【宝塚への不信と怒り】急死した宝塚生徒の妹・一禾あおさんの訴え全文!
(出典 luna-kawaii-life.com)

宝塚歌劇団の有愛きい(井上奈美)さんが死亡した問題で、双子の妹の一禾あお(井上茉美)さんが27日、自身も現役団員と明かした上でコメントを発表しました。

歌劇団について「日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界」と語り、「遺族に誠意を持って対応しているとは思えない」と歌劇団の姿勢を厳しく批判しました。

今回は、ようやく思いを語った有愛きいさんの妹の一禾あおさんの思いについてまとめます。

宝塚歌劇団の現役団員一禾あおさんが初めて告発!

有愛きいさんの妹の一禾あおさんが思いを語ったのは初めてです。

遺族代理人によると、「(歌劇団の)中の実態を知る者として、訴えを出したい」と強く希望したという。現役団員がこの問題について公の場で声明を出すのは異例のことです。

亡くなった姉の有愛きいさんが受けたパワハラについて、「悪質で強烈にひどい行為」と指摘し、「宝塚は治外法権ではなく、宝塚だから許されることなど一つもない」と批判しました。

また、歌劇団の対応についても「パワハラを行った者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視している」とし、怒りを表しています。

一禾あおさんの悲痛な訴え全文!

(出典 millelog.com)

<訴え>

妹(宝塚歌劇団現役団員)

私は遺族として、大切な姉の為、今、宝塚歌劇団に在団している者として想いを述べます。いくら指導という言葉に置き換えようとしても、置き換えられない行為。それがパワハラです。

劇団員は宝塚歌劇団が作成した【パワーハラスメントは一切行わない】という誓約書にサインしています。

それにもかかわらず、宝塚歌劇団は、日常的にパワハラをしている人が当たり前にいる世界です。

その世界に今まで在籍してきた私から見ても、姉が受けたパワハラの内容は、そんなレベルとは比べものにならない悪質で強烈に酷い行為です。

厚生労働省のパワハラの定義を見れば、姉が受けた行為は、パワハラ以外の何ものでもありません。

宝塚は治外法権の場所ではありません。宝塚だから許される事など一つもないのです。

劇団は今に至ってもなお、パワハラをおこなった者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視しているのは納得がいきません。

劇団は、生徒を守ることを大義名分のようにして、パワハラを行った者を擁護していますが、それならば、目撃したパワハラを証言してくれた方々も、姉と同じ生徒ではないのですか。

そもそも【生徒】という言葉で曖昧にしていますが、パワハラを行った者は、れっきとした社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。

企業として、公平な立場で事実に向き合うべきです。

スケジュール改革や、各種改善策に取り組んでいるような発表をしていますが、姉の死を軽視し、問題を曖昧化しているとしか思えません。

これ以上姉と私たち遺族を苦しめないでください。

姉は体調を崩している訳でも、入院している訳でもありません。

二度と帰ってきません。

姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。

劇団は、「誠意を持って」「真摯に」という言葉を繰り返して、世間にアピールしていますが、実際には、現在も遺族に誠意を持って対応しているとは思えません。

これ以上無駄に時間を引き伸ばさないでください。

大切な姉の命に向き合ってください。

神戸新聞NEXT2024/2/27(火)『急死した宝塚歌劇団員の妹「パワハラが当たり前の世界」 初めて思い語る【全文掲載】』

もう戻ることはない、一禾あおさんの宝塚歌劇団との別れの言葉だと感じました。

こんな言葉を発するために、頑張ってきたわけではないのに・・・切ないことです。

夢を見て、困難を乗り越えて入ってきて、一生懸命やってきたのに、一緒に夢を追ってきたお姉さんが帰らぬ人となってしまった今、この理不尽を抱えて生きる他ない悲憤は計り知れないだろうと推測できます。

遺族側の代理人弁護士は27日、遺族の主張するパワーハラスメントの半分程度を歌劇団側が認めたことを明らかにしました。

一方で、双方が合意するには見解に隔たりがあるとして、3月前半にも5回目の面談交渉を予定しているということです。

宝塚の一禾あおさんのプロフィールは?

一禾あおさんは、宝塚の102期生で雪組に所属しています。

プロフィールは以下の通りです。

一禾あおさんのプロフィーの
  • 名  前:一禾あお(いちか あお)
  • 本  名:井上茉美
  • 誕生日 :4月22日
  • 出身地 :京都府京都市
  • 出身学校:ノートルダム女学院高校
  • 身  長:171㎝
  • 所  属:雪組
  • 役  柄:男役
  • 愛  称:まみ
  • 初舞台 :2016年3月「THE ENTERTAINER!」

102期生とは、2014年に宝塚音楽学校の受験をした人たちのことです。

2014年の宝塚音楽学校の受験者数は1065人で、合格者は40人でした。

驚くべきことに、競争倍率は26.7倍であり、過去5年間で最も厳しい状況だったそうです!

一禾あおさんはかなりの競争率を乗り越えて入学し、2014年4月に宝塚音楽学院に入学し、2016年3月に宝塚歌劇団に入団しました。

しかし、宝塚に夢を抱いて入団したけれど、実の姉にパワハラやいじめを受けて失ってしまった妹さん。

妹は姉のために必死に頑張っているけれど、劇団はまだ彼女を正しく認めてくれない・・・遺族が本当に納得するまで、彼女が頑張ることを願っています。

一禾あおさんの気持ちを考えると、本当に辛くなります。

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FAM8

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