週刊誌『週刊文春』の最新号によると、元タレントの女性が実名でダウンタウン・松本人志さんから受けた被害を告発し、ネット上で大きな話題になっています。
その女性は、現在はフードコーディネーターとして活躍する大塚里香さんです。
19歳の時に受けた被害について、具体的にどのような内容だったのでしょうか。
「文春砲第4弾」大塚里香が実名告発!内容は?
「週刊文春」25日発売号では、「19歳の夏に松本人志さんから…」というタイトルで、現在はフードコーディネーターとして活動している元タレント・レースクイーンの大塚里香さん(旧芸名=大塚はなび、大塚里夏 37歳)が実名で告発した内容を報じています。
大塚里香さんは、前回の記事で、当時19歳だった2006年に、松本人志さんから受けた行為を告発した元タレントの女性です。
食事会に参加したところ、二次会がマンションの一室で行われ、後輩芸人に連れられて松本さんのいる寝室に行かされ、部屋に入ったところ松本さんにキスを迫られ、体を触られるなどの被害を受けたと告白していました。
また、部屋から逃げ出したところ、「俺となんでそういうことができないんや!」などと罵倒されたとも述べていました。
そして、そんな大塚里香さんは、実名で顔出し告発を決意し、今回のインタビューでは性的な行為を拒否して逃げた際、後輩芸人や他の女性たちの前で自分の人格を否定する言葉を浴びせられ、心に深い傷を負ったと告白しています。
その時、彼女は「こういう女は笑ってるだけで何も考えてないねん。自分ってものがないねん」「頭、空っぽやねん」と言われ、母親にも「お母さん、助けて!」と泣きながら電話をかけたそうです。
結局「帰れ!」と言われ帰されたそうです。
大塚さんは当時、グラビアアイドルとして活動していましたが、この出来事で「芸能界をやめたい」と悩んだと言います。
大塚里香の実名告発は売名行為と批判する声も!
大塚里香さんは、週刊文春の取材に3時間も応じたと報じられており、そのタイミングで告発を決意した理由について述べられています。
「仕事柄、多くの芸能人と食事をする機会がありますが、あんなに酷い仕打ちを受けたのは私の人生で彼だけでした。あの出来事がトラウマとして記憶に残り、ずっと苦しめられてきました。実名で発信すれば、すぐに『売名だ』と言われる時代ですが、私がこうして告発することでプラスなことは何一つありません。ネット上で罵詈雑言を浴びせられるかもしれない。それでも20年近く経っても彼の言動に苦しめられている人間がいる現実を知って欲しいと思い、取材に応じました」
芸トピ2024.01.24『元タレント大塚里香が松本人志からの被害を実名顔出し告発。週刊文春の第4弾記事で問題行為を激白巡り賛否』
一部の人々からは、売名行為では?という声もありますが、本当のことはわかりません。
現在、フードコーディネーターとして順調に仕事をしている大塚さんが、実名告発をすれば逆にクライアントが離れるなど、メリットはないように思います。
取材謝礼も受け取っていないそうです。
また、今回の文春報道には、大塚さんのお母さんの証言も掲載されていましたので、母親も巻き込んでの宣伝活動というのは、あまり考えられないと思います。
ネット上では、性被害を告発する女性に対して「二毛作」という言葉を用いて卑下する投稿が絶えません。
「二毛作」とは、売春でお金を得て週刊誌に著名人のネタを売ることを指します。
しかし、今回の大塚さんの場合、二次会が松本の自宅であることを知らされておらず、お金を受け取ることもなく、同意を得ないまま行為を強要されそうになったと証言しています。
したがって、「カネを得て」いない以上、その批判は当てはまらないのです。
女性たちが勇気を持って訴え出ても、松本擁護派が売名やカネのためのネタだと批判しているのです。
吉本興業の強気の姿勢もトーンダウン!
吉本興業は、最初の記事と2番目の記事が出た時点ではかなり自信に満ちた態度を見せていました。
しかし、最近相次いでいる告発や松本人志さん以外のタレントや事務所幹部も巻き込まれる大騒動に対応して、かなり控えめな姿勢を取っています。
一方、週刊文春は訴えられても一切手を緩めないようです。
そして、ついに実名での告発記事を出し、昨年のジャニー喜多川さんの性加害告発と同様の展開を迎えそうな気配が漂っています。
松本人志さんや吉本興業は今後どのような対応をするのか、闇営業騒動以来となる記者会見などを開くのかどうか、引き続き動向に注目していきたいです。