新年早々、地震や飛行機事故、自民党の裏金スキャンダル、芸能界のまっちゃん騒動など、劇団にとって風化させたい出来事が次々に起こっています。
宝塚歌劇団・宙組の有愛きいさんが壮絶なイジメにより亡くなってから3ヶ月が経ちました・・
そして、ついに週刊文春から宝塚関連の記事が載らなくなってしまいました。
そして、このまま有愛きいさん(ありあきい)の自死問題は、風化が進み、どんなに汚い秘密が暴露されようとも、どんなに非難されようとも、とにかく逃げることが最善の手段だとばかりの阪急HDの役員や劇団の幹部が腹黒い顔を思い浮かべると、腹立たしさを感じます。
ご遺族への謝罪は、一体どうなったのでしょうか?
文春の報道によれば、有愛きいさんを苦しめたとされるのは、主犯、加害者(宙組上級生)4人の行動です・・しかし、まだ真相は明らかにされていません。
ここでは、加害者とされる4人について、もう一度整理してみたいと思います。
最初にお断りをさせて頂きますが、「週刊文春」の報道をもとに作成したもので事実であるか不明ですので、誹謗中傷を意図したものではないことを明確に申し上げます。
Contents
有愛きいさんへのいじめ主犯加害者と言われる4人について
宙組トップスター:芹香斗亜さん
芹香斗亜さんは、2023年6月12日付で宝塚歌劇団宙組のトップスターに就任した、兵庫県神戸市出身の男役です。
2007年、宝塚音楽学校に入学し、2009年、月組公演「エリザベート」で初舞台を踏みました。その後、月組に配属され、2014年、月組トップスターの龍真咲の相手役として、バウホール公演「眠れる森の美女」に出演しました。
2016年、月組から宙組に組替えとなり、2番手として活躍。2021年、宙組トップスターの真風涼帆の相手役として、バウホール公演「BADDY」に出演しました。
2023年6月、真風涼帆の退団に伴い、宙組の9代目トップスターに就任。トップスター就任後、初主演公演となる「モアー・ダンディズム!」で、華やかでエレガントなダンディを演じ、その魅力を存分に発揮しました。
芹香斗亜さんは、身長173cmの長身で、シャープな顔立ちが印象的な男役です。歌唱力、ダンス力、演技力ともに高い評価を受けており、宝塚歌劇団の次世代を担うトップスターとして期待されています。
松風輝宙組組長:松風輝さん
松風輝さんは、宝塚歌劇団宙組の組長を務める、兵庫県宝塚市出身の男役です。
2007年、宝塚音楽学校に入学し、2009年、星組公演「スカーレット・ピンパーネル」で初舞台を踏みました。その後、星組に配属され、2013年、星組トップスターの北翔海莉の相手役として、バウホール公演「アルルの女」に出演しました。
2015年、星組から宙組に組替えとなり、2番手として活躍。2021年、宙組トップスターの真風涼帆の相手役として、バウホール公演「BADDY」に出演しました。
2023年6月、真風涼帆の退団に伴い、宙組の組長に就任。組長就任後、初主演公演となる「翼ある人びと—ブラームスとクララ・シューマン—」で、温厚で優しい性格のブラームスを演じ、その魅力を存分に発揮しました。
松風輝さんは、身長167cmの小柄ながら、安定した演技力と歌唱力、華麗なダンス力で高い評価を受けており、宝塚歌劇団の次世代を担う組長として期待されています。
松風輝さんは、2023年6月に組長に就任したばかりですが、その安定した演技力と歌唱力、華麗なダンス力で、早くも組長としての地位を確立しています
宙組娘役:花菱りずさん
花菱りずさんは、宝塚歌劇団宙組に所属する娘役です。
2009年に宝塚音楽学校に入学し、2011年に宝塚歌劇団に入団しました。その後、宙組に配属され、2012年の「カサブランカ」で初舞台を踏みました。
入団当初は、小柄な体格や童顔の容姿から、少年役を多く演じていました。2014年の「ルパン三世」で、初ヒロインを演じ、娘役としての活躍の場を広げました。
その後も、2016年の「エリザベート」で新人公演ヒロインを演じ、2018年の「白鷺の城」でバウホール公演初主演を務めるなど、順調にキャリアを積んでいます。
花菱りずさんの魅力は、その愛らしい容姿と、明るく元気なキャラクターです。また、歌唱力やダンス力も高く、幅広い役をこなすことができる実力派娘役です。
宙組男役:優希しおんさん
優希しおんさんは、2011年に宝塚音楽学校に入学し、2013年に宝塚歌劇団に入団しました。その後、宙組に配属され、2014年の「白鷺の城」で初舞台を踏みました。
入団当初は、新人公演で主役を演じるなど、トップスター候補として期待されていました。しかし、2023年6月、宙組のトップスター・真風涼帆の退団に伴い、同期の芹香斗亜がトップスターに就任。優希しおんは、トップスターの座を逃してしまいました。
その後、2023年12月24日に、優希しおんさんは宝塚歌劇団を退団しました。
優希しおんさんの魅力は、その端正な顔立ちと、優しい雰囲気です。また、歌唱力やダンス力も高く、幅広い役をこなすことができる実力派男役でした。
亡くなった有愛きいさんに関わるイジメ・パワハラ
有愛きいさんは、新人公演に向けて練習に励んでいましたが、上級生から激しい指導を受け、精神的にかなり追い詰められていたことが後の調査で明らかになりました。
2021年8月14日ヘアアイロン事件発生
有愛さんは、天彩さんに前髪の作り方を教わる際に、高温のヘアアイロンを額に押し付けられたと述べていましたが、天彩さんは誤って当たったと反論しています。
宝塚歌劇団は、調査委員会を設置し、2024年1月14日に調査報告書を発表し、報告書では、有愛さんに火傷を負わせたのは天彩さんであると認めつつも、故意か過失かは判断が困難であると結論づけました。
この事件は、宝塚歌劇団内のパワハラやイジメの問題を浮き彫りにし、大きな波紋を広げました。
2023年8月15日のパワハラ
宙組を率いる組長の松風輝(まつかぜあきら)さんと、男役トップスターの芹香斗亜(せりかとあ)さんの2人が有愛きいさんに容赦なく詰め寄り、「あんたが後輩をまとめないでどうするんだ!」と叫び、有愛さんは毎日泣きながら謝り続けていたそうです。
ある時は廊下に連れ出され、周囲から遮断された空間で叱責されることもあったとのことです。
2023年8月28日本公演初日の前日に4人から叱責
有愛さんは新人公演のリーダーとして任かされていましたが、稽古中、有愛さんは4人の上級生から「下級生のミスはすべてお前の責任だ」といじめに近い扱いを受けたそうです。
舞台袖での出番直前にも大声で叱責され、休憩中も、代わる代わる詰め寄られ続けたそうです。
4人が詰め寄った中で、宙組で最も年長の松風輝さんが「マインドが足りない。マインドがないのか!」と有愛さんに顔を近づけ、何度も非難の言葉を浴びせました。
また、休憩時間には、芹香斗亜さんが有愛さんを睨み、若手の態度について大声で罵ったという話です。
新人公演で有愛さんが演じる役を本公演で担当する花菱りずさんは、「この嘘つきが!」と罵り、その怒鳴り声が教室内に響き渡るほどだったといいます。
加えて、優希しおんさんは、花菱りずさんと一緒に、「嘘つき野郎!」と正面から罵り、優希しおんさんは、有愛さんを監視し、プレッシャーをかけ続ける役割を果たしていたと言われています。
花菱りずさんが怒鳴った後、優希しおんさんも怒鳴りつけるという行為が繰り返されたようです。
2023年9月29日本公演初日焦燥し切った有愛さんの姿
有愛さんは、忙しくて舞台化粧をする時間がなく、この日も上級生から下級生のミスについて叱られていおり、化粧も簡単なものしかできず、公演後は、誰にも話しかけることができないほど疲れた表情だった有愛さんが目撃されていたそうです。
2023年9月30日有愛きいさん亡くなる
9月30日、自分の住む宝塚市のマンションから飛び降り、敷地内の駐車場で倒れているのが見つかりました。
前日に、有愛きいさんは母親に「精神的に崩壊している」というメッセージを送り、自ら命を断とうと考えていたようです。
この日、有愛さんが公演に現れることはありませんでした。
午前中に休演が発表されると、上級生たちは「代役はどうするのか」「本当に迷惑だ」と不満を漏らしまし、上級生の1人が、有愛さんの双子の妹で雪組の一禾あお(いちかあお)さんに電話し、有愛さんについて問い詰める様子が目撃されています。
夕方、有愛さんの訃報が伝わり、皆が動揺する中で、芹香斗亜さんと松風輝さんを中心に、公演を続けたいという意見が出たということだそうです。
2023年11月14日宝塚会見「いじめ・パワハラはなかった」と発表
この会見では、外部の弁護士による調査チームの調査報告書が公表されました。
報告書は、遺族側が主張する女性に対するいじめやパワハラについて「確認できなかった」と指摘しています。
2023年11月18日阪急阪神HD年内に再調査を発表
阪急阪神ホールディングス(HD)は、2023年11月18日に宝塚歌劇団員の死亡に関する再調査を年内に立ち上げると発表しました
世界を舞台とした旅行事業を展開する阪急阪神ホールディングス株式会社にとって、前回(14日)のような宝塚歌劇団お粗末な調査との会見では、ジャニーズ問題のように海外記者からの指摘も加わって、人権問題に大きな飛び火を起こさないよう乗り出してきたのでしょう。
2023年12月7日遺族側代理弁護士「15のパワハラ」指摘
遺族側は、2023年12月7日に阪急グループ・劇団あてに意見書を提出し、意見書では、パワハラにあたる行為は15に上るとし、歌劇団側に対し、こうした行為を認めるよう改めて求めました。
意見書には、有愛さんが生前、上級生からのパワハラを母親に相談していたLINEメッセージも添付されており、メッセージには、「やけどさされた」「ちゃいろになってる」「わざとな気がする」などと、火傷を負わされたとみられる内容が含まれていました。
宝塚のいじめ・パワハラ問題はなぜ放置?親会社は本気か?
阪急阪神HDの親会社は、劇団内でのパワハラ問題が深刻化していたことを把握していたはずだったが、何も対策を講じてきませんでした。
電鉄事業の親会社は、専門性の高い宝塚歌劇団の内情をよく把握していなかったのかもしれませんが、その真相を分析すべきでしょう。
もしかしたら、「宝塚という聖域」に手を出せなかったのかもしれません。
しかし、それでは閉鎖的な部門になり、今後も問題が繰り返される可能性があるでしょうから、構造的な部分まで真相を追求して解決しない限り、再発防止策は策定できないはずです。
宝塚歌劇団に自浄能力がないのなら、親会社がしっかりと対応するしかないのです。
阪急阪神HDの幹部が会見に同席し、宝塚を再生させる決意を示すことが一番本気度を示せることですから・・・もし、宝塚内部の話だからHDには関係ないという態度であれば、グループ会社トップとしての資質が疑われることになります。
阪急阪神HDの幹部が年内に調査を完了するとした昨年、年が明けてからなんの報道や記者会見がありませんが、有愛きいさんのご遺族とは、話し合いが進んでいるのでしょうか?
パワハラ・いじめの加害者とされているタカラジェンヌさんたちの謝罪や処分はどうなるのでしょうか?
まさか、このまままた公演に立たれるなんてことは・・そんなことがないように願いたいものです。
※「週刊文春」の報道をもとに編集、作成したもので真実であるか不明な部分が多い状態です。誹謗中傷を行わないようにお願い申し上げます。