宙組の有愛きいさんが、23年9月30日に転落死した問題。
有愛きいさんは、過酷な労働環境やいじめ、パワーハラスメントに苦しんでいたと言われており、その苦しみから自宅マンションから飛び降りたとされています。
この出来事の翌日である10月1日から、宙組は公演を中止しています。
しかし、有愛きいさんの死後、歌劇団の過剰労働や上級生のいじめ・ハラスメントを訴える遺族側と合意に向けての話し合いが続き、6月20日から、宝塚歌劇団・宙組の公演が再開される運びとなっていました。
しかし、ここに来て、懸念していたことが現実になってきた気配が見られます。
問題収束を狙う劇団側と納得できない生徒たち!
宙組は、5月17日に再開予定だった公演は、3月5日に上演中止が告知されていました。
3月31日に、有愛きいさんの同期と3期後輩の娘役の2人、宙組から彩妃花(あやひはな)さんと葉咲うらら(はさきうらら)さんが退団したことが発表されました。
この2人が電撃退団した理由は、宙組トップスターの芹香斗亜さんが退団や組み替えなどの処置がなく、宙組にトップとして残ったためと、劇団内で囁かれています。
彩妃さんは亡くなった有愛きいさんと同郷で同期だったこともあり、相当なショックを受けたのではないかと言われています。
葉咲さんは歌唱力に定評があり、将来を期待される存在でした。2人の退団理由は発表されていませんが、一連の問題が影響しているのは明らかでしょう。
また、『週刊新潮』の11日発売号によると、村上理事長が宙組の生徒たちに説明会を行いましたが、劇団側への多くの生徒から、不満や不安を漏らす声、悲痛な訴えが相次いでいたことがあったと報道されていました。
公演再開前に宙組から複数名が退団予定か!
ここにきて、さらに宙組から退団者が複数出てくると『週刊女性PRIME』の報道が出されました。
「実は、3月31日付で退団された2人以外にも、宙組から近く、複数名が退団を予定しているそうです。今のところ、5月7日に退団の発表があると聞いています。この日は、6月公演の稽古初日のようで、そのタイミングで発表されるようです」(劇団関係者、以下同)
今回の退団の理由については、「劇団側の対応の不誠実さに不信感を覚えたというだけでなく、一連の問題への責任を感じて精神的に不安定になってしまったという人もいるそうです」
2024/5/5週刊女性PRIME『《いじめ問題の宝塚にさらなる不穏》宙組が公演再開も複数名が退団か、宝塚は否定せず』
『週刊女性PRIME』が複数名の退団は事実なのか、宝塚歌劇団に問い合わせると、否定はしなかったということなのだそうです。
この情報によると、「5月7日に退団の発表がある」と言うことですので、何人の退団者が出るのか?誰なのか?その日に分かるのでしょうか。
歌劇団の公式ウェブサイトによると、宙組の生徒は現在62人です。
また、事件前から体調不良のために休演している生徒もいます。
そのため、再開時の体制について注目されています。