2024年5月21日、宝塚歌劇団より。一禾あお(いちかあお)さんの即日退団が発表されました。
一禾あおさんは、いじめやパワハラの問題により亡くなられた有愛(ありあ)きいさんの双子の妹であり、昨年10月1日の「宝塚舞踊会」以降、長らく休演していました。
この突然の退団発表により、宙組いじめ加害者への怒りがネット上で再び燃え上がり、多くの声が上がっています。
劇団と遺族の和解が成立し、宙組公演の再開が決定されたものの、加害者に対する処分がないことに対する不満が広がっています。
有愛きいさんのご両親の心境や、今後の宝塚歌劇団の対応に注目が集まる中、一禾あおさんの退団がどのような影響をもたらすのか、その詳細を見ていきます。
Contents
一禾あおさん退団の背景
一禾あお(いちかあお)さんが2024年5月21日付で即日退団を発表しました。
この即日退団発表は、多くのファンに衝撃を与えています。
一禾あおさんは、昨年いじめやパワハラの問題で自死した有愛(ありあ)きいさんの双子の妹で、宝塚歌劇団の102期生として雪組に在籍していました。
一禾あおさんは、有愛きいさんの死を知った2023年10月1日に「宝塚舞踊会」に出演。
その際、姉の死を知った直後にも関わらず、気丈に舞台に立ちました。しかし、その後は休演が続き、今回の退団発表に至りました。
彼女の退団は、宙組いじめ問題の再燃を招く結果となりました。ネット上では、いじめ加害者に対する怒りが再び沸き上がっています。
宝塚の一禾あおさんのプロフィールは?
一禾あおさんは、宝塚の102期生で雪組に所属していました。
プロフィールは以下の通りです。
- 名 前:一禾あお(いちか あお)
- 本 名:井上茉美
- 誕生日 :4月22日
- 出身地 :京都府京都市
- 出身学校:ノートルダム女学院高校
- 身 長:171㎝
- 所 属:雪組
- 役 柄:男役
- 愛 称:まみ
- 初舞台 :2016年3月「THE ENTERTAINER!」
102期生とは、2014年に宝塚音楽学校の受験をした人たちのことです。
2014年の宝塚音楽学校の受験者数は1065人で、合格者は40人でした。
驚くべきことに、競争倍率は26.7倍であり、過去5年間で最も厳しい状況だったそうです!
一禾あおさんはかなりの競争率を乗り越えて入学し、2014年4月に宝塚音楽学院に入学し、2016年3月に宝塚歌劇団に入団しました。
しかし、宝塚に夢を抱いて入団したけれど、実の姉にパワハラやいじめを受けて失ってしまった妹さん。
妹は姉のために必死に頑張っているけれど、劇団はまだ彼女を正しく認めてくれない・・・遺族が本当に納得するまで、彼女が頑張ることを願っています。
一禾あおさんの気持ちを考えると、本当に辛くなります。
劇団と遺族の和解、宙組公演再開の真相
2024年4月中旬、宝塚歌劇団は遺族側と和解し、加害者側の謝罪文を遺族に渡したと発表しました。
その結果、6月から宙組公演が再開されることになりました。
しかし、トップや組長を含む加害者側にはなんら処分が下されることなく、6月の宙組公演にも出演する予定です。
これに対し、ネット上では加害者への処分がないことに対する批判の声が相次いでいます。
ファンの間では、「なぜ加害者が何の罰も受けないのか」という疑問や怒りが渦巻いています。
ネット上で再燃する怒りとファンの反応
一禾あおさんの退団発表を受けて、ネット上ではいじめ加害者に対する怒りが再燃しています。
多くのファンがSNSで「加害者が何の罰も受けないのはおかしい」と声を上げています。また、宙組公演の再開に対する不満も広がっています。
一部のファンは、宝塚歌劇団の対応に対して不信感を抱き、「劇団は問題を隠蔽しようとしているのではないか」と疑念を抱いています。
このような状況下で、一禾あおさんが退団を決意したことは、多くのファンにとって衝撃的な出来事でした。
有愛きいさんのご両親の心境
有愛きいさんのご両親にとって、娘の死とその後の一連の出来事は非常に辛いものであったことでしょう。
彼らは劇団との和解に応じたものの、加害者に対する処分がないことに対してどのような思いを抱いているのか、心中を察するに余りあります。
一禾あおさんの退団は、きっと彼らにとっても大きな打撃となったことでしょう。
娘たちの未来がどれだけ輝かしいものであったかを思うと、その失望感や悲しみは計り知れません。
まとめ:今後の宝塚歌劇団への期待と課題
今回の一連の出来事は、宝塚歌劇団にとって大きな試練となりました。
劇団がいじめやパワハラの問題に対してどのように向き合い、改善策を講じるかが問われています。
ファンや関係者からの信頼を回復するためには、透明性のある対応と再発防止策の実施が不可欠です。
今後、宝塚歌劇団がこの問題をどのように解決していくのか、
そして一禾あおさんや有愛きいさんの遺族に対してどのようなサポートを提供していくのかが注目されます。
劇団がより健全な環境を築き上げ、再び輝かしい未来を描けるようになることを期待しています。