【宝塚歌劇団】指田珠子Wiki経歴!指田珠子ってどんな演出家?
(出典 cdn-ak.f.st-hatena.com)

1月24日、週刊文春電子版に「角会長雲隠れ、演出助手降板…宝塚のパワハラは終わらない」という記事が掲載されました。

角会長が新年の会合に出席していないことを「雲隠れ」と表現していますが、実際には自粛している可能性もあるのではないかと思いました。

驚いたのは、「VIORETOPIA」の作・演出を務める指田珠子(さしだしゆこ)さんの厳しい言葉が演出助手に心の傷を負わせていたということです。

そこで、今回は、期待の新人演出家といわれる指田珠子さんの経歴やプロフィールを中心にまとめていきます。

指田珠子は若手ホープだが言葉の暴力も!

指田珠子さんについて「週刊文春」記事「…演出助手降板…宝塚のパワハラは終わらない」の中では・・・

「2019年に演出家デビュー。若手ホープとの呼び声が高い一方、今最もスタッフに恐れられている。後輩を『おまえ』呼ばわりし稽古場で『謝れー!』と激昂する」(生徒)

若手演出家の指田珠子さんは、まだ入団してから10年しか経っていないにも関わらず、演出助手に対して暴言を繰り返したという記事があります。彼は後輩を「お前」と呼び、稽古場で激しく怒鳴りつけて「謝れ!」と言ったそうです。

Aさんが亡くなって、宝塚歌劇団のパワハラ問題が昨年10月に世間の厳しい注目を浴びたと言われている時期に、これだけ問題になっているのに新たなハラスメント記事を書かれて組織として恥ずかしくないのでしょうか。

指田氏は「おまえの都合なんてどうでもいいよ!」と言ったそうです。

指田さんも同様に厳しい言葉を受けてきたのかもしれませんが、この連鎖をどこかで断ち切ってほしいと思います。

劇団は、「演出助手が指田先生の指導で心に深い傷を負ったことを重く受け止めていました」と述べており、この演出助手は、「VIORETOPIA」の稽古前に降板されました。

指田さんも初めての大劇場デビューのショーを成功させるために一生懸命だったため、ご本人も追い詰められていた可能性があります。

指田さんは、社会がパワーハラスメントに対して以前よりも敏感になっていることを理解しているでしょうから、もう少し部下を尊重し、丁寧な言葉を使ってほしいものです。

指田珠子の宝塚歌劇団演出家のWiki経歴

指田珠子さんは、2014年に宝塚歌劇団に入団しました。

2017年には、星組バウホール公演『龍の宮物語』で演出家デビューを果たしました。

そして、2024年には星組公演ショー作品『VIPLETOPIA』で大劇場公園デビューが決定しました。

ちなみに指田先生の出身大学は上智大学で、宝塚で活躍する演出家たちも高学歴揃いですから、指田先生もやはり高学歴の持ち主でした。

指田さんは、10年前の学生時代に、演劇の脚本・演出をされていたようです。

(自称)肺呼吸が出来ない引きこもり青年
(自称)八百屋お七にとりつかれた少女

地下に広がる酒場という名の海にたゆたう其の青年、流れ着く其の少女
海に佇む、女と船長
其処に上がり込む、変な社長と秘書マリちゃん

気が付いたら火ぃ付けた
でも火がついたら、気が付いた・・・
脚本・演出・チラシ 指田珠子 引用:「☆★もうすぐ本番★☆」 

引用:「☆★もうすぐ本番★☆」 

「龍の宮物語」と同様の作風が、当時の作品と重なる部分を感じます。

指田珠子の宝塚歌劇団での舞台作品・Wiki経歴
  • 2017年:新人公演・月組『All for One』
  • 2017年:新人公演・雪組『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』
  • 2018年:新人公演・星組『ANOTHER WORLD』
  • 2019年:新人公演・花組『CASANOVA』
  • 2019年:星組バウホール公演「龍の宮物語」で演出家デビュー
  • 2021年:新人公演・雪組『CITY HUNTER』
  • 2022年:花組『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL)
  • 2023年:雪組『海辺のストルーエンセ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ)
  • 2024年:星組ショー「VIOLETOPIA」で大劇場公演演出家デビュー

指田珠子作品の世界観

指田さんの作品数はまだ多くありませんが、演出した作品はどれも独特な世界観を醸し出しています。

簡潔ではありますが、作品を紹介していきたいと思います。

2019年星組バウホール公演『龍の宮物語』演出家デビュー作

『龍の宮(たつのみや)物語』は、一人の青年と龍神の姫との愛憎を描く物語で、夜叉ケ池伝説と105年前に宝塚で上演されたお伽噺『浦島太郎』を交えた異郷訪問譚です。

作・演出は指田珠子。

'19年星組・宝塚バウホール・千秋楽。瀬央ゆりあ、有沙瞳 他。明治中期、実業家島村家の書生・伊予部清彦(瀬央)は、仲間達との百物語で、夜叉ケ池の怪談話を知ることになります。

度胸試しに一人池へ向かった清彦は、山賊に襲われている娘に遭遇する。

清彦が娘を助けると、娘はお礼に清彦を池の奥底にある龍神の城・龍の宮へ連れて行く。清彦が助けたのは、龍神の姫・玉姫(有沙)でした。

清彦は、姫を救った恩人として丁重にもてなされ、宮殿での豪華な生活に浸りながら、姫の怪しい美しさに惹かれていきました。

やがて数日が過ぎ、友人達や島村家の令嬢百合子のことが恋しくなった清彦は、玉姫に地上へ帰りたいと告げるのだが…。

2022年花組大阪・東京公演『冬霞の巴里』

『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』は、19世紀末のパリ、ベル・エポックと呼ばれる都市文化の華やかさとは裏腹に、汚職と貧困が広がり、一部の人々の間には無政府主義の考えが広まっていました。

青年オクターヴと姉のアンブルが、幼い頃に資産家の父を殺害した母と叔父たちへの復讐を目的にパリに戻ってきます。

彼らは、祖父の葬儀を機にパリに戻り、怪しげな下宿に住むことになります。

そこには、素性の分からない男ヴァランタンが近づいてきます。

やがて姉弟の企みは、異父弟ミッシェルとその許嫁エルミーヌも巻き込んでいくことになります。

古代ギリシアの作家アイスキュロスの悲劇作品三部作「オレステイア」をモチーフに、亡霊たち、忘れ去られた記憶、過去と現在、姉と弟の思いが交錯するストーリーです。

2023年雪組神奈川・大阪公演『海辺のストルーエンセ』

北海とバルト海に挟まれた国で、潮騒が響く。女神フレイヤが住むとされる場所。

18世紀中頃、若き王クリスチャン7世が統治するデンマーク王国。大北方戦争後の中立政策により、人々は平和な時代を楽しんでいました。

町医者のヨハン・ストルーエンセは、啓蒙思想に共感し、保守的な医療現場を改革しようと奮闘していた。彼は新しい考えを広め、将来的には大きな舞台で活躍したいという野心を抱き、美貌と賢さ、エレガントな振る舞いを武器にして、王たちに近づこうとしていました。

そこで彼が目にしたものは、享楽にふける王クリスチャン、無能な王を放置し国政を牛耳る宮廷官僚たち、そしてクリスチャンの継母ユリアーネとその一派が王位に息子をつけようとしている状況でした。

さらには、異国に馴染めず王と不仲な王妃マチルデもいたのです。

宮廷は「病」に満ちていました。国政を握り、世直しを行うチャンスとばかりに、「治療」を始めたヨハンでしたが、次第に孤独な王妃に惹かれていきます。果たして2人の運命、そしてデンマークの行く末は…

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FAM8

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