【遺族の怒り】歌劇団遺族が公開したパワハラの証拠！わざとな気がする！

12月 11, 2023 28分33秒

（出典 newsmekar.com）

宝塚歌劇団に所属していた有愛きいさんが亡くなった事件で、遺族側が記者会見を行いました。

そこで、上級生からヘアアイロンで額にやけどを負わされた後とされる写真や、やけどに関するラインのやりとりなど、「15件のパワハラ行為の証拠」を公開しました。

遺族は今も娘のことを思い続けています。

遺族の訴え
「娘と会えなくなってから2か月が経ちました。未だに娘からのメッセージや電話、そして、帰ってくる足音を待ち続けています。劇団がパワーハラスメントを全く認めようとしない姿勢に憤りを感じています」

2023年9月、兵庫県宝塚市のマンションで自ら命を絶った、宝塚歌劇団所属の有愛きいさん。

劇団側は、これまで、長時間労働は認めたものの、先輩からのいじめやハラスメントは確認できなかったと主張してきました。

宝塚歌劇団の村上浩爾専務理事（現理事長）は、「ヘアアイロンの問題については、もし本当にそう言っているのであれば、それを証明するものを見せていただきたい」と考えられないような言葉を放ちました。

そこで、遺族側の弁護士は、12月7日に会見を行い、15件のパワハラ行為があり、その証拠を明らかにしました。

どんな証拠なのでしょうか.

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有愛きいさんのやけどの状態が分かる写真公表

遺族の代理人・川人博弁護士は・・・

「（歌劇団側の）報告書は故意があったかなかったかを問題にして、故意があったかなかったか判然としないからパワハラではないと言っている。

しかし、そもそも危険な高温なものをわざわざ下級生が自分でやると言っているのに、上級生が『私がやってあげるよ』と言ってやって、その結果、上級生の過失でけがをさせて、それ自体パワハラですよ」

女性が亡くなる約1カ月前、母親に「ごめんなさい、やめたいやめたいと言って」「今まで支えてくれてありがとう」と伝えていた無料通信アプリ「LINE（ライン）」の記録も明らかにされました。

これは、亡くなった女性が上級生からヘアアイロンで額にやけどを負わされた痕ととされる写真です。

有愛きいさんの母親は、今年10月18日、歌劇団の調査で、当時のやけどの状態について「皮膚が赤くなり、3センチも皮膚がめくれ上がっていた」と証言しました。しかし11月24日の代理人同士の面談では、劇団側はパワハラの事実を認めませんでした。

当時、女性が母親と交わしたLINEには…

「まえがみ」
「〇〇にまかれて] 「やけどさされた] 「ちゃいろになってる] 「わざとな気がする」

遺族側は、ヘアアイロンによるやけどの程度について、劇団側の報告書が看護師の証言を採用して「痕は残らない程度のやけど」としていることに対し、遺族の証言が無視されたと批判しています。

また、このLINE文章は、2023年9月に女性が母親とのLINEでやり取りした内容であり、上級生から叱責された際に書かれたものです。

「怒られてた」
「上の人おるから」
「かえれん」

翌日、退団を決意した女性は・・・

「今まで支えてくれてありがとう」
「きのうでもう」
「結構きつくて」

この日から一か月も経たないうちに亡くなり、今回、会見を行った理由について、遺族側は強く訴えました。

遺族の代理人、川人博弁護士は、「（劇団側の記者会見で）納得できない場合、遺族側は証拠を提出してほしいという発言がありました。

劇団の方には、できるだけ確かな証拠を提出し、認識を変えてもらう必要があります。

私たちは、まさか今さらそうしたことをしないだろうと思っていますが、きちんと証言している劇団員に対して、絶対に不適切な圧力をかけたり行動を取らないよう、劇団側に強く求めたいと考えています。」と述べました。

遺族は川人氏を通じて、「何日も何時間も、感情に任せて叱責され、『すみませんでした』としか言えず、泣きながら謝り続けている娘の姿を思い浮かべると、憤りや怒りが止まりません。

自分たちの都合に合わせて真実をねじ曲げ、娘の尊厳をさらに傷つけることはやめてください」というコメントを発表しました。