見を押し通すプロなんで」と発言するなど、暴力的な行為や過激な発言が含まれているため、デモ活動が過激で暴力的だという印象を与えていると指摘されたようです。
一時は、X(旧ツイッター)のトレンドランキングに名前が挙がるほどの炎上をしてしました。
多くの批判的な意見が寄せられ・・・
- 「吉住さんのネタを過激派と描いてしまうことは完全に無理だった」
- 「R1なんとなく見てたんだけど吉住さんのデモのネタヤバイよ…これを評価しちゃう審査員も含めて……全然笑えないって」
- 「テレビを消した。真剣に考えてほしい」
- 「面白さよりも『デモ参加者=危険な人』というイメージを増幅するものだった」
との声が相次いでいました。
吉住の「デモ活動」ネタを支持する声も!
一方で、「ブラックジョークも笑う余裕がないなんてどれだけだ!」、「吉住のネタは『そんな奴いないよww』という笑い。『ありえない』んだよ」と理解を示す声も上がっていました。
落語家の立川志らくさんは、13日までに自身のYouTubeチャンネルを更新し、「R-1グランプリ2024」決勝戦でお笑いタレント・吉住さんが披露した「デモ活動」ネタが物議をかもしている件についてコメントしました。志らくさんは、この問題について、
「この程度の風刺をダメだって言われちゃったらね、だんだん笑いなんてどんどん狭まったものになっちゃうし。実際、デモをやっている女性が結婚する場合ってあるわけだよね。そういった方たちの、悲しみもちゃんと出てるんだよ。その辺が彼女のうまいところで。だから、ただバカにしてるわけではない」
スポニチアネックス3/13(水)『志らく“デモ活動”ネタで物議の吉住を擁護「この程度の風刺をダメと言われたら…笑いは狭まっていく」』
と述べました。
最後に・・
政治活動を笑いのネタにすることが不快だと感じる人の気持ちも理解できますが、「吉住さんのネタに怒っている人」に対する批判的な意見もSNS上で見られることから、さまざまな意見が交錯している状況です。
先日もハリウッドザコショウが新しいネタ「誇張しすぎた真木よう子」の中で、「ティンコンカンコン〜!」と叫んだネタで物議を醸しましたが、お笑いのネタ作りも人権などを考慮して慎重に発信しなければいけない時代になったと強く感じます。
最後までご覧いただきありがとうございました。