5月17日、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地で行われたレッズ戦で、大谷翔平投手の妻である真美子さんが始球式を務めることが提案されていたことが明らかになりました。
大谷翔平選手の「ボブルヘッドデー」を祝う特別な日、ドジャース球団は驚きの提案を行いました。
その中心には、大谷選手の妻である真美子夫人が始球式を務めるというプランがありました。
しかし、大谷本人が真美子さんと相談した上で、この提案は大谷選手自らが辞退を選んだのです。
代わりに13歳の心臓病経験者アルバート・リーくんに始球式を務めさせたのです。
その背後には、ただ単に断ったという以上の、深い理由がありました。
野球好きな子供に機会を譲る優しさ
大谷は試合後の取材で、始球式を真美子さんではなく子供に譲った理由をこう説明しています。
光栄なことですけど、本人(真美子夫人)と話して、野球が好きな子どもだったり、あまり試合に観にこない子どもだったりとか、そっちの方がいいんじゃないかと思って決めました。
Full-Count 2024/05/17 『大谷翔平、真美子夫人の始球式断っていた「本人と話して」 ド軍が提案も「野球好きな子どもに」』
この発言から、大谷夫妻の人柄の良さが伺えます。
自分たち夫婦が始球式を務めるよりも、野球が大好きな子供や、なかなか試合観戦の機会がない子供に喜びを与えたいと考えた優しい心遣いが窺えます。
アルバートくんへのサプライズ
そして実際、大谷翔平選手は、アルバート・リーくんに始球式を務めることをサプライズで伝え、自らが捕手を務めました。
さらに試合観戦のスイートルームを用意し、サイン入りグッズもプレゼントするなど、アルバートくんを心からおもてなししたのです。
大谷翔平選手は、「もちろんそれで(アルバートくんが)喜んでくれたら嬉しい」と語っており、子供を喜ばせることが何よりの目的だったことが分かります。
記事によると、アルバートくんは13歳の少年で、生まれて3日で心臓病と診断され、複数回の手術を乗り越えてきた経験を持っています。
大谷翔平選手は、アルバートくんにサプライズで始球式を務めることを伝え、試合観戦のスイートルームを用意し、サイン入りグッズもプレゼントするなど、心からおもてなしをしました。
つまり、アルバートくんは、心臓病を乗り越えた13歳の少年で、大谷夫妻がファンサービスの一環として始球式を務めさせ、試合観戦の機会を与えた野球好きの子供だったということができます。
ファンサービスに満ちた大谷夫妻
この日は、大谷翔平選手のボブルヘッド人形が4万人に配布される記念すべき日でした。
「ボブルヘッドデー」の日は、その選手の妻が始球式を行うことが多いのです。
球団は、大谷夫妻に始球式を務めてもらおうと考えたことでしょう。
しかし、大谷夫妻はその名誉を辞退し、代わりにファンの子供を喜ばせることを選んだのです。
このエピソードから、大谷夫妻がファンサービスに満ちた人柄の持ち主であることが伺えます。
彼らは名誉や自分の喜びよりも、ファンの喜びを最優先に考えているのがよく分かります。
大谷夫妻の人柄の良さが改めて印象付けられた一件でした。今後もファンに愛される活躍が期待されます。